こんにちは。
新潟市西区小針の西原歯科クリニックです。
J.of clinical periodontogyより
海外の研究報告を紹介します。
高血圧を持っている方で
歯の緩みなど自覚のある歯周病の方は、他の疾患、(ガン)などのリスクがある。
というお話。
歯周病と糖尿病、
歯周病と心疾患は、関連性があるのは、最近のコモンセンスとなっていると思います。
最近の歯周病学会の雑誌には、
歯周病の細菌が、人体にどういう影響があるかを分析し、結果としてどうかという研究が掲載されてきています。
私も、歯周病を持った方に、何かしらの持病があるという事もよく目にする事です。
歯周病細菌が、色んな臓器で僅かながらでも影響があるのではと考えています。
細菌は、ウイルスより足は遅いと思います。
というのは、新型コロナウイルスは、感染して発症までの時間が人体にとっては、比較的速くすぐに症状が出ます。
その時にヒトは、何かしら異常を感じ、人体的に影響が出ます。
それは、そのウイルスのなせる性質なのだと思います。
人間がこれに対応出来ずに、防御をはかれない為に影響が出る。またそれが他人へ伝播する。
しかしながら、歯周病細菌は、そこまで速くはない。
時間をかけ慢性的に体に変化を及ぼし、ある程度体が反応し、発症するというお話です。
色んな最近が人体に影響を与えていますが、一つの最近がどのような変化をもたらすかにも注目しています。
日本では、あまり行われませんが、
その時点での歯周病細菌の数や種類を
行えないという事は、臨床医としてはジレンマがあります。
ウイルスで使用された、PCR機器で、歯周病細菌や虫歯細菌の検査ができないかなと思います。
それを知る事が出来れば、より深い話ができるでしょう。
高血圧と歯周病、全く縁のない話ではなさそうですね。
高血圧症の薬で、副反応で歯肉増殖症というものが、ありますが、
この話とは区別する必要があるかと思いますが、いずれこれも研究により、解明されるのではないかと思います。