ChatGPT×English skill drillの組み合わせが控えめに言って神。

 


■メリット
・chatgptはだいたいのこと知っている(2年前までの知識だったら、最新のニュースは厳しい)

・間違えたこと言っても気にしないで済むし、結構デフォルトで励ましてくれる

・どうしても単語が出てこないときには翻訳ツールを同時に立ち上げて入力可能

・レベル感を調整可能

・テキスト+音声出力が可能

・発音の速度も変更可能

・音声入力が可能。怪しいところがあっても、わりと理解してくれる。
・どうしても意味不明な部分は、意味不明な理由を言ってくれるし、訂正候補も提示してくれる。

・発音もmicrosoft に入っているパターンを選択可能。

 男性、女性、US、UN,NZなどが選択可能。
・会話をテーマごとに分けておくことで、いちいちはじめからでなく話の内容を再開できる。

・いつでも、すぐに対応してくれる。(レスポンス鬼早い)

・無料

 

 

■デメリット

・継続の強制力がない

・対面でのボディランゲージなどが身につかない。

・相手の発音が良すぎる。(強い訛りだったり、単語のリンキングやブロークンの変化がない)

 

有料英会話レッスンのビジネス的な脅威は、ChatGPTだと思う。

 

 

メンターとして、物理的に寄り添う共感能力ぐらいしか人が勝てるものないのではないか。

 

プライベートティーチャーが無料でつけられる時代がもうきている。

 

非常に怖い反面、使いこなさないと世の中に取り残される。

ただ、控えめに言って神だと思う。

 

 


■■評価■■

★★★☆☆

 

■■概要・感想■■

○過去学んだことをアップデートせずに活用することで、時代遅れになっていることに気づいていないことを指摘する本。

 

○常識をアップデートしていないヒトではチンパンジー(ランダム確率)以下になるようなクイズが多くある。

 

○私も問いてみたが、結構色々聞いたことがあると思っていても7割程度しか正解できなかった。(チンパンジーの33%よりはマシだった)アップデートはしないといけない事の、大事さを感じることができた。

 

○人に教える機会を持つこと、そのときに最新の事実をきちんと調べてアップデートすることが、最もうまくアップデートの歯車を回すことにつながる習慣になるかと思った。

 

■タイトル

Factfullness

 

 

■著者

ハンス・ロスリング

 

 

■出版日

2018年12月

 

■読書日

2023/7/26

 

 

 

■■印象に残った部分■■

●先進国と途上国などという枠組みは、1965年等、過去に生まれた概念でアップデートしないと行けない。生活の質で言ったら、全体的に上がっているし、世界的には少人数家族はすでに全世界的に当たり前になっている。

○知らなかった。いわゆる途上国というククリで見ていたところでも少子化が進んでいると。しかも乳幼児生存率が、最もひくいくにでも9割を超えているということも。アップデートしないと怖いと思った。

 

●平均だけで見ることの危うさの例として、数学テストの得点は男性の方が女性より高いというものがある。これは事実ではあるが、得点分布を見ると特典の最頻値はほとんど変わらないが、上位に分布するのが、男性の方が少し多いということが要因である。なので、正確には男性の方が得意というよりも、数学が非常に得意である人の割合は、男性の方が多く、それ以外では女性も男性もあまり変わらないということが言えそうである。

 

●「上からの景色」であることを思い出そう。高いところ、その状況を中から見ていない状況では、低いところを正確に見ることは難しい。生活水準一つとっても、レベル4に 分類されている日本から見たときに、レベル1と3を一緒くたにしてしまって、全て自分たちよりも低いというカテゴライズをしてしまうということが言える。

○実際のヒトの意見を、如何に吸い出すのか、自分のバイアスがかからない状態でやるのが難しいかを感じる。ペルソナとか言うけど、、、、そうすると実はVRとかの体験って、ここに意味がありそう。その人の生活パターンを完全に再現することに対するニーズって、結構あるよね。ペルソナとして設定して実際に体験することって価値がある。文字で見ても流してしまうものを体験するのって価値があるはず。ビジネスチャンスかもしれない。ハードルはそれを聞き出して落とし込むところなのかも。聞き出すヒトが実は一番ビジネスの種持てるのかも。そうするとVRというよりもその場にどっぷりというどぶ板的なやり方や、相手の文化を尊重できるコミュニケーション能力のほうが最も重要かもしれない。

 

●世界の平均寿命はおおよそ70歳。

○こんないなったとは、、、歴史で見ると、200年前は31歳で、100年前も33歳ぐらい、ここ50年前は45歳ぐらいだが、急に伸びている。なんということだ。。。こんなに世界から飢饉や不合理と思われる死が減っていたなんて。いいニュースは知らせられないんだなぁ。

 

●「悪い」と「良くなっている」を同時に持つようにすると良い。この2つは両立する。「現在の状態」と「変化の方向」であるので。

○万事オーライでなくてもこんな見方もできるということ。この2つがあったほうが正しく見ることが確かにできそう。

 

●世界の人口がひたすら増え続けるというのは思い込みである。2100年での世界総人口予測は110億人であり、現状の80億人からサチって低下する。

○知らなかった。。。日本はすでに人口オーナス状態だが、世界的な人口ボーナス状態も途中で止まるということか。そうすると、、、オーナス状態になるとレッドオーシャン化するよね。ビジネスの現場では。人口増えるのが正義ではないけれど、子供はせいぜい一人なんて当たり前の時代になるのか。逆に言うと、今ボーナス状態のときに投資しておかないと、今後オーナスだと勝つのが難しくなるなぁ。非ゼロサムゲームからゼロサムゲームになるということだから

