こんにちは。aonoです。

 

 

皆さんは、職場で

人に相談したり

何か依頼する時に

躊躇することはありませんか?

 

 

もしあるのならば、

過度な思い込みが

邪魔しているのかも知れません。

 

 

 

 

私も人に相談や

依頼ごとをするのに

躊躇してしまう方でした。

 

 

と言うのも、私は

人に手間をかけさせる

というのが苦手です。

 

 

手間をかけさせる

パターンには

いくつかあります。

 

 

一つは、甘える。

 

 

自分でできることを

敢えて人にやってもらう

ことです。

 

 

例えば、飲み物の蓋を

開けてもらったり

食事中に醤油をとってもらったり

といったものです。

 

 

もう一つは、頼る。

 

 

これは自分でできないことを

人の力を借りてやることです。

 

 

例えば、

ある仕事を進める時、

経験のない部分を

先輩などに聞きながら

進めることなどが

これに当たると思います。

 

 

もう一つのパターンは

何らかのミスや不注意で

思いがけず

人にフォローしてもらうこと。

 

 

例えば、

苦情を起こしてしまい

上司に対応してもらう、

 

何か必要な手続きを

失念していて

代わりにやってもらう、

 

間違った対応をしていて

あとで訂正してもらう等、

色々あると思います。

 

 

これらは、

どれも人に負担をかけます。

 

 

 

 

こういった時、私は、

「迷惑じゃないか(なかったか)」

と考えてしまいます。

 

 

そして、そのことで

「評価が下がるんじゃないか」

 

「ダメな人と思われるんじゃないか」

 

「嫌われるんじゃないか」

 

「呆れられるんじゃないか」

 

「居場所をなくすんじゃないか」

と考えてしまう癖があります。

 

 

そう考えることにより

人と連携する場面で不安を感じ、

人と関わる場面を避けたり、

 

相談や依頼をする場面で

躊躇してしまうのです。

 

 

例えば、

仕事中に分からないこと

があって、誰かに

聞かなければならない時、

こんな風になります。

 

 

「課長に聞いてみるか。」

「でも今忙しそうだな。」

「ちょっと後にした方がいいか・・・」

 

暫くして

「そろそろ良いかな。」

「今打ち合わせ中か・・・」

 

また暫くして

「そろそろかな。」

「また忙しそうだな・・・」

 

「あ、そういえば

 これやっとかないと

 いけなかったな・・・」

「ちょっと、

 これをやってから

 相談しようかな、

 その方がキリが良いし。」

 

 

と別の仕事に逃げ込んでしまいます。

 

 

 

 

そして、自分の中では

「相談したいけど

 課長も忙しそうだったし

 自分も忙しくて

 タイミングが合わなかった」

と無意識に合理化をして、

先延ばしをする傾向があります。

 

 

課長へ相談するのを

躊躇している時、

実は無意識のうちに

 

「嫌な顔をされるんじゃないか」

 

「レベルが低いと思われるんじゃないか」

 

「こいつ説明が分かりづらいなとか

 思われるんじゃないか」

 

「ダメな奴だと思われて、

 今後態度が冷たくなるんじゃないか」

 

「ハブられるんじゃないか」

 

といった思考やイメージが

頭をよぎっているのです。

 

 

これは相談する時だけでなく

誰かに何か頼まないといけない時、

何らかのミスをフォロー

してもらった時なども同様です。

 

 

特にミスをフォローして

もらった時などは、

自分のミスが原因なだけに

先程の思考が激しくなります

 

 

そして尚更

「これ以上は迷惑をかけられない」

という思考につながり、

人に相談したり

依頼したりするのを避けたり、

ミスを極端に怖がる様になります。

 

 

本当は

「迷惑をかけてはいけない」

「だから、早く相談して

 方針を決めてしまおう」

「だから、早くAさんに

 この件を根回ししておこう」

と考えるべきだと思います。

 

 

しかし、短期的に、

相談によって時間をとること、

依頼することによって手間を

かけることを「迷惑」と

捉えてしまっているのです。

 

 

それが、更に先延ばしに繋がり

結果的に余計な労力を

自分にも他人にも強いる

ことになります。

 

 

 

 

特に内向的な人間は、

自然に周囲の人に甘えたり

頼ったりできない人が多いので、

この傾向が強いと思います。

 

 

この様な傾向がある方の

問題点としては、

一つには何もかも「迷惑」

と考えてしまっている点が

挙げられます。

 

