■■概要・感想■■

○水野“愛也”先生の書かれた、恋愛指南書である。

○冒頭からめちゃくちゃ面白い。「今からお前をトク・クルーズよりもモテる男に育て上げる。打倒トム・クルーズの旗印を掲げるまで俺はお前を張り倒し続けれるだろう。」って、いう、人を傷つけないギャグ?本気から始まる。

○これだけ読み始めて止まらなくなった本は、本当に久々である。

○恋愛指南書としてのハウツー本としてだけではなく、ギャグあり、最後には感動ありと、なんとも感情を往復ビンタのように揺さぶられる本である。

○「もし、今から18歳の自分に贈る本」を考えたときに、

・20のときにめちゃくちゃ感動した東野圭吾の「手紙」

・30歳を超えてから出会った岡本太郎先生の「自分の中に孤独を抱け」

をわずかに抑えて、本書を1位に選ぶだろう。

○それぐらい、恋愛というものは青春時代において重要なものであり、数々の苦い経験をしてきた私としては、「俺と同じ鉄は踏むなよ」という気持ちで本書を見ず知らずの後輩に贈りたい。ほんとに。

 

■■学ばなければならないこと■■

○面白すぎて大体ストーリーは頭の中に入っているので、目次を入れる。

■恋愛五代大陸理論

●執着の分散理論 | 好きな女んお前でテンパらない方法 | 同時に何人もの女を口説くことに寄って、好きな女の前でもテンパらずに常に余裕を保つこと

○実践すると余裕が出るのは間違いない。

 

●上っ面KINDNESS理論 | 女が言う「優しい男が好き」のほんとうの意味は? | 女の考える優しさとは、表面上の優しさのことである。これらの優しさを通常の人間的優しさと区別して植わっらKINDNESSとよぶ。

○最強の理論

 

●BTO理論 | 正しい童貞の捨て方 | ブサイクな女とセックスし、性に培ってきた妄想をすべて打ち砕くこと。

○18の自分に教えたい

 

●自虐ギレ理論 | コンプレックスを克服する方法 | コンプレックスに触れられたとき、自虐+キレ口調で積極的に笑いに変えること

○だれがジムリーダーのたけしじゃ(と言いながら手を十字に組む)のは、ネタにできる。目が細いしわりとマッチョになってきたからゴツくて目が細いイメージでぴったりだし。

 

●大変じゃない?理論 | 女が勝手にお酒を飲んでいく会話術 | 女に酒を飲ませるために、「大変じゃない?/意外と大変じゃない?」と尋ねて愚痴を引き出すこと。

○この2つに「頑張っているね」を加えれば、会話が成り立つ。

 

○特にこの中でも上っ面KINDNESS理論が好き。

・寒くない?と何度も聞く

・大丈夫?と何度も聞く

・お泣かすいてない?と何度も聞く

・重い荷物を持つ

・寒いときにジャケットなどをはおらせる

・店を予約しておく

・店員を呼ぶ

・無理しないでいいよ という

・褒める 特に第三者の前で褒める

・店に入るときに女を先にする

・メールは男が出して終わる

・女がコートを脱ぐとき、着るとき、さり気なく後ろに回って手伝う

・狙っている女だけでなく、全員に気配りする(飲み会などで)

・ひたすら歩かせずに休憩を挟む

・ちょっとした手土産がある

・旅行などではあらかじめ計画を決めておく

・先に寝ない

・エレベータから降りるときに扉を押さえる

○1/3程度しか書いていないが、上記のものは必ずマスターしなければならない。

 

●綱吉理論 | お犬様を真似しろ | 無駄な動きの量と好感度は比例する。なぜ犬の尻尾ふりが社交辞令に見えないのかを研究した結果、無駄に多くのカロリーを消費しているから という結論がある。これからはコミュニケーションにおいて、できるだけ無駄な動きを取り入れること。決して省エネは許されない。

○リアクション大きく無駄な動き大きくして行くのは、相手からしても良い印象になるよね。なんだかかわいいよね。男がやっても。

 

●日本代表理論 | 合コンの幹事である監督さんに気に入れられることで出会いの機会を増やすこと

○同性と仲良くすることが重要

 

●ハマちゃん理論 | その場のキーマンを見抜き、キーマンを喜ばせて空気を支配すること

○最も社会的な地位が高い人ではなく、会話の中心になるキーマンが誰かを考える

 

●武士の一文理論 | 女に贈るファーストメールに、「あなたの外見が好みである」「あなたとデートしたい」という一文を明記すること

○これやったことなかったな。たった少しで内面なんてわからないんだから、外見が好みだと明確に伝えて、俺はオスだと言うことを明言しなければならない。

 

●ホーム理論

デートは自分が日頃からよく知っていて輝ける場所を選ぶこと

○スキーのハードルは高いので、スケート場などは面白いかもしれない。インラインスケート死ぬほどやったから、多分どんな靴はいても問題なくできると思うし。単純に自分が楽しいと思うし。神宮外苑では通年やっているので面白そう。他には隅田川沿いの散歩かな。カフェのある場所知っているし。

 

●DK心変わり理論 | ディープキスをした後、女を家に返してしまうと女の気持ちは冷める。ディープキスまで進んだら必ずセックスをすること。

○ふ、深い。そして愛也先生の体験談が、途中まで羨ましかったはずなのに泣ける。なんで大田の家で吐いているんだ笑何しにきたんだ笑

 

●アリアリ理論 | 女にはセックスをした相手を好きになろうとする習性がある。

○認知的不協和を恋愛理論に持ち込むのすごすぎ。

 

●分かるよ理論 | 

「ウチ、門限あるんだよね」「分かるよ。君みたいな箱入り娘は門限が厳しいのは分かる。でも偶には門限を破ってお父さんをドキドキさせるっていうサプライズ?そんな形の親孝行もありなんじゃないかな?」「でも、最初のデートで家に行くって言うのは・・・」「分かるよ。最初のデートでいきなり男の家に行くような女の子じゃないことくらい分かる。じゃあ今から2回目のデートってことにしよう。ちなみにウチ、最寄り駅からめっちゃ遠いからね、徒歩15分以上歩くことになるから。あの距離なら一回のデートにカウントしても問題ないと思うな」「でも、家に行ったら何されるかわからないし」「分かるよ。君みたいなきれいな女の子を前にしたら狼になっちゃう男の気持わかるよ。でも、俺の顔をよく見て。黒縁メガネはめた肉食動物いる?俺みたいな草食動物は襲いかかったところでアマガミしかできませんから」「でも」「分かるよ。もう言わなくても分かる。自分の家に帰りたいんでしょ。じゃあこうしよう。うちの不動産名義、君の名前に変えよ。おれ、自分の家に帰ってもお邪魔しますっていうから、必ずいうから。」

○腹よじれる。大喜利大会だが、たしかに悪い気にはならないし、トークが上手な人ってことだよね。訓練必要だけれども。

 

●タクシー理論 | 家に来ることをためらう女への最後の1押しとして、タクシーを止めてしまうこと

○すごい。

 

●バタンチュー理論 | 女を部屋に連れてきたら悠長にDVDを見たりするのではなく、玄関で唇を奪いに行くこと

○玄関は逃げ場がないから

 

