●概要・感想

◇会社組合の蔵書にあったもので、面白そうなタイトルで手に取ってみた。宴会術という切り口で、内容の本質は他人に対する思いやりだったり、一人ひとりを重要な人として扱うという、カーネギー先生の内容の真髄と同じ、れっきとしたビジネス書である。それだけではなく、宴会の場のファシリテーターという、具体的な行動につながるものであるので、行動に繋げやすく、非常にためになる本である。

 

●印象に残った部分

◆組織での飲み会では、色々な理由で今ひとつ話に入ってこられない人がかならずいる。そういった宴会弱者を救出するのは、感じの大事な仕事である。誰に対しても公平に優しく接する。

◆飲み会と侮ることなかれ、どんな会にした以下のビジョン策定、プラン策定、エグゼキューションというプロセスを具体化するのがリーダーである。自分が戦いやすい環境を構築したり、リスクや不確定要素を排除していく、自分の世界を現実にしていくプロセスである。

◇読み替えれば、経営トップの考えることから、それを受けて行動する末端社員までの一連の流れが経験できる最高の練習舞台になると言うことである。

◆宴会は主賓の日程をまず押さえる。主賓は一番偉い人・会の主役となる人だけではない、。盛り上げてくれるキーパーソンこそ、絶対に来てもらわないといけない人であり、直接交渉して来てもらえるように確約を取り付けないといけない。

◆普段宴会に来てくれない人にも、全体発信の前に直接声をかける。そしてそのプロセスは長くても3日以内、一気呵成に決めていく。

◆席順は上座下座だけではなく、よく喋る人は端にする(話さない人を端にすると浮いてしまう可能性あり)。

◆結婚式の出し物でつかわれるようなフォトアルバムでは、文字を入れて、全員が自分の目で読ませることで、感動を何倍にもできる。

◇こどもの成長記録で作るようなアルバムでも、文字を入れて思い出を入れることで、後で見たときに感動するのではないかと思う。

◆新人芸の出し物で必要な要素は、1)単純明快 2)ドッカンと笑う 3)お馬鹿だなぁ の要素。そして先輩社員が介添えして巻き込まれて行くことで、一体感を作れる。介添は真剣にやらないといけない。

◆人数が多い飲み会では、テーマソングを決めると、曲の持つ雰囲気でその宴を包んでくれる。

◇大学の飲み会の最後に、都の西北や紺碧の空を謳っていたのは、この校歌だったかと思う。ホワイトワールドもそうだった。日曜日よりの使者を一ノ瀬よりの使者にしてテーマソング化したのは、戦略としてよかったんだなと再認識。get wild や乾杯なども使い所があるのかなと思う。

◆握手するときには、すこし強めに笑顔で握ることで、強めの印象を堂々と

◆笑顔に自身がなければ、鏡の前で笑顔の練習を一人でする。

◆会話を聞くときには相手に全集中。携帯いじるなんて以ての外。真剣な眼差しで口を挟まずに聞くこと。自分の話にすり替えない。

◆30秒で自分を売り込む。エレベータで待っている間に偉い人などと会話する機を捉えてビジネスチャンスにする。

◆大事なセキでは、相手と同じタイミングで食べ終われ。特に相手の方が減りが早いときには自分が喋りすぎているサイン。

◆セクハラには徹底抗戦。大騒ぎせず、別の場所に連れていき、今の行動はセクハラだと伝える。

◆会話のマウントポジションを取る。自分が話すことや誇示するのではなく、場を掌握する。エピソード例。4対4の合コンの席でテーブルに付いた瞬間師匠は少し大きめの超えて僕に言いました。「おいきみ、あの端っこに座っている女性に、なんで俺がタートルネックを着ている女性が大好きってことを知っているか聴いてくれ」。その女性とは初対面であって無茶な注文だが、周りの人は何が始まるのかと巻き込まれていく。この人は何を言いだしているのだろうというのもあるが、僕が仕方なく「えっと、なんで彼がタートルネック好きだと知っているんですか?」このあたりでみんな笑い出す。本当に聞かされていると。そして全員がタートルネックの女性に注目する。なんて切り返すんだろうと。「え、、、、全く知りませんでした」とバッサリ答えてくれて、周りが又うける。すると師匠が「なんで今日は紫じゃないかを聞いてくれ」と追加で僕に効かせるわけです。このたった1,2分のやり取りの中で、師匠は会話の中心にドンと座ったわけです。