 

●最も貧しい場所では、すべてを完ぺきにこなすことはできません。何かを完璧にこなそうとすれば、もっと大事な他のことがおろそかになりますよ。

○ルールを守るのは正しいが、なんのために、何を犠牲にしているのかを明らかにすることが、ルールの見直しにつながるのかもしれない。

 

●ベトナムでは、対米戦争についてはごく短い期間であり大事ではなかったのかもしれないが、200年占領された対フランスや、2000年以上休戦含めて続いた対中国の戦争のほうが記念碑が大きい。

○物事の軽重を、自分の知っている知識で捉えようとすると優先順位が実態と異なってしまう。非常に難しいなぁ。

 

●一つしかない数字のニュースを見かけたときに、問うことで本質を明らかにできる問いかけ。

 ・この数字は○年前と比べるとどうなっているか

 ・一人あたりだとどうなるのか?

 ・似たような国や地域で比べるとどうなるのか

 ・どの数字で割るべきなのか

○アスパルテームの発がん性が登録されたと話題になったが、ソーセージやハムのほうがもっと前からかつリスクが大きいとされている。それを承知でとっているということも考えると、発がん性というワードに踊らされずに住むのではと思ってしまう。

 

●自分が普通で、自分以外がアホだと決めつけない。あなたの経験が普通ではないかもしれないことを肝に銘じておいた方がいい。とくにレベル4の経験が世界の他の場所に当てはまると思わないように。

○これ、バイアスが絶対ある。なんでそう思ったのかを、地位役職に限らず聞き出すことで、単純に考えが浅いのか、そうではなく別の立場から物事を見ているのか、判断しないとミスリードになりそう。

 

●自称自由なメディアが世界で最も急激な文化的変化を報道していないということは、確かなようだ。

○海外ニュース含め、ほとんどがどうでもいいことなので、CNNのニュースで英語を学ぶのはよくなさそうだなと思った。それよりも趣味趣向だったり、文化、流行に関する生のヒトが発信している日常に価値が出るのだろうと思う。メディアも生き残るために刺激的なニュースを流し続けると予想できるので、それを如何に見ないで、かつ常識的な判断ができる様になるかを考えないと。少なくとも、国内のニュースはゴシップだから、ヘッドラインを週1で眺める意外やらなくていいと思う。見るなら専門チャンネルを見ないと。

 

●眼の前に危機が迫っていると感じると、焦り本能のせいですぐに動きたくなるものだ。狩猟時代に必要だった本能だからだ。しかし、現代の生活ではそういったものより複雑で抽象的な物が多い。焦りの本能は正しい分析や考え抜くことを妨げる。

○貧すれば鈍するだと思う。追い込まれると思うときちんとした判断ができなくなる。だから詐欺師はすぐになにかさせないと、今しかないと思わせるんだろう。良い方にも使えるから、使いようだろうな。スケジュール感を持ってセールを迎えるとかは、良いことだと思うから、予定していることに向かっていくのは焦りに抗う方法なのかもしれない。

 

●世界は変わり続けているということ、死ぬまでずっと知識をアップデートし続けなければならないことを、子供に教える。

○子供に教えるときには、自分が学び直すことが必要。それは自分のためでもあると思う。知っていると思うことでも、新しい解釈、新事実、いろんなことがある。変わらないのは哲学的な紡がれた思想ぐらいか。歴史だって解釈が変わったりする。人に教えるときには、しっかり最新の情報を調べて考えることが大事なんだな。

○一方で、自分が直近向かい合う論文などでは、近年の論文の質は落ちていると感じることも、他の人と離していてあるのは事実。昔のほうがきちんとデータを取った、内容のある論文であって、今の論文は概論をまとめている似すぎないものも多い。

■■評価■■

★★★✬☆

 

■■概要・感想■■

○人類の歴史を振り返ったときに、OPENさを基調とした組織は発展し、クローズドな組織は発展しなかったことを、実例たんまりで解説した本。

○この直後に読んだfactfullnessと続けて読んだことで、自分が当たり前だと思っていたことが古くて間違った根拠になっていたり、懐古主義だったりすることに気づくヒントを得られるかと思う。

○OPENであることの重要さとともに、Closedになってしまう心境、本能、実例などがある。両方の側面から見ることで、それでもOPENでいることは大事。というか、今まで成功した事例は、ホントはclosedにしたかったけど、openにせざるを得なかったという状況が、全体のレベルアップに貢献したということになったのだと感じた。

 

■タイトル

OPEN

 

■著者

ヨハン・ノルベリ

 

■出版日

2022/4/27

 

■読書日

2023/7/24

 

■■印象に残ったところ■■

●進歩を続ける唯一の方法は、オープンさを増すことなのだ。自由は確実性と統制を与えてくれないが、予測不能なことの余地を残してくれている。一方オープン性に目を背けるとリスクであり、歴史上長続きしなかった黄金時代はたくさんある。

○たしかに、歴史上の黄金時代が陳腐化したものになって行くのって、だいたい鎖国しているときだよね。それで数百年後に手痛いしっぺ返しが来るイメージ。

 

●動物は生物の遺伝的進化で強い種が残るが時間がかかる。ヒトは真似することで文化進化を一瞬で起こせる。

○行動変容できることが人の強み。それが良いことであるなら最高だが、悪い習慣、携帯に時間を盗られる等は、注意深くいなければならない。

 

