●概要・感想
◇ビジュアルが非常にわかりやすく、栄養素の側面から、食べ物の側面から、体の不調の側面から栄養学について論じた本。
◇断片的に収集してきた知識が、体系的に整理されており、漠然と良いとされている食品が、実際何に効果的なのかを知ることができた。
◇つまるところ1汁3菜のバランスのよい食事が最も良いが、体の不調の状態から、何を積極的に接種すればいいのかが明確になり、今後の食生活改善に役立てられると感じた。
●ためになった知識
◆お酒について、米や麦芽からつくる醸造酒(ビールや日本酒が該当)が糖質を含むのに対し、ウィスキーなどの蒸留酒は糖質が殆どない。
◆アミノ酸スコアという、必須アミノ酸がどれに含まれているかを示したものでは、卵、牛・豚・鳥肉、まぐろ、牛乳がスコアが高く理想的なものである。
◆ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、胃酸にやられてしまう事があるので、空腹時は避けたほうが良い。デザートとして食べると乳酸菌が生きたまま腸に行きやすくなる。
◆海苔は海の緑黄色野菜と言われるほど、βカロテンが豊富に含まれる。野菜が足りないときに、海苔を食べることで栄養素を補うこともできる。
◆下痢の対処方法として、暖かくてお腹に優しいものが良いので、卵、白身魚、鶏ささみ、湯豆腐などが良い。腸内環境を整えるために、納豆などの発酵食品を食べるのも良い。
◆月経前症候群については、気分を落ち着かせるために、カルシウムが多い食品や、ビタミンB6を含むものが良いとされる。ビタミンB6は、マグロ、玄米ご飯、鶏ささみなどに多い。
◆血糖値を急激に上げると体脂肪を溜め込みやすい状態になるため、太りやすくなる。血糖値の値を緩やかにすることが重要なので、GI値(グリセミックインデックス)の値が小さいほど血糖値の上昇を穏やかにできる。食品としては、肉類・魚類・葉物野菜・りんご・ヨーグルト・牛乳・卵などがある。逆に高いものは、食パン・コーンフレーク・米(精製米)・とうもろこし・じゃがいも・人参等がある。
◆ゆっくり食べたり、お酢を取ったりすると、消化に時間がかかって、血糖値の上昇を抑えられる。これはアミラーゼの分解を緩やかにするためである。
◆脂肪年初を助ける方法として、褐色脂肪細胞を活性化させる方法がある。肩甲骨のストレッチや、茶カテキンも有効である。食品ではビタミンB6がアミノ酸に分解して筋肉へ合成するのを助けるので、運動後にレバーや牛肉、鶏胸肉などを食べると良い。
◆疲労回復を助けるものとしては、ビタミンB1、B2が重要である。豚肉、鶏レバー、牛乳などが多く含まれている。ビタミンCやタウリン・アスパラギン酸も効果的であり、レモン、にんにく、アスパラガス、しじみなどが多く含まれている。
●タイトル
いちばんわかりやすい
栄養学の基本講座
基本をやさいくわかりやすく!
栄養学の入門書
日本食品標準成分表 日本人の食事摂取基準に対応!
●著者(監修)
川端輝江
●評価
★★★☆☆
●出版年
2023/4/14
●読書日
2023/4/17