分析をすると、①まず周りの注目を掴んでいる ②誰も無視できない状況を作り出す (この2にんは対角線上にあるので、他の人も巻き込まれる) ③自分を起点にして三角形を形成して、話し合う状況を巧妙に作り出している。 話のファシリテーターとして、周りの人に生産的に話をさせる状況を作り出している。

◇自分の経験でも話を盛り上げられたときには、自分の話ではなく他の人に話を振ったのか、振られたのかのどちらかだった。会話のマウントでは、ファシリテーターとしてのポジションを確立して、話を回すことである。

◆相手の得意な会話かどうかを確認するには、話の解像度を確認する。いきなり細かい話になると、相手が得意な分野であることが多い。話下手な人であれば、その部分をうまくほって誘導していき、彼だけが持っている知識・ものの見方・感性を引き出していく。

◆会話の最後を自分の笑いでおわらせることで雰囲気良くなる

◇使い所かなとも思った。こういう人たまにいるが、うまくやらないと逆効果の人も見たことあるので。

◆世代の離れた人と話すことで、相手が興味のあるトピックに対して、自分の感性で切り込んでいくことで話が盛り上がる。話題に事欠かない。おじさんと訓練すると良い。外国人と話すのも楽になる。

◆参加者にまつわる知識のクイズを出すことも良い。その人だけが正解できる状況を作り出して自尊心をくすぐり、話をその人中心で盛り上げていくことができる。

◆乾杯の挨拶は、心の底からこの一瞬一瞬を感謝して、謙虚に、そんな態度で。乾杯の挨拶だけに限らず自分も他人も大切にして。

 

●タイトル

ハーバード流宴会術

 

●著者

児玉教仁

 

●出版年

2012/12/1

 

●評価

★★★★☆

 

●読書日

2023/6/11

 

 

 

 

 

●概要

◇みんなで筋トレ体操でおなじみの谷本道哉氏が書いた本。

◇筋トレの理論・実践だけではなく、食事編がついているのが良い。

◇浅いスクワットは浅はかなスクワットは、個人的にはめっちゃ好き。

◇”映える”筋トレに対して非常に懐疑的なのも面白い。変な動きができるようになるよりも、きちんと絞った筋肉に負荷を与えたほうが良いという思想である。

 

 

●ためになること(運動)

◆HIITは短時間であるため消費エネルギーは多くない。起爆剤として用いて、アフターバーンも含めて考えるようにすると良い。

◆筋トレ系のエビデンスは、かなり珠玉混同しているものが多いので、引っ張り回されすぎないほうが良い。前提条件がかなりバラバラなことが多い。

◆ベンチプレスであげられる重量が増えるのは効果が見えて楽しいが、怪我のリスクが増えてしまうし、上げることが上手になることによるのも大きい。重量を上げずに負荷を上げるには、足を空中で組んで、肩幅強の広さで、肩甲骨を寄せて行う”パイネベンチ”がおすすめ。

◆回数は手段である。腕立て伏せをきちんとゆっくりと反動をつけずに行うと、マッチョな人でも30回でオールアウトできる。浅いプッシュアップは浅はかなプッシュアップである。

◆デクラインシートアップで腹筋をすると、ズルができないしずっと腹筋を効かせ続けるため、偉大である。

◆懸垂がキツければ、反動をつけて上まで上がって、下げる部分をゆっくりと負荷をかけて行うエキセントリック動作で筋肉に負荷をかけるのも良い。

 

●ためになること(食事)

◆マラソンなどの高強度長時間の運動の前後では高GI食品であるデザートやご飯、通常のときには低GI食品や野菜から食べることで血糖値をコントロールする。

◆食べることは殺生すること。生きている間の食事回数は限られているので、尊い命に感謝してじっくり味わって食べること

◆コラーゲンを取ると直接吸収ではないが、体内で合成されるコラーゲンの量が増えることがわかってきている。速筋の白身魚を食べれば速筋が増えるのも実験結果が出ている。仮説だが、アミノ酸まで分解されずに、ペプチドの段階で吸収される可能性がある。

◆コンビニだったら、カニカマはもとがスケトウダラなので、速筋タンパク質が多く筋肉に良い。

◆牛乳やヨーグルトに含まれる脂肪は、飽和脂肪酸が多いので、低脂肪タイプにしたほうがよい。

◆適量のアルコールは健康にいいと言うのは、ある側面ではホントで基本嘘。適量の飲酒は心疾患のリスクを20%減らす事実はあるが、他の疾患、咽頭がん、食道がんなおでは死亡のリスクが1.5~倍に増加する。

◆高タンパク、良脂質、低GIが基本。

◆大きめのシェーカーにソイプロテイン(イチゴ味40g),ミルクティー400mlをいれて混ぜて、冷蔵庫で1hほど冷やすだけで、オリジナルスイーツが完成する。

◆プロセスチーズより、カッテージチーズのほうが脂質が少なくてタンパク質が多い。

◆パスタは低GIで、オリーブオイルをかけて食べるとよい。ただしカルボナーラ、お前はだめだ。

 

●タイトル

健康にEnjoy筋トレライフ

日常の心がけが人生をより豊かにする!