●セックスの鉄則

●その1 楽しむな | セックスは過酷な労働である。決して楽しむな

●その2 憑依せよ | 女も男と同じ生き物である。相手の立場に立って愛撫すること

●その3 おそるおそる | 最初のセックスは相手のことを知る(リサーチ)を第一義とすること

●その4 終わった後は無理やり優しく | セックスの後は自分との闘いだ。どれだけ気持ちが冷めていても、無理やり優しくすること

●その5 連絡を最小限に抑える | セックスをした後は女の気持ちを熟成させるために連絡を最小限にすること

○頭の中がむしろ動物適当よりも修行僧のような、ものが面白い。とくに楽しむなという、自分本位ではないことを一番にもっていきているのが、すごい。

 

●恋帯保証人理論 | 初対面の女性に手紙を渡し、返事が来なかったとしても「愛也が滑った」と考え恋愛モチベーションを下げることなく次の女へと向かうこと

○この文章ハードル高っって思うときに、たしかにある意味ここは人のせいにしたほうが行動できるね。

 

●天下人理論 | 彼氏のいる女に対しては、ひたすら温かい存在で有り続け、女が彼氏と喧嘩したタイミングでセックスすること

○学生のことを思い出すと、あの子からあのタイミングで電話がかかってきたのは、間違いなくそうだったんだよな。今思えば。この本にそれまでに出会っていれば、今から話聞こうか?と大変じゃない?と分かるよ。で、攻略できたかもしれないという後悔の念がふつふつと湧き上がってきた。

 

●相手を喜ばせるために頭に汗を書き、時間をかけて考える。それは相手からしたらそれだけ自分のことを考えてくれた。自分に注目してくれたということにほかならない。そういう誠意は必ず相手に伝わる。

○考えて書き出して、それを少し時間を開けて冷静になって見返す。それによって、熟成させて相手のことを思いやれる。手紙を書くのもいいけれど、予定のあんを作成して、それを見直して、色んな角度で検証して、それで相手にプレゼンすることで、少しは考えている、頭に汗を書いている、自分がしたいことではなく相手がしてほしいことを提案している と思ってもらえるのではないかと思う。

 

■タイトル

LOVE理論

 

■著者

水野敬也

 

■出版日

2013/12/14

 

■読書日

2023/7/2

■■概要・感想■■

○水野愛也先生の書かれた、love理論の女版である婚活指南書である。

○私は男なので、love理論のときの衝撃度に比べると得られるものは少なくはなったが、お触り48手などは腹抱えて笑うほどの面白いところもある。

○終始伝えたいことは本気、伝え方はギャグ入のように進む。一方あとがきのような最後の話は、ギャグはなく本心でいい話である。できないことは悪いことでなはなく伸びしろで、だからこそ経験からしか生まれない感動がある。それを自身の体験で語られているのでとても響くものがある。

 

 

■■印象に残ったこと■■

●お触り48手

・ジョリジョリ確認 ・メガネ奪取 ・腕相撲 ・パンツ出てる指摘 ・生え際チェック ・ユニクロタッチ ・ラコステ餌付け ・・・

○自然なボディタッチは確かにされていくと惚れてしまう。

 

●「自分が我慢をしない」と、「デートを楽しむ」を両立させる魔法の言葉。『逆に楽しい』。減点法でつまらなくするのではなく、そんな状況を逆に面白く考えてしまうというやり方。

○マイナスなことを考えているときは、だいたい逆に〇〇と捉えると、気分が明るくなる。いいことも悪いこともあるんじゃなく、捉え方がどうかという話。

 

●死ぬほどモテなくなる「SATC臭」 20代後半から一部のハイクラスの女がまとい始める雰囲気のこと。sex and the city の映画に出てくるような女。声が優しくなく、服とかメイクがバキバキ、自虐ネタを多用する。SACT臭は、男で言う加齢臭のようなものである。

○わかる。わかる。口説く期は全くなくなるわな。

 

●弁当屋のおばちゃんのように自分の肩書が通用しない場所でのコミュニケーションの機会を増やす。自然なポジティブさで相手を褒めたり会話そのものを楽しむことである。

○たしかに、おばちゃんのコミュ力はすごい。今まで意識していなかったけど、とんでもなくすごい人もいる。見習わないとな。

 

●自虐をするなら地上げをしろ! ジョニー・デップが最近どうも私に惚れているっぽくってうざい は逆である。絶対に自分がモテないということを笑いに変えてはいけない。それは自分に女としての価値がないことを宣言することである。

○たしかに、こんなセンスの良い笑いを提供してくれる人なら一緒にいたいと思うわ。

 

●元彼トークはするな。他の男とのセックスがちらつく話は一切するな。 お前の目の前に揚げたてのフライドチキンがある。そのフライドチキンに対して、「実はこの鳥は数時間前まで行きをしていたぴーちゃんという名前で可愛がられており、今朝精肉され断末魔はこけ?でした。」と言われたらどうなる。「くえるか!ボケ!」である。

○死ぬほど納得する。そんな人がもし周りにいたら飲みの席でこの話をしてあげようと思う。

 

●男の前でアイドルトークはやめろ。男はほかのすべての男をライバル視しており、誰かのファンになっている女にたいしては急激に冷める生き物である。アイドルと彼氏は別腹理論は完全に女の理論であり、男には通用しない。

○わかる。わかる。わかる。

 

●ファッションとは正しい選択さえすれば短期間で魅力を底上げできるものである。女が求めるおしゃれは華やかさやシャープさに向かってしまうが、男受けするのは可憐さや優しさである。

○いいよね。正しい努力をすればすぐ報われるので。報われない努力になる理由は、人の話を聞かないで自分の価値観を大事にしすぎるから。少なくとも服装は着心地以外は人の目に入るものだから、自分のためよりも他人にいい印象を与える服を着た方がいい。

 

●リアクションはサービスなのである。大きいリアクションは自分の話をちゃんと聞いていると相手に印象付けられるから積極的にすべき。普段からコンビニの定員さんなどを相手に練習すべきである。

○男でも一緒だね。どちらもされると喜ぶよね。同性でも喜ぶと思う。

 

●寸止めボメ理論 ベッド前での寸止めは地雷フレーズのエレクトリカルパレードである。笑顔+やらせない が最強。近くで見たら思わるチャームポイントを発見してしまったという体で、褒めて空きを作るのである。

●バスターエンドラン理論 男がお前の口を狙ってきたとき、その口を塞ぎながら同時に相手の身体に胸を擦りつけよ。かなり矛盾した行動であるが、これが正解であり、男が胸を狙ってきたときには少し触らせとけ。

○なるほど(笑)

 

●国会図書館にあるセックス関連本をすべて読破してから数カ月後、ベッドの上で女から、「あんた、何してんの?」といわれ、震えている俺がいた。その時俺は、加藤鷹の著書に書いてあった女の股間にリズミカルに息を吹きかけるというワザを試し、女から不思議がられていたのである。俺と同じ轍は踏むなよ。

○笑いで腹よじれる。

 

●セックスからネックス(ネクストステージセックス)へ移行するには、愛である。愛とは、自分の欲望と同じように他者の欲望を扱うことができる状態である。興奮している相手の立場に立ち、相手の気持と一体化することで「気持ちよくなっている相手を見ると気持ちがいい」という状態になる。

