こんにちは。蒼乃勇信です。

 

 

前回記事では

不幸が続く人の

思い込みについて書きました。

 

 

 

学習性無力感

 

これに関連して

ある有名な実験があります。

 

 

とても可哀想な実験ですが、

床に装置を仕込んで

犬に電気ショックを与えるのです。

 

 

この時、一方のグループは

パネルを押せば

電気ショックを回避できることを

経験させます。

 

 

そして、もう一方は

回避できない状態で

電気ショックを経験します。

 

 

すると、

前者のグループは

電気ショックが起きると

パネルを押して回避し、

 

 

後者のグループは

電気ショックが起きても

何もしなくなりました。

 

 

そこで、

じっと耐えてしまうのです。

 

 

これは環境を変えても同様で、

前者のグループは回避する方法を

見つけるのに対して、

 

 

後者のグループは

じっと耐えてしまいます…

 

 

これは人も同様です。

 

 

トラウマを抱えると

それが他人からみて

「こうすればいいのに」

と思えることでも

 

本人は冷静に判断できないのです。

 

 

そして、

電気ショックが起きると

じっと耐え忍ぶ犬と同じく、

 

苦しい状況から

脱するために

行動することができず、

 

 

その状況に

身を置き続けることになります。

 

 

そうして、

その状況が固定化していきます。

 

 

まずは、気づくことから

 

この状態が続くと、

状況を改善する力は

失われていきます。

 

 

なぜなら、

潜在意識が

「どうせダメだから」

と思ってしまうからです。

 

 

仮に、

「今回はこうしてみよう」

とあなたが思ったとしても、

 

「あの時もダメだったし、

 この時もダメだったし…」

 

「だから、今回も

 どうせダメだろう。」

 

どこかで

そう思っています。

 

 

そして、

そちらの方が確信度も

臨場感も高いので、

 

潜在意識は

「やっぱりダメだった」

に向かおうとします。

 

 

この状態は

心理療法に取り組めば

改善することは可能です。

 

 

しかし、放置していると

改善することはありません。

 

 

まずは気づくことが大事です。

 

 

心当たりがあれば、

すぐにカウンセリングを

受けることを

お勧めします。

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。