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ケンカばかりの夫婦がバッドキアリ症候群に挑む

2014年4月に主人が難病のバッドキアリ症候群と診断されました。

10月の診察でも変わった事はありませんでした。


やはりワーファリンの量も変わらず10mgのままでした。




ところで最近、体力作りのために1kgのダンベルを使ってるのですが、やりすぎると横隔膜が痛くなるそうで。


あと腹筋背筋が鍛えれないので、背中が曲がったおじいさんみたい。


無理は禁物。

退院後1週間で初の診察と琉大病院の手術の結果を届けに都内の病院に行きました。


傷口の治りは良かったです。


主人は琉大病院で手術後に血栓が再び出来ないようにとワーファリンを10mg飲まされてる事がとても不安なようでしたが(都内の病院で驚かれたくらい)、血液検査ではPT-INT値が10mg飲んで2.0辺りなので、ワーファリンの量は減らないままでした。




そして2週間後にもう一度病院へ。


今回は担当のM先生に診ていただきました。


超音波で手術した辺りをグリグリしながら診て頂きました。(私が見てるだけでも痛そうだった)

肝臓の腫れもひいていて、術後の経過は良いそうでした。




退院してきて、初めて主人の傷を見た私や子供達はかなりビビリました。


まだまだ傷が傷むようで、2週間ぐらいは夜寝ている時にも、寝返りが打てなかったり、傷がうずいたりする度にうなってました。


子供達は主人と遊んでいると、手術した事を忘れて主人に突進したり。


かなり慎重に過ごしてました。



退院の日になりました。


子供達を義妹に預けていざ沖縄へ。


飛行機嫌いの私も短期間に何度も飛行機に乗り、いつの間にか慣れてしまいました。



昼過ぎに病院に着くと主人はもう準備万端で、A先生、看護師さん達にお礼を伝えて病院を後にしました。


帰りの飛行機までの間に、那覇空港内のお寿司屋さんで退院後初の食事。

創作的で美味しかった!

グルメな主人はずっと病院食だったので、一口一口噛み締めて味わってました。



お土産には大好きになったジーマーミ豆腐をたくさん買い込み、飛行機に。


離陸した時に窓から偶然にも虹が見えて、私は一人退院を祝ってくれてるように思えました。



帰りの間、主人はやはり体力も戻り切ってないので途中に息切れしたりと辛そうでした。



そして子供達を迎えに行くと、下の子が主人の足にしがみついた姿を見て感動しました。




病気に立ち向かった主人、私達家族を支えてくれた周りの家族、そして主人の命を助けて下さった國吉先生(私はお会い出来ませんでしたが)、Y先生、A先生、看護師さん方、本当にありがとうございました。



一般病棟に戻ったのは7日目でした。

数日は動けない状態で、検査に行くにも車椅子でした。


Y先生からも動いた方が治りが早いと言われてたので、4、5日後には痛みを我慢しながらも歩き始めたそうです。


術後2週間頃、胸水、腹水がなかなか抜けないので強力な利尿剤を飲んだため、体重が63キロまで落ちて辛かったそうです。

(ちなみに腹水が溜まって一番ピークだった時が90キロでした。)


同じ病棟で年配の患者さんが「早く復帰したいから」と言って頑張って歩いてる姿に刺激を受け、主人も1周100mの病棟内の廊下を何周も歩いたそうです。


そして3週間後くらいに腹水を抜く為のチューブも抜けたので、病院の外に散歩をするまでになりました。


退院1週間前には卒業試験とも言われる心臓カテーテルで手術した所がきちんとくっついていて合格となり、退院が決まりました。