●そのためには、善いことをしまくるのである。老人に席を譲り、困っている人を助け、友だちの誕生日は盛大に祝い、親孝行をする。一見、セックスとは最も遠い場所にあるこうして「善行」を日常的に繰り返し、善行をするたびに「ああ、人の喜んでいる顔を見るのって楽しいな」という状態になっていけば、それはセックスにも反映される。男の性癖を受け入れるというのは、セックスというよりも介護に近いのだ。

○もはや哲学書だろこれ。一見遠回りしているようでも、実はいいことをする人で笑顔になり、人格も磨かれてセックスも磨かれるとか、やらない理由がないじゃん。

 

●ロスタイム理論。振られたあとの方が「付き合ってほしい」という言葉を会話に入れやすいということだ。冗談っぽく簡単に口にできる様になるので、半永久的に相手を口説き続けることができるようになるのだ。この理論を使ったとしても、すでに断られているわけだから、なんのリスクも存在しない。失うものは自分のちっぽけなプライドだけである。

○何となく分かる。失うものはないという感覚で、動き回れる人は強いよね。

 

●悩みは感動の種である。そして悩みが深ければ深いほど、感動の種は大きく膨らんでいく。そしてその種が花開いたときに、それは、悩みの少ない人間よりも遥かに、素晴らしい感動を経験することができるのだ。

●良い顔に生まれなかった、歌が歌えなかった。スポーツをするのが得意じゃなかった。女の子を前にして軽快なトークができなかった。自分には才能がなかった。何もなかった。  だからこそ、感動できたのだ。

●何も与えられていないということは、感動の余地を与えられているということである。それは、この現実における偉大な事実だ。苦しみや悩みの向こう側には、闇の深さに支えられたとてつもない感動が待っているということだ。

○自分も器用な方ではないけど、この話はわかる。何度も挫折して、打ちのめされていても、感動してすべてが報われることはある。初めてデカプリオの話を見たときには、感動して少し泣いてしまった。オセロの話を見たときにも少し泣いてしまった。

 

 

■タイトル

スパルタ婚活塾

 

■著者

水野敬也

 

■出版年

2014/8/6

 

■読書日

2023/7/7

■■評価■■

★★★✬☆

 

■■概要■■

○失敗に関して、フィードバックがとられることの重要性を複数の業界の事例をもとに説明する本。

○人間はどうしても言い訳したり記憶を改竄してしまう。フライトレコーダーのブラックボックスのように、淡々と、そして手の出せない記録を残していくことが、その後の改善につながる。

○本書では前に進むためには「オープンループ」であるべきで、「クローズドループ」では同じ失敗を繰り返すとある。

○某youtuberがようやく解説を行っており、面白そうで手にとって自分で読んでみることにした。

○翻訳本であるが、非常に読みやすいなと感じた。

 

 

■■印象に残ったこと■■

●研究によれば、人は失敗を恐れるあまり、度々曖昧なゴールを設定する。たとえ達成できなくても誰にも避難されないからだ。失敗する前から面目を失わずに住むよう逃げ場や言い訳を用意しているのである。

○わかる。。。自分もよくやってしまう。自分だけでなく、会社でも気を抜くとやってしまう。PJの失敗の責任を取る・とらないではなく、ゴールが曖昧で避難を恐れるようにしているのはよくある光景。

●人は失敗を隠す。他人から自分を守るばかりではなく、自分自身からも守るためにだ。

○そうだよね。自分が悪くないと思いたいから記憶を改ざんするんだよね。良くしてしまう。向き合うとは、改ざんせずに正面から受け止めることなのかもしれない。

 

●簡単なタスクを終えた学生は時間感覚と実際の時間は同じであったが、難しいタスクを終えた学生の時間感覚は実際より40%も短い時間を答えた。彼らにとって時間は飛ぶように過ぎ去ったのだ。

○過集中状態は時間をすっ飛ばして本人知らない状態で、パニックにさせるんだと思う。

 

●爆撃機の損傷を解析して、どこを優先的に強化すれば機関率を上げられるか調べた。ウォルドは帰還した爆撃機のデータしか集められていないことを指摘した。つまり帰還した爆撃機の穴の跡は、そこなら撃たれても耐えられる場所であり、損傷がないところがクリティカルな部分である。このように取得できるデータは、全てではなく前提条件のバイアスがかかっていることを意識しないといけない。

○非常に重要な話である。色々な部分で当てはめれられると思う。とくにマーケティングやビジネスの世界では、うまくいったことしか出てきにくいが、成功の共通法則を集めるだけでは、足りないんだろうなと。成功して“帰還した”ひとの傷を見ても、そこは傷があっても大丈夫ということで、その人が丈夫で問題なかった部分に大きな問題を抱えたから、数々の失敗があって表に出ないことがあるんだろうと思った。爆撃機は調べようがないが、失敗は調べようがある。ただし先のように人間は失敗を隠すので、仕組みにしないといけないだろうね。

 

●ハドソン川の奇跡の貴重の言葉で、『我々が身につけたすべての航空知識、すべてのルール、すべての操作技術は、どこかで誰かが命を落としたために学ぶことができたものばかりです。大きな犠牲を払って、文字通り血の代償として学んできた教訓を、我々は粗漆器全体の知識として、絶やすことなく次の世代に伝えていかなければなりません。これらの教訓を忘れて一から学び直すのは、人道的に許されることではないのです。』

○技術伝承なんて言葉があるが、人から人に伝えられていくことは大事だが、基準ではなく物語のほうがいいんじゃないかなと思ったりする。ストーリーもなく、伝える場面もなく、では、頭に入らないんだよね。人道的に許されることではないって言葉が出るのは、それだけ背景を理解しているからってことだと思う。単純に教科書に載っていることを暗記することではなく、ストーリーで考えられるからじゃないだろうか。

 

●認知的不協和 は、あまりにも影響が大きい。自分の信念と事実が矛盾している状態、あるいはその矛盾に寄って生じる不快感やストレス状態を示す。自分の信念が間違っていたと認めることができるのは稀で、たいてい事実をあるがままに受け入れず自分の都合脳いい解釈を付ける。事実を無視したり忘れてしまう。自尊心を脅かすかどうかが鍵である。

○わたし自尊心が強いから、認知的不協和になったときに後者を選ぶことが多いんだと思う。自分の信念、立派なものでなくても染み付いた習慣など否定されると認めることができないことが多い。勇気がないことが多い。認知的不協和に関する本を読んで、具体例とどういう考え方で解決していったのかのヒントを集めるのもいいかもしれない。勇気って、本当に難しい。自分が傷ついてもいいって言うやり方なんだろうけど。

 

●認知的不協和はドミノ倒しのように、なにか一つ勝手な解釈をすると、次から次へと連鎖反応が起こり、もう止められなくなる。警察が誤認逮捕した被疑者についての皮肉で、「また“未起訴の射精者”がでた」と言っている。

○はたから見れば分が悪いのだけど、サンクコストと認知的不協和が組み合わさると、大変非合理なことをしていくんだな。あるいみ理性心に従っているんだろうけど、理性は万能ではないという一例かと思う。

 

●テレビ番組に多数出演し、本を出せばサイン会を開くような有名な専門家の予測が一番外れる。会社のCEOなんかもそうで、失うものが多い人ほど学ぶことができなくなる。これまでの積み上げてきたものの正当性を詭弁で主張したりする。

