街にはクリスマスツリーが飾られた。そんな季節がやって来た。
私はキリスト教徒ではないので興味はないのだが、イルミネーションがきれいだと思う。
遠藤周作の3部作とよばれる作品を読み終えた今年は特別なクリスマスである。
イエスの生涯
キリストの誕生
死海のほとり
なぜイエスを裏切った弟子たちはキリストを信じ強大な信仰組織を生み出したのか、まるで2千年前のパレスチナで暮らしていたようなリアルで情熱的な筆致が救済をはげしく求める魂をえぐる。
私も神秘主義に共鳴する受容体を生まれながらに持っているのかもしれない。
※文庫版の解説を読んだら、小説家はまるで2千年前のペトロになったような気持ちで心理の奥深く探求するようなことが書かれていたが、なるほど私もそう感じた。
映画「沈黙」からはじまった関心が私の一年を通じた遠藤熱に火をつけた。
般若心経を詠むことを習慣としているが、砂漠の写真を眺めるのも習慣になるかもしれない。
ゴディバのチョコ、おいしい。
お節を予約した。なんとシャンパン付きのフレンチ懐石だ。30日受け取りだから、たぶん年越しできないだろう。
おおいなる下山の旅のついでに、本物の世界の平和を願う今日この頃である。
だから来年の6月きっと知床をサイクリングしているであろう。