●他人の脳へのアクセスを失った人々は、技術力を維持できず、多くの技術や手法を忘れてしまった。

○ちょっと怖いよね。いまクラウドに上がっているものが全て消え去ったら、まじでバカ亜になるんだと思う。

 

●ラストベルト地帯が示しているのは、産業の中で競争意識が欠如が長く続けば、それだけその産業は最終的に弱体化することだ」とのべる。小手先の保護主義でどうにかできるものではない。

○肝に銘じないと怖い。寄らば大樹の陰だと、外との競争意識が働かなくなってしまう。

 

●西欧白人の白い肌は、慢性的なビタミンD不足に対して、日光を吸収しやすいということで広まった程度のものである。

○本当か?でも、生物学的なスジは通るのか。

 

●メキシコ移民4世でスペイン語を流暢に話せるヒトは、多い地域ですらたった5%。他の移民集団と大差ない。

○郷に入れば郷に従え で、そこまでなるのか。。。逆に中国人の華僑はすごいかも。彼らは中華思想持っているから言語失わないのかな。

 

○イスラムの中世の黄金時代の終焉は、モンゴル軍がすべてを破壊したから。

 

●西欧で発展したのは、手紙のやり取りが活発であり、優秀な人達が国を超えたコミュニティを形成しており、オープンにせざるを得ない状況であったから。弾圧しても近隣諸国に移動して、そこが強力になってしまう。それをさせたくない、ある意味、為政者がコントロールできていない状況であったからこそ発展した。失敗の連続であったからこそ意外性の余地があって成功した。

●一方、宋の時代に産業革命間近に行った中国は、明の時代で大航海時代も目前であったが鎖国をして閉鎖的になり閉じこもった。イノベーションは結果的に潰されてしまった。

○この対比の考え方は面白いと思う。中国はこの時代あまりに広くてすごくて、なんでも出来すぎたんだな。

 

●起業家は富を独占しているように見えるが、非常に大きなリスクをとって実施したのにもかかわらず、全体の2.2%の富しか手にしておらず、他のおこぼれをそれ以外の人たちに分け与えているとも言える。

○アイツラずるい、ではなく、アイツラありがとう、なんだな。彼らがいないと世の中いないと世の中進歩していかないのに、格差がとか行っているんじゃなくて全体レベルアップしているから良いじゃんの考え方もあるなぁ。

 

●タダで得ているものを評価するすべはない。一方で昔有料だった地図、カメラ、百科事典、などはなんの価値ももたらしていないか?

○値段を知っているのに価値を知らないのを冷笑家と言っている切り口は面白い。お金で全て換算しようとする世の中だからこそ、タダと言われるものの価値がわからない人が多い。逆に言えば、タダでも価値が高いものを十分理解しているヒトは、ものすごく強みになるのではないか。お金持ちのヒトほど、他者貢献こそ人生の目標としている人が多いように、実はタダに見えるものこそ、価値が高く、副次的にお金が舞い込むというような仕組みになっているのではないか。

 

●いつの時代になっても昔は良かったとしている。大体自分が10歳ぐらいのときの時代を美化する。いつの時代の人々も。遡り続けて4000千年前の人でさえ、それより前の黄金時代を書いている。

○そういう性質があるということを理解しないといけない。自分が10歳の頃やったゲームがちょうどいいなんて、単なる思い出補正で、暗いところでゲームして目を悪くしたヒトがたくさんいた。ポケモンショックで倒れた子供がたくさんいた時代である。いまは良くなった。良くなったけれど、進歩によって新しい問題が出てきただけである。

 

●歴史的ノスタルジアのある考察は、過去の問題を切り抜けた事実を知っているので今にして思えば大した問題に思えないというものだ。切り抜けたからこそ今ここにいるのだ。だが、今原罪直面している問題を解決できるかどうかは、決して定かではない。だから苦しむのだ。

○コロナがいい例になりそう。切り抜けている最中は必死だが、切り抜けてしまうと何だったんだ、あれ。とかになってしまう。漫画の最終回でラスボスを倒して平和になった街では、ラスボスのこともそんなやついたなぁ、大変だったなぁになっていくのが、ヒトとして当たり前なのかもしれない。過去にとらわれないという良い側面もあるのだと思う。

 

●下記のようにヒトは考える傾向にある。

・生まれてきたときに世界にあったものはすべて正常でかつ普通。世界の仕組みの自然な一部

・15-35歳の間での間に発明されたものは何であれ新しく刺激的。革新的で多分それを仕事にできる。

・35歳以降に発明されたものは何であれ、自然の摂理に反している。

○非常に面白い洞察かつ、いま33歳の自分にとって、もうすぐすると何であれ自然の摂理に反していると感じるようになる時代が来る。そう思って新しいものを取り入れていかないと、青春は終わってしまって老いが始まってしまう。

 

●アメリカには包括的な計画がなく、断片的、不安定、そして「極端な起業家精神」に苦しんでいる。日本やドイツの安定した戦略的に協力する連合体に

 

●フェイクニュースが問題なのではなく、文脈や思想を伴わないニュースが問題なのだ。

○誰かのせいにするのはやめよう。時代は反作用を伴いながら良くなっている。自由である。選択の自由がある。使わない、離れる選択もまた自由である。他人に矯正してはいけないし、押し付けられてもいけない。自分で判断しよう。それの価値を自分の頭で考えて。一方、世の中の常識人間が思っていることも知っておくことは、社会生活を送る上では重要。他人との共同空間はそれを守るべきだからね。それは大事。とくに家族にとっては。曖昧ではなく、ちゃんと考える。でも、自分だけで完結することは自分の頭で自分の価値観で判断しよう。