○主張を持たない批評家は論外だが、矢面に立つ人間でも認知的不協和のバイアスにかかるということを意識しないと、泥舟に載っていくことがありうるのだと思う。そのためのデッドラインなのかなと思うので、ズルズルではなくそれを見据えて、かと思う。

 

●株式投資に関しても、負け株を25%も長く持ち続ける傾向にあり、人間である以上、対処は不可能だと思う。

○株やるなら闘い方を他の人と変えないと、バイアスでやられてしまう。

 

●失敗から学ぶには2つ必要。一つは適切なシステム。もう一つはそのシステムの潤滑剤となるマインドセット。適切なシステムとは、試行錯誤して進化することである。小さな失敗を繰り返して進むことである。弾力性を得ながらあるべき方向に向かっていくことである。

●蒸気機関を発明したニューコメンも改良したワットも、蒸気機関の仕組みを理解できていなかった。当時の熱力学では説明がつかなかったから。

○手を動かして進めることは、とくに機械屋としては大事なんだと思う。化学屋は失敗のリスクがあまりに高いので、慎重に計画をねって実施する必要がある。対象的なのかもしれない。メカニカルな機械のアクチュエーション・構造に関しては、良いお手本があってそれを真似ていくのが、近道なんだと思う。

 

●すばらしいミュージシャンになるためには、まず酷い曲を沢山演奏しよう。つよいテニスプレーヤーになるためには、まずたくさん試合に負けよう。良い設計をするためには、まず非効率で野暮ったい設計をしよう。

○検証と軌道修正の繰り返しをしてく。PDCAではなく、成長するのはPDCDCDC・・・PDCDCDだとおもう。

 

●スケアード・ストレート・プログラム は、実はきちんと検証するとうまくいっていない。集められたデータに偏りがあったため。瀉血と同じである。

●解決するには、対照群を分けたランダム化比較実験が有効である。バイアスがかからない状態で評価できるから。

●そもそも現実には複雑すぎて失敗か成功か判別できないものも多い。

○子供の頃に世界まる見えか何かで、上記のプログラムは見たことがあって、納得した覚えがあるのでびっくりした。ただ、たしかになと思うこともこれまで読み進めてきて多かった。

○納得する人文学なストーリーも、科学的根拠があやしくひっくり返されるものもあるという教訓だと思う。怖いのは、アップデートされずに成功例として乗り続けている場合があるということ。

○ミルグラム実験も、スタンフォード監獄実験も、納得してしまうストーリーが用意されていたから、間違った結論を導き出したんだと思う。

 

●小林尊がホットドック選手権で圧倒的な成績を残したのは、自分のトレーニングの様子を録画し、データを取り、さらに少しずつ違う方法を試して、小さな仮説を一つづつ検証していった。マージナル・ゲインの手法を取り入れたから

○そんな科学的なやり方を積み重ねて、圧倒的な強さを発揮した小林尊は、アメリカで今も圧倒的な人気を誇っている。

 

●懲罰志向のチームではミスの報告はすくないが、隠されていた。注意を怠ったミスであれば懲罰は有効だが、複雑な問題ではミスの報告を減らしてしまうことになりかねない。隠蔽体質が強化される。

○納得感あるよね。フェイルファーストという人が口だけであるときもあるので、鵜呑みにしてはいけないよね。

 

●成功のプロセスに失敗は欠かせないと考える成功者は多い。マイケル・ジョーダン然り。

○MJは高校入学時は無名なプレーヤーだったし、ジミーはホームレスだった。すべて順調ではなく、失敗や逆境をバネにできた人ほど大きく飛躍する。後はその失敗をばねに蓄えて、行動できるかだよね。

 

●固定型マインドセットの人は成長しにくいし失敗を活かしにくい。成長型マインドセットで努力に寄って伸びると考えられる人は強い。

○なにか成長してできるようになることは、子供の頃は多いはずなので、そのマインドセットで努力することの楽しさを子供に伝えられないかな。自転車乗れるようになるとか、いいよね。自分で考えることだし。

●成長型マインドセットの人は間違いにしっかりと注意を向けていた。失敗に興味津々といったように。失敗への着目度は学習効果との相関関係がある。

 

 

●知力よりも体力よりも、『やり抜く力』の高さが、もっとも優秀さに直結する。自分自信で評価するアンケートの結果で卒業時の優秀さがわかる。

○マインドセットが重要すぎる。

●成長型マインドセットの人は諦める判断を合理的に下す。自分にはこの問題の解決に必要なスキルが足りないと言う判断を妨げないからだ。引き際を見極めて他のことに挑戦するのも、やり抜くのも、実はどちらも成長なのだ。

○ここ意外だよね。というか、根性論的な考え方では途中で諦めるなんて、と言うけれど、本人の中で合理性があるのかな。逃げ道にならないように使わないといけないけれど。難しいな。

 

●正解を出したものだけを褒めていたら、完璧ばかりを求めていたら、一度も失敗せずに成功できる という間違った認識を植え付けかねない。

○人生は誕生のときに祝福され、白を置かれたオセロのようなもの。黒が多ければ多いほど、ある時白が置かれれば黒を置いた分だけ白に変わる。黒は失敗だったり恥ずかしさ、劣等感だろうけど、一つの白ですべてが逆転するようなことになるんだろうな。

○逆にその後に黒を置くことをためらっていると、大変なのだけれどもね。

 

●事前検死

○サラタメさんの解説がわかりやすかったな。究極の失敗型アプローチとして、いいよね。

 

■タイトル■

失敗の科学

失敗から学習する組織、学習できない組織

 

■著者■

マシュー・サイド

 

■出版年■

2016/12/15

 

■読書日■

2023/7/5

■■概要・感想■■

○会社の貸出可能な図書の中にあった本で、面白そうだったので借りてみた。

○内容は読書をなんのためにすると良いというwhyから、how to まで順序立ててコツや続け方を示している本である。

○非常に具体的な方法があったので、得られるものもあったので、実際に行動に移していきたい。

 

■■印象に残った部分とそれに関する感想・考察■■

●これまでの教育は、直接教育(一方的に知識を教えること)が主なスタイルだった。このスタイルだけで学びのエンジンを持つことができる(子供)は少数。対して「関節教育」は、現場に出て、教室で教えてもらった知識が活かせることを知ること。さらにもっとこういう勉強が必要だという「テーマ」が見つかることと、内的動機(=好奇心)を育んでいく。そしてこのエンジンが始動したときにガソリンとなるのが「読書」である。一生学び続けられる土台ができる。

○必要は発明の父という言葉に集約できるが、上記のようなことだと思う。だから読書は楽しいものである。

 

●私達が生きる上での学びは、大学のように縦割りの学部のようなものではなくて、もっと全体的なもの、いわば「人生」そのものなのです。まずは行動があって、その行動レベルを高めていくために、さまざまな本を読み、「実践」して、なにが良くて何が悪かったのかまで確かめる。そうして習慣として身につけていく。

○乱読することは賛否両論あるけど、人生というものを豊かにしてくためにという目標のもと、土台を築いていくには様々なジャンルの本を読んで、感化されて、行動変容、考え方が変わって見える世界を変えていくことは、いいことなんだろうと思った。

 

●一人の著者からキーワードを体得する。それを何人もこなし、多くのキーワードを把握していく。すると一人の人間だけでなく、多くの人に共通の普遍的なメッセージが見えてくる。それを見つけることが知の喜びなのだ。

