読書感想文の書き方 | 函館の家庭教師・個人塾

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この時期がやってきました。

読書感想文の季節です。

20年以上塾講師、家庭教師として生徒たちの夏休みに関わっていますが、生徒たちの大嫌いな宿題ダントツ1位が読書感想文です。


生徒たちが夏休みに入ると必ず読書感想文の話題になります。そこで生徒の口から出てくる言葉がこれです。


「何を書いていいかわからない」


これでは、嫌いな宿題ダントツ1位もうなずけます。


ドリルや問題集、漢字練習、英単語練習なら時間さえかければそのうち終わりますが、「何を書いていいかわからない」となると時間かけても終わりません。


机に座って、どうすればいいかわからず時間ばかり過ぎていく… 早く終わらせて遊びたい、夏休みを満喫したい生徒たちにとっての最大の敵です。


その最大の敵を倒すポイントをお話ししましょう。


読書感想文を書く上で、いちばん大事なポイントは、「どれだけ自分の話ができるか」です。


誰でも自分のことは誰よりもわかっているはずです。だから自分の話をするのはそれほど難しいことではありません。


本を読んで、学んだこと、疑問に思ったこと、気になったところを自分の話に置き換えてみると良いでしょう。


例えば、本の主人公が仲間の助けを借りて偉業を成し遂げたとしましょう。それを自分の話に置き換えて考えてみるのです。


部活でチームメイトに助けてもらった話はないですか。家族や親戚、友だちに手伝ってもらった話でもいいでしょう。


何でも良いのです。話が優れているかどうかは問題ではありません。その話が、この世にたった一つのものであるかどうかだけが重要なのです。


そして、この世にたった一人のあなたが書いたあなたの話なら、それはこの世にたった一つのオリジナル作品なのです。


自信を持って自分の話を書きましょう。


本を読んで思いついた自分のエピソードや、これからの自分のとって役に立ちそうなことを書いてみましょう。


本の主人公や登場人物、偉人と自分の同じところ、逆に違うところも書いてみましょう。


こう考えていくと、読書感想文を書くという行為は、自分のことを深く掘り下げていくことだとわかると思います。


読書をして読書感想文を書くことは、忘れていた昔の話、普段あまり意識していない自分の長所や短所に向き合う機会を与えてくれるのです。


最後に、そうは言っても最初どう書き始めたらいいかわからないという人にアドバイスを。


最初は、読書感想文を書くにあたって本を読みますね。なぜその本を読んだか、その本を選んだ理由を書きましょう。


その理由は個人的なものです。他の人にはない唯一無二の理由になるはずです。


読んだ本が課題図書であっても、数ある中からその本を選んだ理由がきっとあるはずです。


えっ、目を閉じてテキトーに取った本だった?


それならそう読書感想文に書いちゃいましょう。そんな人は他にいないので唯一無二の読書感想文になりますよ。





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