取り憑く | 永劫回帰

永劫回帰

価値なき存在



消えたい、消えたい、消えたい、消えたい、舌の痛みとともに脳内を駆け巡る声。

腰痛も連中の相棒。

なんでもない時にやってくる希死念慮、理由は分かっているようで、いないようで長い付き合い。

原因不明の疲労感も相俟って、布団から抜け出すことができない。

眠りの中でも楽しいことは、これっぽっちもない。

現実と何ら変わらないなら、これはもう宿命と言えるのかも知れない。

感情がどんどん希薄化してゆくのがボーダーを跨ぐ理由になりそうな気がする。

ひとつひとつの手順を頭の中で繰り返してみる。

まだ足りない物を揃えるところまでは行動しないのだから時期尚早というもんなんだろうか。

いや、そういうことをすることすら面倒で何もしたくないのが本当のところだ。

他人のことなんか全く考えたりしないしできない。

そんな夢と現を行き来する二日間を過ごして腹痛に覚醒める。

何も食べていないのに腹を下すのは、一体どういうことだろうと考えながらトイレにこもる。

生きているということは、つまらない日々の連続で、それは贅沢なことなのかもしれない、とは思えないけど取り敢えずは今日この時を回避する。

こんな精神に疲弊する毎日に意味があるのか?と自問自答は夜毎の習い性で、未だ答えは見つからない。

エッジを踏み外すのは、何がきっかけになるのだろうか?とそのことが少し興味深くもあり、どうでもよくもある。







こんなふうに生きられたら素晴らしいのだろうか?