 

そもそも、

「迷惑」とは

他人が感じる感情です。

 

 

例えば、

何か頼みごとをした時

それを迷惑と感じる人も

いるかも知れません。

 

 

しかし、

迷惑と感じない人

もいます。

 

 

また、

迷惑と感じる人も

時と場合により

迷惑と感じないことも

あると思います。

 

 

すごく暇な時、

とても機嫌がいい時、

もしくは自分に

逆に借りがある時等々

 

相手の置かれている状況、

関係性や受け取り方により

変わってくるものです。

 

 

しかし、

それらに関わらず、

全てが「迷惑」だと

自分が思い込んで

しまっているのです。

 

 

人に手間をかけた時に

相手が受け取る感情は

「迷惑」だけではありません。

 

 

例えば、

きれいな女性から

「瓶の蓋が開かない

 から開けて欲しい」

と言われた場合

「嬉しい」と感じる

男性は多いはずです。

 

 

男女間でなくても

職場の先輩や同僚から

何か頼られた時、

「嬉しい」と感じることは

結構あると思います。

 

 

誰かがミスした時に

フォローしてあげた時も

同じです。

 

 

誰かの役に立てて

「嬉しい」と感じることも

あるはずです。

 

 

また、誰かのミスや

知識・経験不足な面を

フォローすることを

「当然のこと」

と捉える人もいます。

 

 

だから、まずは

相手が迷惑と感じるかどうか

は分からないものであって、

 

相手は喜んでいる場合も

当然と思っている場合も

あるということを認識する

必要があります。

 

 

そのうえで、

実践していただきたいのは

ミスしたり甘えたり頼っても

大丈夫な状況と、

 

それらが許されない状況を

細分化して考えるという事です。

 

 

 

 

例えば、

初めて会う取引先に

いきなりミスを連発

すれば信用されません。

 

 

また、そんな関係性で

いきなり甘えたりすれば

非常識な人間だと思われ

敬遠されるかも知れません。

 

 

また、

会社に大規模な損害を

与える場合や、

部署の全員に負担を

かけるようなミスは

避けるべきだと思います。

 

 

例えば、近年では

個人情報の漏洩は

1件発生したことで取引を

全て失うこともあり得ます。

 

 

そういったリスクのあるものは

ミスや甘えは許されません。

 

 

一方で、例えば

社内で使用する帳票が

間違っていたとか、

数字が多少誤っていて

訂正を受けたとか、

その程度の社内的なミスは

あまり影響はありません。

 

 

また、多少対応を誤って

苦情が発生したとしても、

何億もの損害を生じさせるとか

新聞沙汰になるようなもの

でなければ大した影響は

ありません。

 

 

他にも、例えば

信頼関係が築けていない

取引先の人間に対して

いきなり無理を言って

納期を融通してもらったり

するのは流石にNGですが、

 

信頼関係があって、

持ちつ持たれつの関係に

ある間柄であれば、

多少お願い事をするのは

問題ないかも知れません。

 

 

この様に

ミスしたり甘えても

大丈夫な状況と

避けるべき状況とを

分けて考えてみるのが

お勧めです。

 

 

 

 

そして

大丈夫な状況で

敢えて甘えてみたり、

ミスをしてみることが

思い込みを緩めるのに

役立ちます。

 

 

例えば、私の場合は

「飲み物を買う時に

 同僚に小銭を借りる」

 

「外出時にホワイトボードに

 帰社予定時間を書き忘れて

 誰かに書いてもらう」

 

「隣の人に分からない事を

 少しだけ聞いてみる」

 

等の行動をしてみました。

 

 

やっていく中で実感した

効果としては、

人に相談したり頼ることが

楽になり、何かミスした時の

フィードバックも自然に

聞くことができるようになりました。

 

 

これが思った以上に

日常の会社生活を楽に

してくれます。

 

 

これまでは

一人で何でもやれて、

且つ人より優れた

仕事ができなければ

いけないと考えていました。

 

 

一方で現在は、

人の知恵を借りて楽に

良いものができますし、

 

人と連携する際に

生じていた

躊躇や葛藤がなくなり

ストレスなくスムーズに

仕事が進むようになりました。

 

 

人と仕事をする時に

躊躇を感じる人は、

 

「人に負担をかけて

良い場合と悪い場合を

分けて考える」

 

ということを是非、

一度実践してみてください。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。