（2024/04/23追記しました）
①富山で行われた研究です。
1989年4月2日～1990年4月1日に生まれた当時中学3年生の食事調査より
朝食の欠食、不規則な間食、運動不足、運動嫌い、夜更かし、睡眠不足が肥満と関連することが明らかになりました。
（2024/03/13）
※本日はブログ後半の部分に追記を行いました。
食の最も大事なポイントは、
食べ過ぎない
バランスよく
生活のリズム
適度な運動
これに尽きるのです。
素晴らしい書籍と出会いました。じっくり読ませて頂きます。
食べ過ぎない
私たちの身の回りには美味しい物があふれています。美味しさを演出する砂糖は、歯の周囲にまとわりつくバイオフィルムの重要な材料になるのです。バイオフィルムの中で、砂糖を原料として酸が大量に作られ、歯を溶かします。唾液にはこの悪さを消す仕組みが備わっているのです。
現在の飽食の時代は、口の中が砂糖にさらされています。唾液の働きが追いつきません。食べ過ぎはむし歯だけではなく、命を脅かす生活習慣病や歯周病にも関係してきます。
「甘いものばかりを食べていると歯に悪い」とわかっていても、ついつい食べ過ぎてしまう罠が潜んでいます。その罠は上手に仕掛けられています。それを知ることで、滝壺に落ちないように知恵を働かせることができたらと考えています。
（p3 丸森英史先生）
バランスよく
これさえ食べれば、という健康情報に踊らされているのも現在の病と言われています。まんべんなく、偏らずにバランスよく、としか言いようがないのです。私たち人間は、ハイオクガソリンで疾走するスーパーカーではないのです。ハイオクのように、高カロリーのものを食べ過ぎると、人間は体の中にトラブルの基を溜めていきます。それが血管を傷つけ、血液を汚し、免疫力を弱らせていきます。現代の病の形です。生活習慣病の改善が注目され、多くの研究がされてきました。そのいくつかを紹介しながら、歯の健康と体の健康を見つめ直すきっかけにしていただきたいと考えています。（p4）
生活のリズム
ストレス解消のため過食に走ったり、甘いものに溺れたり、その繰り返しでは、体に負担が溜まってきます。ダラダラ食べることは、歯の健康を損ねる一つの原因です。また偏った栄養摂取につながり、過食にもつながります。意外な落とし穴は、ペットボトルのスポーツ飲料や炭酸飲料です。水分補給のつもりが過剰なカロリー補給となり、代謝のリズムが狂います。食のリズムは睡眠のリズムに影響を与え。消化や代謝のリズムにも影響を与えます。歯科医院に来院する患者さんたちの様子を伺うと、生活のリズムが崩れているのです。生活習慣の歪みがむし歯や歯周病を含めた生活習慣病の原因の一部になっているのです。（p4~5）
果物に関する、武内博朗先生のまとめです。とても示唆に富む内容です。
果物のむし歯に対する影響はどうでしょうか？
結論から言いますと、健康に良い果物とは言え、食べ過ぎ、特に夜遅くデザートとして食べた場合、果糖は中性脂肪に早変わりし、就寝直前の果物はむし歯を作ってしまいます。特に肥満傾向の方は一日200gを限度としてください。（p100~101）
口の中が汚れやすいものすなわち、唾液による自浄作用が働きにくい食べものや料理を知っておく必要があります。
エネルギーが高いもの、繊維質を含まないもの、粉類から作られたものがそうです。
具体例を挙げますと、砂糖含有食品では飴玉がその筆頭です。寿司のシャリは酢飯に砂糖を加えており、大変お口の中が汚れやすいのです。べとつくチーズも微生物の栄養となり、タンパク質を餌とする菌群を勢いづかせます。ビスケットとクッキーなど粉から作られた食品、マーガリンやグルテンを添加したパンもどき等も要注意です。（武内博朗先生 p111）
私は新潟市西区大野町で、小さな歯科医院を営んでおります。
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