 

●自由は素晴らしいと考えるのは、意外に難しい。表現の自由というのは、あんな低俗なエロ漫画、と思ったものでも認めるということだ。自分たちの嫌いなもの、馴染みの兄物をどこまで許容できるかが、文化や社會としてのオープン性を決める。難しいとわかった上で、自分の許容範囲を少しずつでも拡大していけば、自分の気持ちの表し方をマイルドにしていけば、オープン性は拡大していけるのではないか。

○良いところ、自分にないものを取り入れていかないといけないな。それが良い悪い知らないでもOK。そういう体験をしてみることが大事なんだろう。ふと、ギャンブルなんて馬鹿みたいだと思ったけど、一回どんなものか知ってみるのもおもしろかもとか思った。競馬とかパチンコとか、どんなものなのか、実は知らないで毛嫌いしているものもある。法律で縛られていない範囲であれば、やってみて良いんじゃないかな。だれかに連れて行ってもらうのも面白いのかもしれない。あんまり、、、ギャンブル狂いの友達いないから、タイミングが合うときでいいかもしれない。

 

●人間は協力するようにできているが、その相手は一部だけ。個人的関係という文脈に限られ、「オレたち」と「ヤツら」に分けようとする。原罪とも言うべきものである。

○確かに、こんなポジションを作り出したくなるのが人というものなのは理解できる。身の回りでも、大きい単位小さい単位、はたまた自分の過去の経験ですら選別したりするのもある気がする。

 

■OPENの利点事例/面白い事例■

●注目している問題が、解決者の専門領域から遠いほど解決の可能性が高かった。意外性と組み合わせの問題であり、その文脈では目新しくても、そのヒトは熟知している発想や手法を適応できる。

●委員会も計画も、ヒエラルキーも構造も強調もない。ただ、みんなに拓かれたプラットフォームがあって、みんながいただけだ。自分自身の知識と興味に基づいて、他人がそれを面白くないとかどうてもいいとか、かんけいなく自由に書いて想像する自由を持っていたことが、グーグル、フェイスブック、Wikipedia、様々なサービスが花開いていった理由である。唯一のフィルターは絶え間ないフィードバックである。

○なにかやろうと思うことは批判にさらされるのと同義であるんだろう。オープンな空間で様々な考えの人からフィードバックがあるのだから。この事実は知っておかないと、心をやられてしまいそうになりそう。色んなところで言われているけど。

 

●「意外性」に価値があるし、オープンにしたところにメリットを取り出せる。

○バカなる戦略に近いかもしれない。そうすると意外性を発揮できるひとに価値があるのだけれど、それって視野視座視点が他の人と違うってことなのかな。

 

●進歩とは、あらゆることが絶えずあらゆる場所のあらゆるヒトにとっていい方向に向かうことではない。それは進歩ではない。そんなものは奇跡だ。進歩は奇跡ではない。それは問題解決の結果だ。問題は不可逆で、解決策が新たな問題を生み、次はそれを解決しなければならない

○面白い。自分は進歩=ここでいう奇跡だと思っていた。作用反作用があることをは前提なんだな。最大多数の最大幸福なんてやっている人もいるけれど、個人としては信念に合うかどうかで考えれば良いんだと思う。

 

●古代ローマではガリア人の文化であるズボンの着用を厳しく禁止した。

●アメリカが純粋科学の世界で関する存在となったのは、ドイツのユダヤ人迫害でごく短期間に難民として移動したらか

●お互いを知り合うようになり、外見がちがう人々との共通点が目につくようになると、この多様性のアレルギーは低下して消える傾向にある

 

■■評価■■

★★★★☆

 

■■概要・感想■■

○単なるhowto 本というよりも、メモを通して獲得した人生哲学を熱く伝え投与言う本。

○もちろんhowto的な要素もあるので、バランスが良いなと思う本であった。

○後ろにある自己分析1000問と、アンケートで集まった自分の軸となるリストは、それだけで1冊の価値があると思う。

○人それぞれとは言うけど、右も左もわからない状態から、他の人を参考にして自分の道を見つけていくプロセスは、決して悪くはないと思うから、道に迷った人に渡す本としてもいいと思う。

 

■■印象に残ったところ■■

●今後、お金をどれだけ持っているかではなく、人の感情や共感と行った「内在的な価値」こそが評価対象になるという「価値経済」が大きく勃興することは、ほぼ間違いないでしょう。そんな時代の中で、「自分をよく知ってなにかに熱中している人」こそ、多くの共感を集める人になる、すなわち価値を持つのだと強く持つのだと思います。

○強く同意する。現状も本当の成功者のお金は結果論であるとほぼ全員言っている。ポジションを取って話や背中を見せられる人こそこれからの時代に合う人なんだと思う。

 

●いつの間にか薄れてしまう夢、願いを紙に書きつけることで、その思いは格段に強くなります。紙に書いたものを何度も見返すことで、その想いは本物へと成長し、そうして強くなった願いは、心のなかにへばりついて離れなくなります。思いを持ち続けることができます。

○目標は目に見えるところに置く。曼荼羅マップでも効果を感じているし、修正していけばどんどん良くなっていけると思う。

 

●メモを知的異性さんのために使う。曖昧なものを言語化して明確にしたり、構造化したりして頭を整理していく。

○構造化って、すごい大事だよね。文字起こしをするだけじゃなくて、ちゃんと理解しているかが分かる。

 

 