知って得するトレーニング&食事のヒント

 

●著者

谷本道哉

荒川裕志

 

●評価

★★★✬

●出版年

2023/4/28

 

●読書日

2023/6/4

 

 

 

●概要

◇証明写真などで移りよく取られる方法論をうたったもの。

◇実用的かつすぐに実践できたり、継続的に実践したほうが良いものがあって、なかなか情報本としては有用であった。

◇出版年が10年以上前なので、スピード写真機については更新されていて、当時と変わっている可能性がある。、

 

●ためになる知識

◆普段からしたほうがいいこと

 ◆自分から笑顔で挨拶する

 ◆いつも楽しいことを思っている

 ◆鏡の前で笑顔の練習をする(口角を自分で引っ張り上げたりして)

◆スピード写真は各社で様子が異なる。おすすめはフジフィルムの美肌モード

◆写真を見て自分の移りが悪いと思うのは、普段鏡で自分の顔を見るときには写りが良いように自分で表情を変えているから。写真で撮られるときは巣だからそうで、他人からはその巣の状態が見られているので、他の人に言わせれば移りが悪いとかではない。なので、鏡を見ているときと同じ顔になるようにいつも意識して練習したほうが良い。いつも鏡を見るときに動いている部分と、気が抜けたときに力が抜けた部分を確認すると良い。

◆自宅で証明写真を取るなら、光が難しいので日中レースカーテンで採光する。背景は無地でないといけいないので、白版が必要だが、そこそこ手間とお金がかかる。

◆写真を取られる瞬間は、感情を動かすために、誰かとコミュニケーションを取ったり、イメージの中で感情を動かす何かを想像する。例えば過去の嬉しかったことなど。

◆座るときに、太ももで座るような意識で座ると、すこし前傾姿勢になり姿勢が良くなる。見た目も良くなる

◆証明写真を履歴書などに貼るときには、両面テープをカット前に貼って、サイズカットと同時に余分な部分を切り取る。そうすると全面きちっと貼れるようになる。

 

●タイトル

写真、撮られ術。

 

●著者

永田昌徳

 

●出版日

2012/5/19

 

●読書日

2023/6/3

 

 

●概要

◇自分で押せるリンパやツボの位置と、その押し方を示した本。

◇よく使うと思われるような、一覧のツボのマップは、携帯写真にとって保存しておいて、見れるようにしておきたい。

 

 

●知識

◆リンパには深いところと浅いところにあるもの2つがあり、場所によってさすっるぐらいのほうがいいのか、強く押したほうがいいのか異なる。

◆身体のリンパは左右非対称。右側のリンパは、脇腹から腕と頭半分のみ。左側のリンパは下半身全体と、下腹、腕、脇腹、頭半分と範囲が広い。

◆多くのツボは骨の際にある

 

●ツボの位置とこうか

中脘:おへそから上にゆび4本分。ウエスト縮小、代謝アップ、脂肪燃焼、胃腸改善に

合谷:手の親指と人差し指の間の水かきのつぼ。集中力を高め、鎮痛作用あり。皮膚表面にあるので回すようにおす。

中泉:手の甲側の手首4等分して、親指側1/4位置。記憶力アップ

小衝:小指の薬指側爪の際。プレッシャーに負けないツボ

後谿:小指側側面の出っ張った骨のあたり、下から突き上げて押す。イライラを止めるツボ。

腎穴:小指第一関節中央部あたり。やる気スイッチのツボ。

 

●タイトル

増補改訂版 ほんとによく聞くリンパとツボの本

 

●著者

加藤正俊

 

●評価

★★★☆☆

 

●出版日

2023/2/20

 

