平成になってからの天皇賞春は武豊のために合ったようなものと言っても過言ではないでしょう。
なにしろ、平成元年に相当する1989年から4年連続で天皇賞春を制覇。
小島太が乗っていた時は全然だめだったイナリワン。
菊花賞で自身初のG1を獲らしてくれたスーパークリーク。
おまけに、スーパークリークで勝った時は2着が自身が前年乗っていたイナリワン。
1992年は、トウカイテイオーとの名勝負が期待されていたけど圧勝したメジロマックイーンでの連覇。
その後、自身をダービージョッキーに導いてくれたスペシャルウィーク。
説明不要の三冠馬ディープインパクト。
2016年はマイペースでの逃げ切りで
2017年は乱ペースで逃げる馬を見ながら2番手で進み最終的にレコードで押し切ったキタサンブラック。
平成時代に、武豊は、合計で天皇賞春を8回も勝っているんですよ。
25回騎乗して、1着8回2着6回3着4回と、連対率56%、複勝率72%。
それなのに、天皇賞の出馬表見ていたら、そこに武豊の名前は無い。
なんでも香港でディアドラと初コンビを組んで騎乗するとか。
ある記事には、有力馬から騎乗依頼が無かったから香港に行くと書かれてましたけど
そうなんでしょうか。
前走日経賞を勝った時のメイショウテッコンの騎手は武豊ですし、
去年、下位人気で菊花賞で3着だった時のユーキャンスマイルの騎手も武豊ですよ。
メイショウの馬主は、武豊がザタイキで落馬負傷後の不遇時代、優先的に馬をまわしてくれていた人ですし
ユーキャンスマイルの馬主は、なんと言ってもディープインパクトと同じ馬主。
ユーキャンスマイルは菊花賞の後、岩田騎手で重賞を勝っているので、岩田騎手を優先したのかもしれないけど、
メイショウテッコンには乗れたんじゃないかって勝手に思っています。
なにしろ、メイショウテッコンの鞍上は長距離には不安が出る、福永騎手。
昔、彼には、キングヘイローで痛い目に合いました。
そんな事より、平成最後の天皇賞に、平成の盾男が出ない事を競馬関係者は、
もっと重視してもらいたかったです。
なにより、選抜高校野球がそうでしたけど、平成最初の天皇賞を勝った騎手が
平成最後の天皇賞を勝つなんてドラマチックじゃないですか。
それに挑戦するチャンスを与えてほしかった。