■■how to■■

●左に事実、右に抽象化して発想や転用を書いていく。余白があることを恐れないで、贅沢にノートは使う。狭いとアイデアが出ない。

○良いノート買ったから、講習とか学ぶ機会はノートにどんどん書いていきたいな。

 

●抽象化で泊まると批評家でとまる。転用して行動にしていくこと、更に具体に落とし込むことが大事。

○結局はどう考えるかをどう行動するかにしないと、何も変わらないよね。

 

●4色ボールペンで色分けする。(丸付けする)

・赤|最重要

・青|やや重要、引用、参照

・緑|主観的な発想

・黒|どんどん文字を書いていく色

 

●標語力を身につける。構造化して発想を飛ばす。

○LIBROで発信するときに何度も校正していくと、文章書くのがうまくなるような気がしている。フィードバックももらいやすそうだし。トレーニングと言うか、実践力が大事かなと思う。

 

●抽象化の方法としては、

what – 物質軸 関係軸

how – 特徴軸

why -  ヒット軸 インサイト軸

があり、特にwhy軸、how軸の考え方が重要。

○どの軸もこれまであまり意識してこなかった。トレーニングが相当必要だと思う。

 

●面白いと思う理由を言語化して抽象化していくと、お宝が転がっているのに気づく。

○確かに。マコナリ社長とか、この抽象化能力抜群に高いと思う。抽象化能力は、物事の正鵠を得ることだと思う。

 

●世阿弥の花鏡で我見と離見を持っており、その2つを位置させていくことが芸にとって極意だと述べている。

○たしか500年以上一子相伝で伝えられていたことで、非常に勝ちがあるもので残っていること。どちらも一致させるというのは、普段生活していてもなかなか難しいよね。自分の声一つとってみても、気持ち悪く感じてしまうし。それを一致させるのは、並大抵ではない努力が必要なんだと思う。

 

●流れ星を見た瞬間に願いを唱えると夢が叶う理由は、そんな一瞬ですら瞬間的に言葉が出てくるぐらい強烈な夢への願いを持っているから。

○すごい納得感ある。これまで聞いたどんな言葉よりも納得感あるかも。

 

●目標設定のコツはSMART

Specific 具体的 

Measurable 測定可能

Achievable 達成可能

Related 関連性があるもの

Time 時間の制約がある

とくにSMTが大事。

○どれも意識しきれていないなと思った。まだ抽象的な目標がたくさんあるから、時間を設定して具体的に、測定可能なものにしないといけないなぁ。これ、正面から取り組むのはなかなかなので、曼荼羅マップで優先順位整理していくことかな。

 

●文房具は自分の心が上がるものを使うべき。これほど費用対効果の高い投資はないよ。

○確かに。ジェットストリームの重量感はとても好きだし、ゼブラのスタンドペンも愛用できるようになっているから、今結構できてきている。

 

●大事なのは熱量、テクニックではなく、なんのためにやるのかということの、圧倒的な熱量。強く願うこと。それがすべての始まり。始まりは利己的な欲求でも構わないのかもしれない。

 

■タイトル

メモの魔力

 

■著者

前田裕二

 

■出版日

2018/12/25

 

■読書日

2023/7/20

■■評価■■

★★★✬☆


■■概要・感想■■

○疲れない正しい姿勢について解説した本。

○疲れの根本的原因は重力なので、この影響をいかに小さくしていくかということを具体的に述べている。

○話が多岐にわたり、途中のコラムの話も面白く、イラストもあって非常に読みやすかった。

 

 

■■基本4原則■■

●立つときには真上から見たときの身体の面積位を小さくすることが疲れにくくするコツ。ただし、長時間同じ姿勢で居続けないことも大事。

●ファイティングポーズは、全身の力を発揮するのに最も適したポーズ

●歩くときに足首は90度以下の鋭角にしない。ふくらはぎにダメージが行く。

●手の先で作業するときには、遠位置でバランスをとる。右手で作業するときには、左肩や左腰などである。

 

■■ためになったこと■■

●疲れない立ち方

・おしりに軽く力を入れる|骨盤が前に出て足の真上に骨盤がきやすくなる

・胸を張らず方を下げ、肩甲骨を背中の中心に寄せるイメージ

・拇指球を浮かせて足指を掴むようにして踏ん張る

・足は肩幅、左右の中心に重心が来るようにする

○趾のところが意外だよね。お尻力入れるの普段やっていない。

 

●疲れないスマホの姿勢

・立ち方は疲れない立ち方

・手首を伸ばし、肘を胴体につけて操作|手首曲げるとNG

・斜め前方で操作

○結構シャントした姿勢

 

●片足立ちのコツは、「足の親指と中指の隙間・膝・顔の中央が一直線になるようにすること」

○スケートでうまく片足に乗るときの感覚と同じだと思う。

 

●ジャンプ力を上げるには、台の上から床に着地する練習で、つま先から着地することである。これは柔軟性や筋肉、関節を強化する

○台が置いてあるのは近くのジムにはないんだよな。エキセントリックなジャンプ姿勢になるのを鏡の前でやるぐらいだろうか。

 

●すらすらと書き続けられるペンの持ち方は、

・小指の骨でペンを持つ指を支える(小指球|小指の下の膨らみ をべったり上に付けない)

・ペンをもつ手首を伸ばす

○難しい、特に位置が定まらないでふらつく。筋肉がないからか?