●読書日

2023/5/28

●概要・感想

◇様々な症状への対策として、身体のツボを押して軽減する具体的なやり方が書いてある本。

◇頭/顔にはツボが多いのでをタッピングしたり、耳を引っ張ったりすることで、気持ちいしこうかがあるので、温泉など入っているときにやろうと思った。

◇ツボを押す本は今の自分に使えそうな1つ2つを覚えることはいいのだが、鍼灸師になるのではないので、すべてを覚えようとしなくては良いのだと思う。

◇こういう本は、読みたいときに試してやってみる 電子書籍などで持っておく そんな形がいいのだと思った。

 

 

●タイトル

心と体を元気にセルフケア

自分で押せるツボ

 

●評価

★★★☆☆

 

●著者

柳本真弓

 

●出版日

2022/12/2

 

●読書日

2023/6/3

●概要

◇各界の著名人が人生の書としてあげるときによく出てくる、中村天風の講演録を文字に起こした本であり、口語体で描かれているのでスラスラ読むことができる。

◇身体と心の上位に魂、霊魂というべき概念があって、心も身体もその道具に過ぎず、魂を磨いていく目的のために生きなければならないというのを一貫して、実体験や寓話も交えわかりやすく問いてくれている。

◇CDなどで声を聞いてみたいきもしたが、なかなかに高価であり音声も古く雑音も多いようなので、本で見ることはなかなか良い手段かなと思う。

◇中村天風氏自身、スパイ、大病へ向き合うこと、インドでの修行、医者としての知識など、とても波乱万丈で魅力に溢れた人のように思えて、そこから出てくる言葉はすべて体験に基づいているから説得力があるのだと思う。切り取ってしまうと単なる教祖様のようにみえてしまうが、回り道をした経緯があるからこそ、説得力が高まっているというのもあると感じた。

 

●印象に残った部分

◆「ゆんべから熱が出て、今朝は頭が痛くてふらふらで山に行けないってのか」「はい」「それ、だれたいってんだ」「今、私があなたに言ってんだ」「おれはね、天がね、おれに、この男は身体が悪くてとてもヤマまで歩けませんから、ここにおいておいてくださいと言うなら、俺はおいていく、おまえを。天、何も俺には言わない。お前がひとりで言っている。だめだな。ここにいるより俺と一緒に行った方がいい。どうせ悪くなるんなら、俺がそばにいたほうが安心だよ。とにかく行けない、ついてこい」

落っこちてしまいそうな恐怖の崖道を抜け「どうだ頭がいたいのは」「頭痛いのなんか考えちゃいられない!こんなところでもう。落っこちやしないか、死にやしないかと思うもんですから、わすれちゃいました!」「ほうら、みろ。したらおまえ、本当に身体が悪いんじゃないんだ。本当に身体が悪いんじゃ、ここまで来られやしなかったんだから、嘘つきやがって」

自分が非常に大仰に考えていただけなんだよ。そんな試みにあってから、すっかり心の中が晴れ晴れとして

◇眼の前のことだけに集中すうる状況を作ることができたらなら、振り返れば命の炎を燃え上がらせるような状況であれば、幸福な人生を送れるということになるんだと思う。色々なところで言われていることと同じだし。

◆身体や心は自分ではない。自分というこの気体である真我の本質、”霊魂”が、現象界にある生命活動を維持するために必要とする道具。心が自分だとい思う思い方をしていると、結果として理性一本で事故を統御しようとする傾向が生ずる。神経衰弱に陥ったり、道を極めればますます迷う。私が病気になったと思ったが、そうではなく、私の命が活動する道具が傷んだだけだった。唯物史観でものを見たら体を本意に考えてしまったがそうではない。心も客観的に見て離してしまえば良い。

◆肉体についている心を肉性心という。3つあり、物質心、植物心、動物心(本能心)。精神についている心には理性心、霊性心の2つがある。人生を有意義にするためには例精神がより多く発動していること。どのこころも必要な働きがあるから、使っていかなければならない、使われて生きてはいけない。こころは生きるために使うもので、使われるために生きるのではない。自分の生命を支配するのは心ではなく自己=霊魂 である。

◆物質心は外に出ない心である。物質一つ一つを形作る。植物心は細胞一つ一つを守ろうとする。この状態を完全な状態にすることで、生命存続情良い結果になる。

◆動物心は、食欲、睡眠欲、性欲の原始欲求を働かせる。大事なものだが、動物心が悶えなくてはいいことを悶えさせ、苦悩させる。不要残留本能心意識という。これが暴れまわるから心が乱れる。思わないほうがいいことを思い、考えちゃいけないことを考えさせる。自己陶冶しないといけない。理性で行うのではない。我は尊いの精神で、自分自身をcultivateしていく。