○本は余白があるから、自分で考えることができるスペースが有って成長できるのだと思う。もちろん映像作品でもいいものはあるが、fast映画や倍速で見るなんてことをして余白の部分を無駄なものとして捉えていくと、無駄なものとして切り捨て勝ちになっているんだと思う。インプット3割、アウトプット7割のバランスが良いなんて話はよく聞くが、なかなかそこまでアウトプット量を増やしていくことは難しいが、少しでも近づけるように、マインドとテクニカルな部分両面を磨いていきたい。そうすれば、その先に知的な喜びの世界があるんだと思った。

 

●本の良くない作用として、現場に行く前に本を読むと、本の懸賞を現場でしてしまうので、研究の種になるような発見や問題を見つけにくい。現場のふしぎから本をこじ開けていくことのほうが、真にオリジナルな仮説検証になる。

○ケースバイケースなんだと思う。私がやっているようなエンジニアリング・現場改善の仕事において、肌で感じて思うということを大事にしなければならない一方、商店となっている問題・課題とその内容を事前に頭に入れて行かなければ何を見に行ったのか結局分からず、成果が得られなくなってしまう。ゼロから1を見つけるような仕事をする場合と、見るべきポイントを抑えて問題を肌で確認するのは、場合によって使い分ける必要があると感じた。

 

●「ブクログ」でクラウド上に自分の本棚を作る

○試しにやってみた。本を連携することで本棚にできるしジャンル分けもできる。今までアメブロを使っていたが、こちらに乗り換えようと思う。

 評価に関しても5段階評価が可能なのも良い。個人的には、3.5 4.5 などもよく使うので、そこは物によって整数値でつけて、本文中で✬で0.5がわかるようにしていければと思う。

○これまで文章はアメブロ書いていたが、wordで書くことで、公正機能が充実しており、違和感のある使い方にアンダーラインが引かれることで修正もしやすくなるかなと思う。

 

●速読のコツは、キーワードに目星をつけて、キーワード周辺を高速で数回目を通すことである。そのためには文章の構造の理解が重要なので、目次をしっかり読んで自分が読むべき場所を絞り込むことである。

○小説は味わうことが目的なのでこんな読み方ではないが、情報をインプットするようなビジネス書、how toが学べるような本は、目次をしっかり読んで全体像をまず頭の中に入れる作業をこれまで以上に大事にする必要があるんだと思った。

もっと読書が上手な人になりたい、かっこいいし、いろんなホントで出会うことができて幸せ背になれる確率が上がるから。

 

●読書キットという形で一式にまとめておくと、すべて詰まっているのでヌケモレがなくて良い。キットは

・透明のジッパー付きのケース

・ビニール製の付箋。(100均一で購入)

・感じたことを書くための付箋(会社から拝借)

・お気に入りのボールペン(インクがこぼれないようにノック式のほうが良さそう)

・持ち運びできるキーボード(外出先でアウトプット作業をする際にiPhoneにBluetooth接続)

・iPhoneスタンド

があれば完璧かと思う。

 

■読書日■

2023/7/1

 

■評価■

★★★☆☆

■■概要■■

○東レ営業出身の著者が、成人して社会人になる自分の子供の友達に、様々なフェーズで語りかけるように、言葉を繋いでいく作品。自己主張ではなく、寄り添ってくれるような言葉と、実体験をベースにした言葉に説得力や安心感がある。

 

 

■■印象に残った言葉■■

●いい仕事をするために最も大切なものは志です。しかし、それは、壁にぶつかって、痛い目にあいながら掴み取っていくものです。欲がなければ、壁にぶつかることもありません。欲があるから、やりたいことがあるから人は思いっきり壁にぶつかることができるのです。そして、壁にぶつかるから人は磨かれる。欲が磨かれて志になるのです。

○欲というと良くないイメージの言葉に思えてしまうことが多いが、立派な人、何かを成し遂げようと努力して結果を残して本などで言葉を残してくれている人は、”人のために強欲”なんだと思う。自分が気持ちよくなるためにではなく、押し付けがましくないバランスで、世のため人のために”これを成し遂げる”という、欲が強いのかなと。ただ、それは磨かれていかないと腐っていくので、その欲の本質に問われるような壁にぶつかる中で、磨かれていくのかなと思った。

○それでもなお という言葉がかなりキーとして出てきている。逆説で得る美しい言葉である一方、その言葉を受け止めきれるだけの度量が今の自分にはないのかなとも思ってしまった。ただ、心の片隅で唱えて生きたい

 

●なにかいいことをすれば隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、いいことをしなさい。

●何年も賭けて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。それでもなお、築き上げなさい。

●世界のために最残を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

●今日の全校は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。

●成功すれば嘘の友達と本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。

 

●プアなイノベーションより、優れたイミテーションを。優れた仕事をしている先輩のやり方をとにかく真似ること。自分のオリジナルにこだわるのは愚かなことです。

○芸術や自分を表現するものだったらまだしも、共通の価値観やルールが有る仕事では、オリジナルな行動、様式は嫌われる対象でしかないのだと思う。とにかくいいものを取り入れて真似る。自分の内側から出てくるものなんて期待していないで真似る。いろんなものを取り入れて真似ていった先に、オリジナルになり得るようなイミテーションの変化が生まれてくることがあるだろうから、とにかく守破離の守を学ぶことでビジネスマンは十分なんだと思う。

 

●もし、君が成長したいと願うならば、より高い成約を自らに課すことです。言われたデットラインよりも少し早めに設定してみるなどして、どうしたらできるかを考える。必死で考えれば、必ず制約を乗り越える方法は見つかります。試行錯誤の連続かもしれませんが、その末に君は仕事をコントロールする力を手に入れることができます。だから、あえて成約を求めなさい。人は、制約があるから成長できるのです。

○著者自身が自閉症の子供、転勤、妻の自殺未遂など、様々な大変な状況の中で成果を上げてきた人間だからこそ説得力がある。今のままではダメで、変化が強制されるような制約の中で、スキル的にもマインド的にも成長していったのだと感じた。

 

●タイムマネジメントとは、時間を管理することではない。仕事を管理することである。そのためには、効率的に実施するのではなく、事の軽重を知り、優先度や重要度の高い仕事から実施することが、本質である。

○耳が痛いはなしである。飛び込みでも大したことない仕事に取り掛かってしまうことは良くない癖として染み付いてしまっているのかもしれない。緊急ではないが重要な仕事をすること、これにまとまった時間を割くために、朝に何をするか、昼に進捗を確認してどこまで進んでいていて、どこまでやったら帰るかという順位付けをしないといけない。メールやチャットを見ないようにと言うのはそれも意識しないといけないが、直ぐに実行に移すのは難しいと感じるので、

・目に入らないようにソフトを落とす

・目に入ってしまったら即返して、ダラダラ考えない

ようにして、時間を撮られないようにしたい。

●仕事に関する数字は頭の中に叩き込むべき。ネットで調べればわかるというのは、ネットで調べないとわからないと言っているのと同じ。数字を使うことができていない。それでは考えることはできない。数字が頭の中に入っていることで、その数字を頭の中で転がして考える中で、疑問や違和感が浮かんでくることがある。その違和感を感じるのは、無意識的な中でも働かせられるので、圧倒的に効率が良い。

