アルコール依存症とヒプノセラピー(催眠療法) | 心理学&催眠講座(ヒプノセラピストのDoor)

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ヒプノセラピーでは問題解決の糸口を心の奥底に眠る潜在意識の中から探します。
※ 潜在意識の説明については過去の記事をご参照ください。

本人では気づかない問題の原因や解決法を自分自身に探らせることが
できます。そしてその結果が癒しへと繋がるのです。

依存症の問題は単純に本人の生活態度の問題だけではありません。
なぜその行動を・・の中に多くの問題が隠されています。

以下はアルコール依存により大変苦しんだ体験者の記述です。
セルフコントールを失うことがどれだけ恐いことなのかを改めて
考えさせられます。



<アルコール依存経験者の話>【アルコール依存症との12年間の戦い】
私は、約12年前にアルコール依存症と診断されました。
当時はまだまだアルコール依存症を甘く見ていました。

といいますのも、離婚をした直後でしたので、『息子達とも会うことができないから、寂しさを紛らすためにアルコールを利用するのは当然』という考えがあったからです。ですので、自分がアルコール依存症であることも認めていませんでした。アルコール依存症が『否認の病気』といわれる所以です。

それからというもの、経済的、社会的等の様々なものを失っていきます。    
まず失ったのは、『仕事』でした。浴びるほどのアルコールを朝方まで飲み、そして、翌日の仕事を休むということが度々になりました。当然、職場としては不自然に思います。

今まで休んだことのない人間が、度々休むようになるのですから不自然です。結局、会社に居づらくなり、自己都合退職しました。

次に失ったのは、『お金』でした。毎晩のようにスナックやラウンジに飲みに行くのですから、お金が無くなって当然です。現金だけでは限度がありますので、カードローンを使っていました。

長年にわたり加入していた生命保険も解約し、そのお金を飲み代に使ったりもしました。
結果として、自己破産しました。

二日酔いのまま車を運転し、接触事故を起こしてしまった結果として、運転免許証も失ってしまいました。
まだまだ書き足りないほど様々なものを失ってしまいました。

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大変な苦しみだったと思います。
一見すると孤独からの暴挙と断じられてしまいそうですが、

果たしてそう言い切れるでしょうか。

孤独の中で本当に苦しかった彼の「想い」とは何だったのでしょう。
これだけ彼を苦しめた原因というのものの存在がどれだけ彼自身掴めていたのか
とても疑問です。
 

催眠療法では人の潜在意識に潜り込み「心」の中の問題を先に片付けます。

仮に直接的に効果がなかったとしても、改善となる下地をつくることが可能です。

 

環境ではなく、自分の中の「なぜできない」と向き合い、原因を探ります。

原因を知ることが、人にとって最大の癒しとなるのです。