◇俺は一流、俺はかっこいい、俺は。。。となりたいイメージにすでになっているようにして、自分を尊いものだと考えて、大きなプライドのもとで過ごしていくことが大事。

◆理性心は論理性を持った心だが、これだけに判断を任せると極端な行動をしでかす。

◆霊性心は最も尊いもの。一切の雑念がなくなった状態で顔を出す。霊感。

◆生きることが人間の目的で生まれてきたわけではない。もっともっと意義の尊い、真価向上という、宇宙本来の目的を助成するためにこの世に男であり女であり生まれてきたんだ。贅沢しに来たんでもなければ、うまいものを食いに来たんでもなきゃ、名を売るために来たんでもなきゃ、金儲けしに来たんでもなきゃ、いわんや病み患いをするために来たんでもなけりゃ、心配や煩悶をするために来たんわけじゃない。万物の霊長たる人間本来の目的は、進化と向上を目的にしなければ意味がない。

◆「心こそ 心迷わす 心なれ 心に心 心許すな」

◆理性心は尊いが、心を統御する力というものは少しもない。反省を促すだけで持って、また促しきれないもの。

◆禅の一番の目的は、よろしいか、飯をううときは、飯を食いなされ。水を飲むときは水を飲みなされ。 あんたはな、飯を食う時他のことを考えていないか? 難しいこと。その難しいことを本当に自分のものにするために、われわれは一生懸命、ものごころつくか付かない前から、全問に入って障害修行に努力している。といういつわ。

◆気が散ること、心がピンボケすることではなく、気を入れて物事をすること 人生の充実度が代わる。注意は無為注意力という自動的に出てくる、大きい音がしたらそっちを見るようなものと、有意注意という、事故の特定した物事に向かって注意を振り向ける自動、自分で動かす注意がある。

有意注意を使え。

◆磨けば磨くほど、研げば研ぐほど、自分でもびっくりするほど、自分というもののすべてが、優れたものになるようにできているのか。それは率直に結果かいくと命を本当に役立つように使うためなんだ。

◆食うために生きるのではない。生きるために食うのだ。その生きるのはなんのためかと言ったら、命を使うためなのだ。

◆五感を使って、人間の外界の一切の事柄を自分の心に受け入れている。とくに人間は触覚が優れている。皮膚感覚

◆プライドに生きよというのは、真理を知ったものは、その真理を実行して、そうして実行することで真理の通りの、尊い生命を作り上げることがプライドなんだ。実行もしないで、尊い生命を作り上げないで、真理をしているというのは、これはただ傲慢なうぬぼれだけなんだ。とにかく実行しなさい。

◆鏡を見て、「いま、こういう問題でおれは迷っているんだ。はっきりした断案、ある事柄について最終的に決定された考え、方法)を考えろ!」と言って執着から心を切りななす。

◆生きるか死ぬかの大病を長年患っていたら、私が忠告するまでもなく一生懸命になるでしょうな。溺れるものはわらを持つかむのたとえで。まだ溺れるようになっていないもんだから、わらをつかもうって気にならない。わらをつかもうという気持ちが、結局燃える情熱なんだから。

◆死ぬことがおっかなかったら、生まれない先を考える。いらないことに心を向けないということ。

 

●タイトル

心を磨く

中村天風講演録

Cultivate your mind 

 

●著者

中村天風

 

●出版年

2018/11/14

*講演会は昭和36年頃

 

●読書日

2023/6/1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●概要

◇しぐさ、行動などから対人関係における深層心理を、300項目前後上げた本

◇数は多いが内容はあまり濃くなかったが、一応へェーという項目を上げてみる。

 

●へぇ~と思ったこと

◆駅のホームなどで、傘でゴルフスイングをする人はリラックスするためで家にすぐ帰りたくない。自宅に変えることが緊張そのものだから。

◆人は動揺するとそれを落ち着かせようとして体の一部に触れることがある。

◆どうして臭いと思っているものも嗅いでしまうのかは、その存在を確かめる行為だから。とくに自分の匂いはそう。人には言えないくせと思っている人が多いが、案外多くの人がしている。

◆初対面の相手に好意を持つと、相手は好意の返報性でこたえようとするから同じように好意を返してくれる作用がある。苦手と思わず相手のいい部分をはじめから見ていくと、いい関係が築きやすい。

