10連休は読書三昧の贅沢な時間。
2回程でかけたが、いずれも土砂降りの雨。
東京タワーまでいったからチーズ専門店に立ち寄ったが休業日で残念。
築地場外をうろうろ。
「キリストの生涯」遠藤周作
死海のほとりと重なり合う話で、宗教色の濃い作品だ。
死海のほとりほど救済を扱うことはなく、神の子らしく明るい話である。
奇跡と復活について遠藤の視点から強いスポットライトを照らしている。
「留学」遠藤周作
特に長編の『爾も、また、』はしんみりと思いつまされる作品だ。
昭和30年中頃の巴里が舞台なのかな、1ドル360円時代だ。
「サド侯爵の生涯」(澁澤龍彦)片手にパリの街を歩き回った学生時代を思い出す。
ラコストの城が神の投影であるならば、リヨンの美少女のエピソードは浪漫主義の香しい光を意味するのではないか?
美徳の不幸を読み返してみたくなった。
「春狂い」宮木あや子
リビドー(あるいは対極/相似のタナトス)の過剰な発露が犯罪的ともいえるほどのあふれる暴力の描写により官能的で直截的。
コメントしずらい作品である。
小フリーデマン氏(トーマス・マン)と読後の印象が似ている。
何とも言えない悲しさと虚しさと、そして明るい気持ち。
狂気と愛欲との深い因果関係、そう、パンダの赤ちゃんのシェェ~のポーズのようだ。
最終章の解釈について、解説を担当している著者の友人の小説家と意見ははっきりと異なる(たぶん著者本人とも話はしているだろうしあっちが正解に近いのだろう)けど、モノの見方は見つめた角度で違って見えるものだし、多面的でいいのだと思う。
「春になると変な人が出てくるから気をつけなさいという母の言葉」に逞しく爽やかな目覚めを呼ぶ心地よい眠りが訪れるのである。
巨大なコガネグモ
金運と幸運の守り神。
昆虫は苦手だが、不思議と蜂と蜘蛛はOKなのだ。
黄色と黒は勇気の印(^^♪
24時間~(^^♪
罠にはまった被捕食者たる獲物。
生と死の境界線、境い目、割れ目、すなわちフロントラインだ。
曇った空からかすかに漏れる太陽光線が反射する。
目一鯛という白身の魚は美味しい。
ハタ、石垣鯛、河豚やカワハギがうまいとおもうが、見知らぬうまい魚はまだまだあるのだろう。
鮪だってうまいし、寿司はいい。
できることなら、ある程度の経済力を持って争いや事故から遠いところに身を置きたい。
といいながら、当事者でありたい、美しい毒に近づき、灼熱の渦中に身を焦がしたいタイプ。
戦争の記録のテレビ番組をいくつかみた。
満州の731部隊とインパール作戦は大失敗の過去、いろいろ整理して見つめないといけないのだろう。
ただし、今の法律や感情で過去(常識も状況も法体系も全く違う世界だった)を裁いてはならない。
フェアであることを大切に生きていたい。
<美しい朝顔>
つばきの木にからみついた朝顔のきれいな青い花。
赤というかエンジ色の花も。
次回予告?
ジャコメッティ