 

●あぐらをかくなら、腰の位置を高くして骨盤を起こして背筋をすっと伸ばすと善い。そのために座布団を追っておしりの方にだけ敷く

○姿勢よくすると支持筋が鍛えられるというから、何でも大事かも

 

●足が痺れたら、ふくらはぎを圧迫する。ポンプ機能が回復してしびれは解消する。

 

●走るときに疲れない走り方

・かかとから着地せずに足裏全体で着地する。足の指で地面を掴む

・前に踏み出す足はそっと引き上げて、身体の少し前で落とす

・常に着地している足に体の重心があるように(耳、肩、骨盤、着地した足が、一直線になるように)

・スピードを上げたいときには歩幅を伸ばすのではなく、ピッチを上げる。

○これはぜひやって効果を確かめねば。ピッチ走で180bpmの音楽に合わせるように走ると、楽にペースが上がった。結果が出ると楽しい!いままでどんだけストライドで走っていたんだが。

 

●疲れない階段の登り方

・左右の骨盤を順次引き上げるようにする。

・これに合わせて背骨をしなやかに曲げて、頭の位置は中心をキープする

・ちょい足先をハの字気味にして、骨盤幅より外側で着地

・足裏全体で着地

○巻島先輩のイメージ。

 

●掃除機は身体のやや後ろ・横で持つと、前傾姿勢にならずに重心を一直線に保てる。

○4つの原則に沿って身体をキープする

 

●寝相の悪さ、寝返りの回数は疲労軽減に効果的。冷房をつけ眠るとずっと冷たい場所にとどまれてしまうから、寝返りが少なく疲れてしまう。

○冷房はタイマーで消そう

 

●高GI食品を取るなら、冷ますことでデンプンをレジスタントスターチに変化させ、低GIに変化させて取ると、血糖値が上がりにくくなる

○知らなかった。冷製メニューでもOKとのことで、まだ冷麺のほうが良いみたい。

 

●膝の角度が110度になるように曲げたところからジャンプするのが最も高く飛べる値。練習として数十センチの台から両足で飛び降りるときに、110度になる身体の位置を覚えさせる。そうすると垂直跳びの記録が伸びる。

○印刷してみたけど、結構深いね。足首を縦方向に曲げる可動域が15~20なので、しっかり足首も曲げて、ももは地面と水平よりすこし寝かすぐらいのイメージが良さそう。

 

●パワーポーズでやる気スイッチを入れる。決まったものはないが、たとえば立ち上がって両手を上げて息を大きく吐いてみるなど。

○めっちゃやる気出そう。しかもテストステロンも出るらしいので、最高じゃないか。

 

■タイトル

疲れないカラダ大図鑑

 

■著者

夏嶋隆

 

■出版日

2021/6/4

 

■読書日

2023/7/15

■■評価■■

★★★✬☆

 

■■概要・感想■■

○哲学の主要なテーマである「真理『真理』」「国家の『真理』」「神様の『真理』」「存在の『真理』」の4つのテーマに沿って、古代近代現代と、思想がどのように形成変遷していったのかを表した本。単なる記述者ではなく、まるでバキのように、強者がさらなる強者によって塗り替えられていくさまを、筆者の主観もかなり入りながら解説した本である。

○読んでいると紹介する人ごとに、熱量の入り方が違うのが面白い。文脈的に登場させた人と、この人を紹介したいから書いたんだろうなというのが分かる。(特にニーチェ)

 

●「ああ、もっとなんか面白いことないかなぁ」しかし、もし・・・ソクラテスのように、無知――すなわち自分が何一つ、「ホントウ(真理)」を知らず、真っ暗闇悩みの中に放り出されて、わけも分からずにただ生きているのだということ――を深く自覚したとしたら・・・。もうそんなことは絶対に言えない

○眼の前にあるものは物質的には同じであるのに、解釈一つで後も世界が変わって見える。そして外に目を向けることと内に目を向けることは、どちらも深いから、本当に?や、なぜ?や、どこからそう思うの?という言葉を使うだけで無限に考えることはできてしまうのだなと思った。

 

●「ホントウの世界の姿」なんてものは、カントに言わせれば知ることはできない。「人間はモノ自体には到達できない」。それぞれの解釈があるだけ。だから、真理とは、人間によって規定されるものである。

○なるほどなと思うところである。これがそうだとしたら、自分と他人では真理は異なるから、自分の価値観を押し付けてはいけないということも言えそう。

 

●キルケゴールは、「私にとって真理だと思えるような真理。私がそのために生き、そのために死ねるような真理。そういう真理を見つけ出すことが大切なのだ」

○確固たる信念を自ら形成するなんて、多分人類誰でも無理。これだけ哲学で議論されてきたエッセンスを、自分の人生経験と教訓に照らし合わせて、どれが一番今会っていて大事にしていきたいか。もしくはどの考えがステキだから、軸にしていきたいと感じるか。それにふれる材料として哲学があるのだろう。というように思った。

●この考え方自体が、実はデューイのプラグマッティズムという、便利な考えを真理と呼べば良いとしている。道具主義である。「Aを信じることが人間にとって有用性があるとしたら、Aの真偽によらず、Aは真理である」

 

●デリタは最後に読み手中心主義で好きに解釈したら良いとしている。

○まさに現代のアート思考と似た考え方。なんでも良いと、、曖昧性を残してグレーにするのは真理という抽象的なものに対しては良くはたらきそう。一方、仕事ではだめだよね。正確に、具体的にやらないと進めないから。読みて中心主義は、答えが一意に決まっていない問題に対して、自分なりの答えを出しに行くべきと言っているに過ぎない。哲学では許されるが、実学では許してはいけない。