◆大きい会社ほど危機感を感じないのは以下の4つの作用から。1)傍観者効果 2)責任分散の真理 3)聴衆抑制効果 4)多元的無知効果(誰も助けないのはなにか理由があるかもしれないという心理)

◆会話の中に私ではなく、私達ということがを繰り返し入れることで、連帯感を持ったり信頼を置くようになる。→ 意識して使っていきたい。

◆相手に~してあげる という言い方は角が立つ時がある。手伝う気持ちがあるなら手伝うよという言い方の方が良い。

◆鏡を見ることはその時の状態を客観的に確認できる良い手段。やる気がでないときには、やるきのでない自分を鏡で見てみると、活を入れられる。

◆会議室は狭いほうが議論が白熱して成果を得やすい

◆相手の瞳を観察して、瞳孔が大きく開いているか、眉がアーチ型に上がるかなどは、相手の興味を見るのに役立つ。

 

●タイトル

面白いほどわかる!

他人の心理大辞典

人の心はここまで透視できる!

 

●著者

おもしろ心理学会

 

●出版年

2012/11/5

 

●読書日

2023/6/2

 

●概要

◇岡本太郎氏の書いた人生哲学書。毒薬だが言葉が本当に力強い。

◇自分の中に孤独をいだけ のほうがちょっと好きだったが、三部作とのことで次は自分の運命に盾をつけも読んでいきたい。

 

●印象的なフレーズ

◆俗に失敗は成功のもとという。そんな功利主義の計算ではなく、茨の道で傷つくことが、また生きる喜びなのだ。通俗的な成功にいい気になってはならない。むしろ成功は失敗のもとと逆に言いたい。そのほうがこの人生の面白さを正確に言い当てている。

◆恋愛中だったときのほうが、お互いに会える時間もずっと少なかったはずだ。その時のほうがお互いの気持が新鮮で、スリルがあっただけ、もっと理解し合っていたかもしれない。夫婦は最も親密な相手であると同時に、お互いが外から眺め返すという視点を忘れてはいけない。一緒に生活してただ安心して相手に寄りかかってはいけないのだ。

◆ぼくは生きるからには歓喜がなければならないと思う。歓喜は対決や緊張感のないところからは決して生まれてこない。そういった意味で、親子の間には人間と人間の対決がなければならない。

◆作品の前に立って、それを直接見届ける前にまず、これは一体誰の作品とか言うことを気にする。有名な巨匠の作品とわかった途端、よくみていないのにこれはいいものですねなどと言ってしまう。軽薄である。それらの作品を自分の生きる責任において、じっと見つめてご覧なさい。直接自分の実力、精神力で、うちに秘めたものを画家からバトンタッチして。気持ちの良いものではないはず。相手の高みにまで踏み込んでいかなければならないので背伸びが強要される。そんな中で今まで自分の知らなかった新しい自分が出現する。

◇美術館に行って絵から得られるもの、インスピレーションや自分の中に何が芽生えるかなと思って行ってみた。説明文に目はほとんど通さず、何を感じるか、何を思って描かれたのかなどを感じようと思って行ってみた。陰鬱だとか、画家のフィルターを通してみる世界は面白いなと感じた。

絵とは関係のないところで、絵の写真をたくさん撮ったり、解説のイヤホンを聴いている人がたくさんいた。否定はしきれないが、なんのために絵を見に来たのか、という気持ちにもなった。その写真いつ見るの?今目の前に本物があるのに劣化版のものをおさめるのは、病気で連れてこれない人がいてどうしてもと言うならわかるのだが、あまりにそんな境遇の人が多いようにも感じた。そうすると、芸術なんてわかっている人は多くはないんだな、自分が勝手に解釈して絵と向き合っても全く恥ずかしくないし、むしろ真面目に向き合う行為としていいのかもなと感じた。

◆人類全体が残るか滅びるかという漠とした遠い想定よりも、いま現時点で人間の一人ひとりは本当に行きているかどうかということだ。本当に生きがいを持って瞬間瞬間に自分をひらいていきているかかどうか。システムのベルトコンベアーに乗せられ、己を失って、ただ惰性的に生活を続けていると言うなら、本質的に生きているとは言えない。ならば人類滅亡論をいうことも意味がないじゃないか。一人ひとりが強烈な生きがいに満ち溢れて輝いて生きない限り。今日の暮らしは物質的には恵まれているが、そのために生命の緊張感を失い、逆に虚しくなっている。進歩だとか福祉だとか言って誰もがその状況に甘えてしまっている。システムの中で安全に生活することばかり考え、危険に体当りして生きがいを貫こうとすることは稀である。自分を大事にしようと思うから、逆に生きがいを失ってしまうんだ。己を殺す決意と情熱を持って危険に対面し、生き抜かなければならない。今日の、全てが虚無化したこの時点でこそ、かつての時代よりも一段と強烈に挑むべきなのだ。中略 人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。死ぬのもよし、生きるのもよし、ただし、その瞬間にベストを尽くす事だ。