○私はもともとデジタル大好き人間で、紙なんていらないと思っていたが最近間違えだったと思う

。図を簡単にかけること、すぐ始められること、スマホのように他に気を取られることがないことなど、紙のメリットは計り知れない。そんな良い時間を作れるアナログ時間には、良いノートといい文房具がセットになると、最高なんだと思う。

●手帳は、自分との対話のツール。過去の手帳を読み返すと反省ができる。あの仕事しなくてよかったな無駄だったなとか、もっとはやくに上司に情報を上げておけばスムーズに仕事が進んだのにとか。

○記録を振り返ることをするのが億劫になってしまう。唯一続いているのは体重を測定するのを見返すとき。このブログの記録も作るのに一生懸命になりすぎて、振り返る時間が取れていない。やはり、数をためて校正して、本として出すことを目標にして、それをする前に校正を行う中で見返すのがいいのかと思う。調べてみると、 ワンブックスというサービスだと、せいぜい数千円で1冊だけ本を作ることができたりするようなので、自分だけのものを作っていければと思う。

 

●よほどのことがない限り、大人の世界では怒られることはない。やり過ごすことだってできたはずなのに、きちっと起こってくれた。これは感謝すべきことです。そして、二度と同じミスをしないことがその方に対する最大の感謝の示し方なのです。

○怒られないことをいい状態だと考えない戒めだと思う。妻から怒られることをやり過ごす気持ちなのではなく、起こってくれて、伝えてくれてまずありがとう。という気持ちで聞き入れないと行けない。小さいことにこだわって論点をずらすのではなく、よほど大きな誤解でなければありがたいことですという気持ちで受け入れないといけない。

 

●仕事を効率化したければ、同僚と信頼関係を築きなさい。信頼関係がなければチームとして累積的にロスが生じて生産性が低下してしまう。信頼を築くには真摯であること。挨拶をすること、自分のしごとに責任を持ってやり遂げること、ミスしたら謝ること、わからないことは確認することである。

○個人的には、テレワークでほとんど出社しない人は、非効率的なんだと思う。信頼関係を築くことができないから。もちろん、通勤時間を家事の時間や家族との時間に当てられていい面もあるとは思うので、全否定は市内が、全く顔を合わせないで仕事をするのは、機械と仕事しているのと変わらなくて、人間本来の力というか、チームとしての力を発揮できないため、発揮できる能力が低くなってしまうのだと思う。

 

●誰かを助けるのは、決してその人のためではありません。助けた人から受け取る贈り物ほど、自分にとって嬉しいものはない。自分自身の幸せに必要なものです。だから惜しまず手を差し伸べてください。

○いい言葉だと思う。助けるときにマウントのような形にならないように気をつけながら、その人の人生にいい影響を与えられるように考えながら、困っている人に手を差し伸べる人間で有りたい。

 

●頑張る人、努力する人が、最後の最後まで不遇などということは殆どない。志があって周りの人を大事にしていれば、必ずだれ方がそれを見ている。だから、職場の良し悪しで一喜一憂しないことです。一番危険なのは、順風満帆のときです。自分を過大評価して尊大になってしまう恐れがあるからです。逆風の場こそ、君を鍛えてくれるのです。

○順境は悩まずに住んで良いが、人を腐らせてしまうことがあるんだと思った。自分にも心当たりがあって、順風満帆に言っているときに始めた習慣で、良いものはあまりなく、逆境の中で悩んだり苦しんだ知りした中で必要性に迫られて変えた習慣、タバコやめるとか早起き、読書、携帯ゲームやめるなど、良い行動習慣と自分を鍛える習慣ができたと思う。

○最近だと、NBAでデンバーが優勝した。マレーの怪我は、優勝するためには必要なストーリーだったんだと思う。全治1年半の怪我で、いいことなんてなかったと思うのではなく、未来から考えると、あの怪我があったからこそヨキッチは圧倒的な大黒柱として成長してMVPになったし、マレーは怪我前よりもジャンプ力が上がったし、爆発的なクラッチ力も更に磨かれたんだと思う。ヒートもファイナルでは破れてしまったけど、ジミーを中心としたヒートのカルチャーや、アンダードッグ軍団のストーリーは惹きつけられるものがあった。順境なエリート街道にも人しれない逆境があるように、何も考えずにポヤポヤしているのでは人として成長しないから、試練はあるんだと思う。試練なんてなんでつらいことしないといけないんだというように昔は思っていたが、試練を超えることでジャンプアップした成長が得られることを、昔の人は知っていたんだろうなと思った。

 

 

■著者■

佐々木常夫

 

■タイトル■

働く君に贈る25の言葉

 

■出版年■

2013/6/4

 

■読書日■

2023/6/20

 

 

 

 

●概要

□諸説あるが、世界で5番目に売れた近代小説本であるアルケミスト。ブラジル人作家パウロ・コエーリョが書いた、全年齢向けの小説である。

□アルケミストとは錬金術師のことだが、本作品のメインテーマではないが、錬金術師は登場する。

□予兆を見てたびに出るが、その中で幾多の試練、全財産を三回も失ったり、殺されかけたり、恋をしたり、その土地で働いたりと、冒険がたくさんある。かなりスピリチュアルな場面もあるが、私はそういうのも結構好きなので、面白く読むことができた。子供のときに一度読んで、おとなになってもう一度読むと面白い本になると感じた。

□ゴールに向かっていく中で、紆余曲折ある中で経験を積んで、酸いも甘いも合って、最短距離でなかったり、お金を得たり失ったりしたり、様々なことがある。自分の人生に置き換えてみてしまう作品である。

 

●印象的な場面

□羊を売って得たお金を、見知らぬ新しい土地で、剣を見ている間に全て持ち逃げされた場面。

■彼は自分のことを泥棒にあった哀れな犠牲者と考えるか、宝物を探し求める冒険家と捉えるか、そのどちらかを選ばらないといけないことに気づいた。

■メッカに行くのが夢だという商人に対して、「ではどうしていま、メッカに行かないのですか?」少年がたずねた。「メッカのことを思うことが、わしを生き長柄させてくれるからさ、そのおかげでわしは、全く同じ毎日を繰り返していられるのだよ。もし鷲の夢が実現してしまったら、これから生きていく理由が、なくなってしまうのではないかと怖いのだよ。お前や鷲と違うんだ。なぜなら、おまえさんは夢を実現しようと思っているからね。わしはただメッカのことを夢見ていたいだけなのさ。なんども想像した。でも、実現したら、それが自分をがっかりさせるんじゃないかと心配なんだ。だから、わしは夢を見ている方が好きなのさ。」

■「僕の心は裏切り者です。心は僕に旅を続けてほしくないのです。」「それはそうだ、夢を追求していくと、お前が今まで得たものをすべて失うかもしれないと、心はおそれているのだ。」「それならばなぜ、僕の心に耳を傾けなくてはならないのですか?」「なぜならば、心を黙らせることはできないからだ。たとえお前が心の言うことを聞かなかったふりをしても、それはお前の中にいつもいて、お前が人生や世界をどう考えているか、繰り返し言い続けているものだ。」「おまえは自分の心から、決して逃げることはできない。だから心が言わねばなら行ことはきいた方がいい。そうすれば不意の反逆を恐れずにすむ」

 

 

●あとがきにて

■組織としての宗教の価値と問題をどう考えるか?

