サイコパス 《編集中のため後日補正追記の予定》
(反社会性パーソナリティ障害)
◇主な特徴
決断が速い
人がためらうことを平然と実行する
相手の立場に立って考えない
自分の損得を優先
支配欲が強い
平気で人を切る・解雇する(FIRE)
◇歴史上のサイコパスとみなされる人物
織田信長
ケネディ大統領
スティーヴ・ジョブズ
トランプ大統領も?
▽現実社会では100人に一人?
危機対応型の人物が多い
自分をよく見せる能力に長けている
とにかく合理的で、嫉妬とか悔しいとか感情に流されない
決断力がある(ようにみえる)ので魅力的
サイコパスは、その特徴として、相手がおびえる表情を感じ取ることができないそうだ。
共鳴のメカニズムが働かないのが原因のようである。
サイコパスは、大脳辺縁系の灰白質がそうでない人に比べて7%程度少ないそうだ。
偏桃体の容量も小さく、セロトニンの分泌も不足がち。
遺伝要因と環境要因の両方が複雑に影響する。
強い衝動的欲求を抑えられないというか、抑えるメカニズムが崩壊しているといえるのかもしれない。
サイコパスが100%犯罪者になるわけでもない。
またすべての凶悪犯罪者がサイコパスなわけでもない。
ただし、サイコパスの特徴があると凶悪犯罪者になる確率が15倍(どういう統計なのか知らないけど)。
自己中心的な利益追求の合理的な発想で、なおかつ決断力と実行力があるので、成功している企業経営者には多いそうだ。
犯罪者になるか成功者になるか、10代までの家庭や学校その他コミュニティの影響が大きいようである。
でもそれって、サイコパスに限った話でないような気がするな。
<連想トピック>
ちょっと関係ないけど、殺処分について考えてみたい。
競走馬のおよそ90%は廃馬となり、ほぼそのまま殺処分(馬肉、馬刺し、ライオン等のえさ)されている。
種馬1%もなく、繁殖牝馬もひとにぎりなんだね。
※ごく一部はリトレーニングされて乗馬としてセカンドライフをまっとうできるそうだ。
犬猫の殺処分も目を覆いたくなる膨大な数であり、肥料になっているようだ。
純粋に足の速い生き物は美しいと思うし、競馬場でサラブレッドが「命を削って」走ってる姿をみるのは大好きだ。
馬主になるのも馬券一口持つのも一攫千金の夢があるし、すかっとする。
競走馬はその取得から食事から調教から管理に金かかるのである。
それに対して賞金総額は決まっている。
この事実は心の片隅に感じて、それもひっくるめて競馬を楽しんでいたいと思うのである。
アメリカのある少年院では「プリズン・ドッグ」という更生プログラムがあり、子犬の訓練をして里親にひきとられるまで世話をする。再犯率が圧倒的に低下するという結果が出ている。
他の少年院では投薬療法をおこなったり行動をコントロールするプログラムがあるが、このとりくみにも再犯率を半減させる効果がある。
サイコパスを研究することで、社会の凶悪犯罪率が低下するなら、意味のあることなのであろう。
さらに関連すると思われるが、アスペルガー症候群(自閉症としてカテゴライズされている特徴的な症状で、ニュートンやアインシュタインもアスペルガーであったとされている)もサイコパスの特徴とよく似ている。
※「自閉症スペクトラム障害」というのが正しい診断名である。
アスペルガー気質の人(いわゆる「普通の」生活にしh層がないのでアスペルガー症候群とは診断されていないまでも多分にその傾向を持つ人)はかなり多いようである。
アスペルガー気質は、興味のあること(ごく狭い範囲であることが多い)には特異な(ときに天才的な)専門性や計算力を発揮する。
対人関係が苦手でこじらせることが多く、トラブルメーカーとレッテルはられることも多い。

風立ちぬ、いざ生きめやも。
(ポール・ヴァレリー)
うらうらにてれるはるひにひばりあがりこころかなしもひとりしおもへば
万葉集 大伴家持