 

●レヴィナスは他者論という、わたしと無関係で理解できない他者が存在する。内包できないし、違うと否定してくるものである。しかし、他者の存在は、私という存在を自己完結型の独りぼっちから救い出してくれる唯一の希望であり、無限の可能性である とも言える。

○他者がいるから飽きずに、かつ完璧なんて到達できずに、ただ問を繰り返して少しでも進んでいくという感覚があるのかなと思う。イメージ、「1」という心理に対して、残りの距離を半分にするような感覚なのかも。真理に近づいていることは確かだけれど、いま1/2(0.5)→3/4(0.75)→7/8(0.875)ときているが、繰り返して言って0.9999..にはなってもどうしても1には到達することができない。無限回の操作をしないと。というようなイメージかな。だけれど確かに近づいているよ とする考え方と、 まあ、0.997超えたら3σなんだから、問題ないでしょという実工学的に割り切ってしまう考えもあると思う。永遠に1を目指す試みは尊敬するけれど、人生の時間は有限なので、私の中の管理値3σであれば、実用上問題ないと思って使ってしまうな。

 

●ホッブズは性悪説論者であり、国家とは、自己中心的な人間たちが互いに殺し合わないように、自己保存のために作った組織なのだ。と定義した。

○当時は宗教戦争の時代だったから、そういう風に思うのも仕方ないんだろうな。

○著者はかなりホッブズのことも好きなんだなと思う。終末の獣、リヴァイアサンというところ中二病丸出しで面白いし。

 

○ルソーの倒錯した性癖の話はよく聞くが、40までだめ彫刻や音楽をやっていて、才能を生かさずに暮らしていたと。ただ彼の才能である情緒的で読ませる文章を書く才能にあふれていて人を動かすことができたり、自分は5人も子供を作っては全員を捨てているくせに「エミール」という教育論の本を書いて、現在でも教育会における必読書となっているほど素晴らしい本を書いたりと、乱世の奸雄感がすごい。

 

●快楽主義としてあげられるエピクロスだが、「真の快楽とは友愛である」説いているぐらいであり、言葉ズラから見える、いま楽しければそれでいいじゃないという刹那的思想とは違う。

○ストア派と対比されがちだが、どちらの主張も行き着く先は同じなのでは?方法論として禁欲的な方法に傾くのか、今を大事にするのかというだけで、どちらも素晴らしいんだろうと思った。

 

●トマス・アクィナスはドミニコ会という、清貧と童貞を戒律とする修道院に進むことを決意する。それを絶対に止めたいと激怒した両親は彼を部屋に監禁。どうしても説得に応じず部屋からも出ようとしないトマスに対して、両親はとんでもない奇策、悪魔的奇策に打って出る。彼の部屋に「裸の美少女」を送り込んだのである。さしもの彼もその誘惑に負けそうになったのだが、最終的には彼女を追い出し、自らの信仰を守ったのである。

○これもとんでもないエピソードだよなぁ。歴史でも数学でも上手に教える人って、自分の価値観でものを話すよね。だからワクワクする話し方ができるから、生徒が興味を持つのだと思う。教科書は正解の道だけれど、その道周辺に転がっている石ころをさも珍しそうに見る姿勢が、道草を食っても実は学問を学ぶ上では重要なんだと思う。ルソーの話もケツだし星人が立派なことを言ったという方が面白いし。歯抜けで深掘りするのと全体の流れが分かれば、地理歴史も数学物理化学も、大して難しくはないんだよなぁ。

 

●ニーチェは言った。「神は死んだ」 あまりに有名なフレーズである。また更に「神とは、弱者のルサンチマンが作り出したものに過ぎない」いった。弱者の妬みという歪んでネジ曲がった負の感情から発生したものだと。奴隷宗教とも言っている。

●イソップ童話で言うところの「取れないぶどうを酸っぱいと言ったキツネ」と同じと言っている。ぶどうを保身がらない無欲な自分を誇りに思って、他のブドウを取ったキツネを意地汚いと見下して、恨みを晴らして自分を慰めるのである。

○せめてやってみて判断して、相手を認めたり逆に本当に酸っぱいとわかったから捨てたよ、というようにしたいな。つまりやって見ないで他人の価値観を否定するのは、弱者のルサンチマン(恨み)に過ぎない。というわけである。

●人間とは「若々しく、健康で財力があり、闘争にも長けた強い人間」としている。この古代的価値観を「騎士的・貴族的価値観」とも言っている。また、人間本来の根源的なまっすぐな欲望とは「力への意志」であると。「強くなりてぇ・・・強くなりてぇんだよ」という思いである。超人思想は、強くなりたいという意思をしっかりと自覚し、それから目を背けないということである。

○か、かっこいい、憧れるぅ。

 

●ソシュールは学者としては不遇な人生を送っていた。学会の主流から外れており、なんのせいかも認められていなかった。ただ、今までにない新しい言語学を作り出せないものかと研究をしていた。そこでできた画期的な発明を、当時二流大学であった所属のジュネーブ大学の生徒に向け、講義で披露した。その後、世に問うことなく病死してしまった。感動し、使命感に駆られた学生たちは講義ノートを持ち寄り、協力して一般言語学講義という、本を書き上げた。これはソシュールを後世では、近代言語学の祖と言われ偉大なる言語学者として歴史になお残すことになった。