■価値は、それが修行と集団的な崇拝と、神秘に対する謙虚な気持ちを与えてくれることです。危険なところは、すべての宗教が、「私こそ究極の心理を持っている」と主張することです。するとあなたは神父や僧侶などに依存し始めて、彼らが自分の人生の責任を取ってくれると思ってしまいます。実は、あなたは、あなたの人生に責任を持っている人間なのです。

 

●タイトル

アルケミスト

 

●著者

パウロ・コエーリョ

 

●出版年

1988年 (原盤)

 

●読書日
2023/6/13

●概要

□英語の文章が中心の、デザインに関する本。

□某youtuberがおすすめしていて興味があったので手に取ってみた。

□ドはまりする内容ではなかったけれど、位置の使い方について詳しく書いてあった。

□個人的には、資料をカラフルにしてしまうくせがあるので、同系色で色の濃淡で違いを作り、強調色となるものをコントラストで、全体の5%程度にすることで、見栄えのする資料にしていきたい。

 

 

●ためになること

■近接・整列・反復・コントラスト が重要な4要素。

■近接の校歌を確認するためには、資料を目を細めてみたときに、大体いくつのブロックがあるように見えるか、それが1ページあたり3~5個を超えている場合は、近接によってグループ化して1この視覚的ユニット化できないかを考えるべき。

■画像などの直線のラインと、文字の終わりの凸凹とを並べると見にくい。箇条書きが並んでいてまっすぐのラインが見えるのであれば、画像を左側に持ってきて箇条書きの始まりと合わせれば見栄えが良くなる。

■1ページの中で始まりの行と終わりの行を太字、大きな文字にすると、反復の効果で視線が往復して内容を読んでもらいやすくなる。

■下線は使わない。絶対に。強調したい言葉があるなら、太文字、大きな活字、別のフォントなど別の手段にする。

■資料の作り方

 1)焦点を決める 真っ先に見てもらいたいもの コントラストを付ける

 2)情報を論理的なグループにまとめる 近接

 3)配置には、強い整列を作り出す。

 4)反復を作る。

 

●タイトル

ノンデザイナーズ・デザインブック

 

●著者

Robin Williams 

吉岡典秀訳

 

●出版年

2016/7/2

 

●読書日

2023/6/24

●概要

□古代メキシコのアステカ帝国の文化と、現代の麻薬密売人組織、そこに絡む人々を描いたクライムフィクション。かなりエグイ描写が多いし、非合法なことのオンパレード。

□今まで見たことないタイプの小説で、善悪とか信念とかでなく、異文化的、価値観がという言葉でしか言い表せない物語であった。最後の方に救いがほんの少しだけあるが、基本的に起こることに救いはない。

□メインの登場人物は2人だが、その親、祖母、医師なども尖っている人ばかり。

□文体としては散文的な感じがした。

□ジョジョの第一部もアステカ文明テーマだったが、かなり怖い文化だと思っていてたしかにそうだが、仲間の結束感、不文律などで考えると、重要な部分もあるんだなと感じた。

□テスカトリポカとは、煙をはく鏡という意味で、アステカの神の中でも最上段にいる存在で恐ろしい存在のこと。

□本好きな従兄弟からの推薦書①

 

●タイトル

テスカトリポカ

 

●著者

佐藤究

 

●出版年

2021/2/19

 

●読書日

2023/6/24

⚫︎背景

ダイエットとトレーニングを開始して3ヶ月が経ち、体重9kg減に成功した。体脂肪率も25→15前後まで落ちて、夢の一桁もうっすらと見えてきた。

皇居ランなど走ることや、ジムでHIITトレーニング、足ベターを目指した柔軟をしているが、現状のベンチマークが欲しいと思っていた。

そんな時にたまたま台東区で体力測定のイベントがあるという、町内広告を目にしたので、申し込みをし本日測定があった。


⚫︎場所

台東区リバーサイドスポーツセンター

‥一階にベンプレが5台以上?と、本格的なジムがある模様。一回250円と安いのに、朝8時から22時までと時間も長く、使いやすい。

7月からはプールも開始するとのこと。

家から片道3キロ程度と考えると、微妙な距離。時間があってランニングとウェイトしたい時にはよさそう。いいこと知れた。


⚫︎参加者

おおよそ40名ほど。コロナでここ数年で来ておらず、久々の開催だとのこと。

性別は男6女4ぐらい。

年齢は40代?がボリュームゾーンで上は65以上、下は20台中盤?と言った見た目。

普段動いていそうな人はそれほど多くはなく、現状把握のために来ている人が多いように思えた。


⚫︎種目

・反復横跳び

・立ち幅跳び

・長座体前屈

・腹筋

・握力

・20メートルシャトルラン


上記の順番で行った。


⚫︎結果

50/60 で、評価はA(20から24歳相当)であった。ギリギリだが、A評価ということで嬉しい。





⚫︎反復横跳び  (10/10) 

30秒間での反復横跳び回数

60以上で10点

バッシュを履いているのと単純に動きに慣れていて上半身の先行動作がうまくはまっただけかなとは思うが、満点は嬉しい。


⚫︎立ち幅跳び 8/10 240cm

高校生の時と同じかそれ以上だった。

多分背筋上手く使う必要があるのだろうけど、上手く使いきれていないんだと思う。

今後はスクワットを継続して、スクワットジャンプで高く飛ぶことも意識したい。


⚫︎長座体前屈 (8/10) 55cm

足ベターができれば満点行くはずなので、まだまだなんだと再確認。足ベターを目指してストレッチも隔日ぐらいでやれればと思う。


⚫︎腹筋 (10/10)

昔から10点だったが、これは種目自体に疑問があるので、プランクを綺麗に長くできるようになるなど、トレーニングを続けていきたい。うきわ肉がない逆三角形になりたい。


⚫︎握力 (4/10)

明らかな弱点。昔から苦手で、40キロ台になっただけ少しは進歩しているようにも思える。

懸垂ができない理由は握力にあると思っていて、ぶら下がるのでトレーニングしていたが、やり方を変えようと思ういいきっかけになった。

ググるとハンドグリッパーで65から80%の負荷でやると伸びるとことで、早速Amazonでぽちった。


⚫︎シャトルラン 10/10

上限が100回で切られていたので、100回で終了。

たぶん110までは行けたと思う。高校の時にベストで120、バスケ部としての最低ノルマは100と言われていたから、それなりに走っている効果は出たかと思う。普段の走る速度よりだいぶ速くて使う筋肉違ったけど。2組に分かれて私は後半だったが、2組目は私が最後1人になっていたので、拍手などもらえて嬉しかった。


⚫︎まとめ

良い部分と課題とが明確に出た結果だったので、今後の目標として半年後の測定で、55点以上を目指して行ければと思う。


●概要

◆岡本太郎先生が雑誌などで受け答えしたものをベースに編集された本。自分に対して純粋に生きる言葉がこれでもかと散りばめられている。

◇自分の中に孤独をいだけ、自分の中に毒を持てと合わせて3部作シリーズだが、話の角度は多少違っても根底的な部分は変わらない。個人的には一番はじめに読んだ自分の中に孤独をいだけが最も衝撃であったが、本書もかなりがツンとくるような内容である。

◇岡本太郎先生のような人生をそのまま生きることはできないかもしれないけれど、純粋な気持ちで行動すること、自分自身を見方だと思うだけではなく、最大の敵だと思って突き放してみること、日々の生活の中で入れていきたい。

