NGT48の山口真帆が昨年12月、自宅マンションの玄関付近で男性2人から
暴行を受けたということを今年1月になって告発したことによって、
色々浮き彫りになってきたAKBグループの体質。
まあ、実際のところは、取材したわけでもないので、わからないのですが、
さすがにこれはまずいだろうや不思議に思ったことを何回かに分けて書いていこうと思います。
(1)教訓を活かせてないこと
2014年5月に起きた、AKB48握手会傷害事件の教訓を活かせてないのがまず問題でしょう。
AKB48握手会傷害事件とは、AKB48メンバーの川栄李奈と入山杏奈、
および2人を守ろうとした男性スタッフが、
握手会にて、
ノコギリを持ってきた男性に切りつけられた事件のことです(詳しくは、AKB48握手会傷害事件でググって下さい)。
この後、握手会自体はセキュリティをアップした対応をしているようです。
握手会はAKB48グループとりわけ、秋元康にとって、最も収益に直結するイベントなので、
多少の出費がかさんだとしても、死守したいイベントなのでしょう。
では、山口真帆事件の場合、握手会事件の教訓を活かすためにはどういう対応が望ましかったと言えるでしょうか。
(2)事件は未然に防げたはず
NGT48グループのメンバーが寮をはじめ自宅に帰宅する際、スタッフ(複数だとよりベター)もしくは警備員が着いていき、
メンバーが自宅に入るまでは守る。
こんな基本的なことが出来ていれば、事件は起きなかったことでしょう。
もっとも帰宅後、一時的に外出することもあり得るので、100%防げたというわけではありませんが、
今回の山口真帆事件のような帰宅時に襲撃されることはかなりの確率で防げたのではないでしょうか。
また、寮として使っていたマンションには防犯カメラが廊下に設置されていなかったとか。
犯罪に対する抑止力として、防犯カメラが設置されているだけで、事件が起きる確率は数段下がるはずです。
なぜに、防犯カメラをすべての玄関が写る状態で設置しなかったのかが不思議ではないですか。
握手会のセキュリティを上げると同時に、AKBグループメンバーの生命、身体に危害が加わらないようにすることが
AKBグループの運営側には求められるのではないでしょうか。
できうる限りの対策をとっても事件は起きることがあります。
ですが、少なくとも新潟では、必要な対策をとっていたとは言えないでしょう。
防犯カメラの設置なんて、警備員を常駐させることに比べて
たいした費用ではありません。
例えば、私が管理組合の理事を務める4つのマンションにはすべて防犯カメラが設置されていますが、
最も多数の防犯カメラを設置しているマンションには、合計20台のカメラを設置して、
1月のランニングコストは37620円(税込。初期費用は別)です。
さらに、防犯カメラは、機能は同じままで、言葉を変えれば、監視カメラにもなり得ます。
寮に住むメンバーの中に、風紀を乱すメンバーがいれば、その記録も残ることになるわけです。
それに、今は、スマートフォンがあれば、防犯カメラの画面を遠隔地からでも確認できます。
(3)事件後の防犯対策の不備
山口真帆事件後、NGT48のメンバーには防犯ベルが配布されたそうです。
これでは防犯に対して必要な対策として不備があることは、(2)を読めば一目瞭然でしょう。
あまりにも手ぬるすぎです。
(4月25日18時15分加筆修正致しました。)