ついに公開されたゴジラマイナスワン！
もう１回観よう！これから観に行くよ～～！って方に、一つ鑑賞を楽しむための心得をお話してみたいと綴ってみますネ
わたしは今作を鑑賞すべく、ゴジラが通過した地点を自ら歩いて実感すべく、八重洲中央口～有楽町～日比谷～銀座とテクテク歩き、テンションあげて鑑賞しました！！・・・運動不足なのか、この程度歩いただけで足が痛くなった・・・情けない
有楽町マリオン方面から銀座に向かって進撃したゴジラの足跡を追いました～～。
和光の入口には多くの観光客がいました～。どうやらディズニーの時計お目当てだったようです！
さぁーて！！日比谷東宝本社に到着です！
すでに多くの情報が出回っており、大ヒット中の本作ですが、私なりの考察はちょいと他の方とは異なりました。
まず、ゴジラという存在は、昭和29年の第一作から「時に猛威を振るう自然の驚異」であり、これは、古のご先祖様方が「祭り」を行い、荒々しい神を鎮めたという故事がモチーフとなっております。
世界的にもこうした神事は行われてきましたが、そこには人柱という犠牲を伴うことが必然とされました・・・。
しかし日本においては、人柱という命をもって神を鎮める行為にはどうやら強い抵抗があったのです・・・。当たり前ですヨネ
そこで考えられた人柱に匹敵する存在というものが、皆様よく知る「土偶」です！！
これなら、生きている人を使わずとも、粘土で人形作って供えればいいもんネ！
今作の鑑賞ポイントの一つとして、人柱では決着はつけない知恵（方法）があるということをまずは押さえておいてくださいませ。
次に、主役の元特攻兵「敷島」の生き様をどういった観点から捉えるかという点です・・。
観ようによって「こいつなんて優柔不断で女々しい奴なんだーーー」と思っちゃう方もいるかと思います。
でも、こうした見方もありますよってお話をしてみます
日本における様々なドラマ・・・その深淵を辿ると必ず「古事記」に回帰します。
アマテラス・月読という昼夜と照らす神の３番目にして、海原（天候）を治まる神としてお生まれになったスサノオ・・・。
しかし、生まれてからず～～～っと泣いてばかり・・・。
次に母の面影を求めて姉のアマテラスの治める国に行って、大騒ぎ！！
ついに追い出されて出雲の国に落っとこされてしまう始末(^^♪
そこでスサノオはクシイナダ姫という乙女に一目惚れし、命をかけて守るべき人（・・神ですね！）が出来た時に、彼は八つの頭をもつ化物「オロチ」と戦うことを決意します。
オロチを倒したスサノオは、イナダ姫と結ばれ、地上界の英雄神としてしばらく君臨しました。
私自身は、スサノオ神話に「男の子はこうやって成長する」という意味が込められていると常々感じており、甘ったれ⇒反抗期⇒社会人（大人）へと至る過程が見事に表現されていると思っております
本作の主人公「敷島」の生き様を是非スサノオ神話に重ねて鑑賞していただくと、「やっぱりこうしたドラマは日本人ならではの感性だなぁ～」っと感じていただけると思います
もちろん生粋のゴジラファンには、過去作の様々オマージュが出てきますので、おもわずニンマリしてしまうでしょう！
「初代ゴジラ」「キングコング対ゴジラ」「モスラ対ゴジラ」「ゴジラ８４」「ゴジラ対モスラ」「ゴジラ対デストロイア」「シンゴジラ」「連合艦隊」等等・・・シーンもさることながらサウンドトラックも！！
他にも「ジョーズ」「ジュラシック・パーク（ロストワールド）」「インディジョーンズ・クリスタルスカルの王国」などのカット割りも活かされています
本作はゴジラという題名ですが、ゴジラの登場時間はあまり多くありません・・・しかし、人間ドラマのパートに飽きがきそうな瞬間に効果的にゴジラを登場させ、飽きさせない工夫が見受けられました！
勝手な予想ですが、本作は過去最大のヒット作になりそうな予感がします
１００億いくかも！！！