 

●心に響いた部分

◆決意とは自分の人生をすべてを賭けて下す行動だ。生易しいものなんじゃない。ぼくは毎朝毎朝、埋まり変わった気持ちで迎えている。毎朝が自分の人生のはじまりだと思って人生を賭けている。

◆自分対自分で対話する 悩んでる自分、それを外側から眺めて客観的に分析したり、ああ気の毒にと同情したり、滑稽なやつだなと笑っている自分、その自分対自分で対話してみる。激しい論争をやるのもいいし、しみじみと語り合ってもいいけど、とにかく2つ以上の視点を自分の中に持ってご

らん。

◆どんな人間だって、憂鬱感や不安のない人間なんていやしない。自分を大事にして、かばおう、うまくやろう、傷つきたくない、そうおもうから不安になるんだ。あるがままの自分以外のものになりたがったりね。もし自分がヘマだったら、”ああ、俺はヘマだな”と思えばいい。もし弱い人間だったら、”ああよわいんだな”でいいじゃないか。弱いからだめだとか、どうしてこう弱いんだろうと嘆いて、自分自身を攻めることで慰め、誤魔化しているやつが多いんだ。そういうのは甘えだよ。もっと平気で、自分自身と対決するんだ。こんなに弱い、なら弱いまま、ありのままで進めば、逆に勇気が出てくるじゃないか。(略)もちろん、恐怖心はある。ぼくもはじめは恐怖を感じた。運命というものは、自分から切り開いていくというより、向こうからのしかかってくるんだ。これはとても重荷だ。やりきれない。でも、だからこそ惹きつけられるんだ。それを全身で受け止めて、逆に生きがいにしてしまうんだ。あえてlk意見な方向を選んだ結果、どうなるかはわからない。でも、たとえどうなろうと賭ける。瞬間瞬間が一回きりの賭けで、賭けた以上は一寸先は闇だ。だから賭け通し貫いて、自分の運命を生きなければならない。そのために痛めつけられても、だ。ひどい目にあったり痛めつけられても、むしろ嬉しい条件としてほほ笑みを浮かべ、貫き通す。ふりかかってくる災いも、恋する相手を受け入れるように受け入れる。決して逃げない。たしかにきついよ。でも、はればれとした顔で立ち向かう。これば僕のいきるスジだ。

◇すべてを旧に真似すると、多分自分を壊してしまう劇薬のような言葉だが、到達点はここだと思いながらやらなければならないと感じる。魂を磨くことが人生の生きる意味であったり、人生に生きる意味を問うのではなく、人生から生きる意味を問われているんだという考えとも共通する。

◆こどもはね、大人と調子を合わせてお利口さんになっていれば、お小遣いをもらえる、うまいものを食べられる。だから大人とうまく妥協しちゃう。妥協すればうまくやっていけるという子供時代の卑しい知恵が、おとなになっても変わらない。

◆成功した人は、自分に甘えたり、適当にうまくやろうとして成功したんじゃなくて、こんなことをしたら自分はダメになってしまうんじゃないか、死んじゃうんじゃないかと妥協しないで自分を面ついてきたものだ。

◆一番面白い人生とは、”苦しい人生に挑み、闘い、そしてすばらしく耐えること。”逆境にあればあるほど、面白い人生なんだ。逆にうまくやろうとか、要領よく生きてやろうと考えると、人生はつまらなくなる。自分で自分の運命をかける。生身で生きることが本当の人生なんだよ。

◆金と名誉ほど人間をだめにさせてしまうものはない。そんなもののためにあくせく生きるなんて愚劣だ。金と名誉を捨てたら人間の”生命”が残る。

◆知性は型にはまった理論や知識のひけらかしではなくて、むしろ直感的に、自分自身の存在を掴み、それを突き詰める。他との関わり合いを考える。そうすれば君のぶつける言葉は生きてくる。君の目つきや態度から、相手に強烈な印象を与えるだろう。

◆自分自身に対するコンプレックス、うまく行かないとかでイライラしたり面白くなくなったりして、自分に対して嫌悪感が渦巻く。なにもしないで漠然と無意味に時を過ごしているときに起こるね。そういうときにこそ、他人の目を気にしない。決しておもねらない創造的な仕事をする。とたんに嫌悪感は吹っ飛んで、心がすーっとひらく。

◆自分がなにか困難に直面した時、誰さんあらこうしただろうと、自分が尊敬する人を引き合いに出して、その人がやったように真似てみたりする。これじゃ、自分の意志なんてないじゃないか。まるっきり責任を添加しているだけだ。甘えだよ。それよりも感動を大切にしろと僕は言いたいね。感動というフレッシュな感情に触れるたびに、自分を再発見してそこから更に高めていく。この精神的飛躍がなければ生きている意味がないじゃないか。

◇自分が尊敬する人ならどうするか、というと言う問は、よくやり方としては聞くこともあるが、真っ向から否定しているのが面白い。参考にするのはいいかもしれないけれど、最後は自分の意志で、責任でやった結果失敗したら、自分のせいになるから、感情が動かされるのだと思う。その過程で、誰々さんならどうするだろうとか、正しいと教わってきたことに照らし合わせるとスジはこっちだとか、自分を作る一部にしてあげるのがいいのだと感じた。

◆ぼくは旅行すると、まず、なるべくポピュラーな、その土地風のレストランカバーに飛び込むことにしているんだ。そしてまわりにいる土地の人達の雰囲気に触れ、様々なものを味わってみる。たとえ言葉は通じなくても目と目があい、気分が伝われば、結構溶け合って楽しいもんだよ。

◆スポーツは本来明朗であって健康的なものだ。ところが卑しい功利主義で成功したものだけを英雄視して持ち上げる。ジャーナリズムも、盛んに成功者だけを立派で美しいもののように書き立てる。ぼくは、むしろそのよう書き立てる側が卑しいと思うね。勝ち負けで人生を決めるのは間違っている。人生は他人を負かすなんて、けちくさい卑小なものではない。いちばん大切なのは、自分自身に打ち勝って、自分の生きがいを貫くこと。それがいちばん美しいことなんだよ。

◆孤独はただの寂しさじゃない。孤独こそ人間が強烈に生きるバネだ。孤独は充実したものだ。孤独だからこそ、全人類と結びつき、宇宙に向かって開いていく。芸術とか哲学とか思想なんて、みんな孤独の生み出した果実だ。

◆死に対する恐怖感もそう。だれだってもっているものさ。しかしそれを恐怖感だと思っちゃいけない。ほんとうの死に対する恐怖感とは、生きる喜びだ。本当に情熱を持って生きるときは、死と対面するときだ。死と対面するときだけが、いちばん生命が燃え上がるときなんだよ。

◇カイジで生命は粗末に扱わないといかん、と兵頭会長が言っていた言葉に惹かれたのは、そこなんだと感じた。

◆死んだっていいじゃないか。死ぬことが怖かったら本当に生きることはできない。ただこの世の中に生まれてきたから、惰性で生きているというやつは、生きている意味なんかないよ。いいかい、怖かったら、怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ、やってごらん。

 

 

●タイトル

自分の運命に盾をつけ

 

●著者

岡本太郎

 

●出版年

2014/10/10

*1979-1981に掲載されたにらめっこ問等をベースに再構築

 

●読書日

2023/6/10