◇ニヒリズムに落ちるのではなく、その瞬間に集中してただただ肯定する。ベストを尽くす。いいよね。このメンタリティ。

 

●タイトル

自分の中に毒を持て

あなたは常識人間を捨てられるか

 

●著者

岡本太郎

 

●評価

★★★★☆

 

●出版日

1993

●読書日

2023/5/24


 

●概要

◇時は昭和30年後半、福田恆存という偉人が、学生に向けて言葉と人間という側面から、学生とのやり取りも含めて思想を語ったもの。

◇文章の端々からにじみ出る知性と、炎のような熱さを持った人だったんだろうと想像される。

 

 

 

●印象に残った部分

◆よく国家悪や組織悪などについて反対する運動を見ていつも思うのは、われわれにそれをいうだけの人間性ができているかということです。どこにだってそんな人間がいるはずがない、しかしそれにもかかわらず戦うという自覚、そういう自覚があればいいのです。そうれあればいいのだが、大抵の場合は自分は善であって、自分はとても人殺しなんかしないというような顔をしている、とういうことが、私にてってはとても不愉快だし、そこにはなんかとんでもない間違いがあると思うのです。人間は悪なしでは行きられないという問題をいつも見つめている必要があると思うのです。(p.48)

◇今の世の中、一方的に人を匿名で叩く人が多くなったが、叩く人はどうだろうか。自分が非のない善人だと勘違いしていないだろうか。撃ってもいいのは、撃たれる覚悟があるやつだけだ、という言葉があるように、主張することは間違いではないが責任を取るというか、矢面に立つのが必要なのだと思う。

◆知識のある人間は、教養のある人間とは限らない。共用というものは根本は心遣いです細かい心遣いです。あらゆる対象に接して、品物でもいいし、人間でもいいわけですが、そのときにいつでも相手の気持になって付き合う気持ち、それが私は一番根本になければならないと思います。(p.56)

社会が機械化されているわけで、これは他人のためには何もしないということになっているのです。現代の文明の姿です。人に仕える喜びを感じては。

◇心遣い、気遣い、それは人生を豊かにするし、自分を律することにもつながると思う。決して損をすることでも卑しいことでもなくて、人との交流の中で気遣うことは喜びだし、幸せなことだと思った。

◆伝統の喪失ということは、近代化によって世界の先進国の仲間入りをした代償でとして不可避な事柄だったのでしょうが、といって、その克服の道もこうすればいいという妙法があるわけではありません。問題を全部自覚するということです。現在自分たちがどこに立っているのかということを徹底的に考える。過去を顧みて現在の位置を確かめるということがいちばん大事なことであると思います。

◇大化の改新によって中世日本の国家体制が整えられたということと、明治維新によって江戸までの日本的な中世が終りを迎えたというのが日本の歴史。明治で様々なものが切り捨てられたと想像するが、それはある意味致し方ないと考えるしかない。そんな、変化があるときに代償でいまここに立っている状況を考えると、新しいのを取り入れるかわりに古いものを捨てた歴史なのかと思う。批判でなくて受け止め、理解を示して自分が単なる潔白な存在ではなく、苦労苦心諦め希望という複雑な感情が渦巻いて世の中が回って自分が今ここにいるという事実を、多面的に捉えることも必要なのかと思った。

◆極限状態に追い込まれた時、人間はどんなことをしでかすかわからないのだというところから出発して、初めて自己と闘うという工夫が出てくるわけです。ほんとうの意味で人を愛しようとする気持ちも出てくる。言葉によるでんっつは不可能だと痛感する時、初めて言葉に心を込めるような真剣な不努力が出てくるのだと思います。

◇ここもだし、この少しまで原爆を落とされたことで世界唯一の平和愛好民族としての行動は利己的で偽善的と断罪している。徹底的に厳しいが、こんな厳しいことを言う人はなかなかいない。そして絶望しないで向かっていく努力を肯定するためにそんなことも言うのだと思う。真摯な人は盲目的ではなく悩みながら痛みながらでも進んでいく人なのかとも思う。

◆現代のタブーとして人命がある。あさま山荘のようなときに人命尊重というのが必ず出てくるが、本当だろうか。なぜ人命はとうとういのかと極端に考えたほうがいいのではないか、なぜ人を殺してはいけないのかを一応考えたほうがいいと思うのです。中略。人間が他人のためにあるいは共同体のために事故を犠牲にするという精神を持ちうる動物だから尊いのです。

◇かなり過激な部分だが、タブーなんか存在しないという観念があったが、確かにある。一応考えておいたほうがいいというのは、それ自身を肯定することではなく、それについて考えることに蓋をして、戦争などに反省することをしない態度自身について疑問を投げかけている。今の価値観でいい悪いは別にして、そういう方向に大勢が向いていたという事実はさけては同じことを繰り返すのだと思う。

◆そもそも人間には自由というものが本当にあるか、自分は果たして自由というものを本当に欲しているのかと真剣に自分の心を見つめることをしないのです。

◇批判だけで自由や平等を連呼するのは中身がない。自由という言葉と平等という言葉は相反する概念でもあるとある。使命感や、魂を磨いていくこと、そこへの障害を乗り越えていくことがやはり良い考えなのかと思う。

◆歴史を学ぶのではなく、歴史から学ぶ。自然から学ぶ。言葉からも学ぶ。

◇過去を知識として学ぶのではなくそこでの経験を活かす。学ぶことが大切。

 

●著者

福田恆存

 

●タイトル

人間の生き方、ものの考え方

 

●出版日

2019/12/10

講演:昭和37~55年

 

●読書日

2023/5/25

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●概要

◆耳鼻科の専門医がタイトルにあるような事項で器おつけるべきポイントを紹介する本。

◇扁桃腺や喉、喘息に関係ある情報を勉強するために手に取ることに。

 

●ためになった内容

◆冬に風邪を引きやすい最大の要因は、鼻や喉の粘膜が乾燥したり冷えたりすることで、風邪のウィルスが粘膜から排除されにくくなってしまうから。(p.22)

◆感染と陽性は違う。陽性はそのウィルスを持っていることで、感染は発症していること。

◆扁桃腺が最近に負けてしまう状態が続いていると、扁桃腺が常に腫れてしまう。リンパ組織の感染が続くと腎臓が悪くなったり手のひらや足の裏に膿がたまる。扁桃腺には臭い玉というリンパ組織でやっつけられた細菌の塊が溜まりやすい。(p.64)

◆鼻中隔湾曲症は、鼻腔を左右に分ける仕切りが曲がっていて、詰まりやすくなる状態。手術で治すこともできる。日本人の8割がそうなっているとのこと。

◆気管支喘息を良くするには、鼻の治療も必要。副鼻腔炎も引き寄せてしまう。鼻呼吸をしたり加湿、異物を入れたり粘膜を自分で木津つけないのが大事。(p.88)

◆温かい濡れタオルを鼻や首に置くと加温加湿ができて不調が収まりやすくなる。(p.91)

◆風邪を引いても湯冷めしなければ風呂に入った方がいい。昔は銭湯で湯冷めをするのと他の人に移すかもしれないからだめと言われていた。

◆飛行機などで耳が詰まった時、口を開け顎を前に突き出したり、首を後ろに倒すこと、唾液を分泌させるために唾液腺マッサージも効果的。

◆脇煮物を挟むと挟んだ側と反対側の鼻詰まりが改善される。500mlペットボトルでやると良い。

◆スライスした玉ねぎのニオイ成分である硫酸アリルは、粘膜の再生に役立つビタミンB1の吸収と活性化を促す

◆うがいをガラガラとやると声帯を痛める事がある。うがいは大きな音をたてないで静かに喉の中に入れて吐き出せば十分とのこと。(p.104)

◆下手に消毒液を使うと微生物環境のバランスが崩れるので、刺激の強いものを使わないほうが良い。(p.104)

◆鼻のかみ方は、片方ずつ、やわらかいティッシュで、ゆっくりかむ。

◆加湿器で空気清浄機についている気化式は、室温が下がってしまうこと、カビを吸い込み続けることになりかねない。加湿機能なら別のものにして、使わない方が良い。

 

●タイトル

耳鼻咽喉科の専門医が教える

肺炎・ウイルス感染症にならない

のど・鼻の粘膜の整え方

 

●著者

浦長瀬 晶宏

 

●出版日

2021/9/30

 

●読書日

2023/5/25