●その言語学とは、「言語とは差異のシステムである」ということである。言語体系の違いとは、何を区別しているかという価値観の違いであると。例えば日本人は蛾と蝶を区別するが、フランス人はどちらもパビヨンである。アメリカ人は茶色いうさぎと白いウサギを別々の言葉で示すが、日本人はどちらもうさぎである。区別分別価値判断をすることが、存在証明でもある。

○目からうろこすぎる。他言語を学ぶというのは、その言語を使っている人たちの価値を学ぶということであるといえる。LGBTは、言語的にはその常識的であった価値観を意図的に見直すという意味では必要なものなのかもしれない。ちょっと毛嫌いしていたところはあるけど、言葉を通してその人達が見ている世界の姿の一端が分かると、自分の無知が少しは拓かれる気がする。

 

■■タイトル■■

史上最強の哲学入門

 

■著者

飲茶

 

■出版年

2015/11/20

 

■読書日

2023/7/13

 

■■評価■■

★★☆☆☆

 

■■概要・感想■■

○飲み会を戦略的に使うということを問いた本。何も考えなしに行くのは賢くないというのは同意できる。でも、いくら仕事関連とはいえ週6で人とあって会食などしていたら疲れるだろう。他者との関わりの中でしか自分を磨くことができなくてバランスを欠くようになる気がする。

○招かれる側よりも、戦略的に考えて招く側になった方がいいと思った。もてなしがバチッとはまることを面白い!というようになる考えになればいい。

○本としてはちょっと著者のナルシシズムが強くて、読んでいてあまり気持ちのいい本ではないかなと思った。

○出版年がコロナ前であったので、コロナ前後でどのような変化があったのかは気になる。元の習慣に戻ったのか、それとも違う習慣になったのか。

 

 

■■詳細■■

●結果を出すプレゼンの場所という前提で飲み会に臨んでいる。

○この目的意識は非常に大事だと思う。

○私は普段10時には寝るので、飲み会で8:30より解散が遅くなるということは、普段の生活リズムに対して悪影響を与えるけど、その価値があるのかという側面から値踏みしていいと思った。

 

●飲み会は舞台を演出する感覚で開催・参加する。

○自分に求められた役割を認識し、ふさわしい行動を取る。飲み会だけでなくても重要だけれどね。

 

●乾杯のときには思い出トークをせよ。感謝の気持などで手短に。

○これは意識しようと思う。言われたら上手だよね。

 

●飲み会の場所を決めるときにはストーリーを語る。単なる人気店などではなく、この店でなくてはいけなかった理由を相手(もしくは自分)にもつこと。

○炭水化物主体でない店、魚か肉を取れる店がいいかな。粉物とかイタリアンとかよりもそんな店を選んだほうが自分の話に持っていきやすいかなと思う。

 

●誕生日をチェックする。

○なんだかんだ、誕生日を大事にされると人は嬉しいもの。逆にないがしろにされるととんでもないしっぺ返しを受けてしまう。実際に受けたからなぁ。

 

●手土産もストーリー性をもたせる。

●飲み会のときにはポケットにカードを忍ばせて、会計をスムーズに済ませること

●飲み会の締めは仕事の話で終わらせること。

●女性との二次会肉なら、フルーツカクテルを置いてあるバーがよい。

○機会があるかはしらないけど、どんな場所か下見する上で、大学の男の後輩など連れて行ってみるのは面白いかもしれない。

 

●社内のみの95%はお馬鹿な話でOKだが。5%は相手に自分のことを伝える訓練の場だと考えて、厳しいツッコミを入れる。何が言いたいのかわからないとか。

○一言釘を刺すことで、その解の意義を引き締められるのかなと思った。

 

■タイトル

結果を出す男は「飲み会」で何をしているのか?

 

■著者

戸賀敬城

 

■出版年

2015/6/12

 

■読書日

2023/7/13

■■評価■■

★★★☆☆

 

■■概要・感想■■

○台湾のIT大臣である、オードリータン(コロナ騒動の初期などでは、特に有能さが際立っていた)が書かれた本である。

○ざっくばらんに自分の根底にある考え方を語っているので、自分も取り入れることができるものもある。

○天才と呼ばれる人たちは、理性的な力が優れているのはもちろんあると思うが、それ以外の情緒的な考え方・根底にある哲学的な思想を持っていると感じた。

 

 

■■概要・感想■■

●原住民族タイヤル族にては、資産の多さではなく、世話をした人や動物の数でその人の地位が決まるということです。何を与え、何を分かち合い、地域のために何を創造し、どれだけ多くの人を世話をする能力があり、どれだけ命を養うことができるかで決まるのです。

○とても素敵な考えだと思う。利他主義というか、全体主義的に考えてもとても合理的に見える。悲しいかな今の自分の価値観は明治維新で西洋化された価値観が基本となっている。それと背景が異なる価値観に触れることは、従来の多様な価値観を取り戻すことにつながるのではと思う。

 

●親が子供を大人として扱えば、子供は早くおとなになる  お互い大人として接する機会で、大人らしい行動を引き起こし、本当におとなになっていくのです。

○子供はいつの間にかおとなになるというが、そうではなく、親が、大人として、一人の人間として対等に扱うことでおとなになっていくんだと感じた。確かに、任されたり、台頭な存在として扱ってくれることは、子供ながらでもすごく嬉しかった思い出がある。子供扱いせずに、大人に混じって過ごすことは、葛藤もあるだろうけど大人に育てていく上で大事なんだろうなと思った。

 

●寝不足だと思考回路が途切れたり、逆戻りしたりする。勉強の効果も異なる。昼間はとにかく素材を集めることに没頭して、その後の睡眠や空想の中でなければ学習は怒らない。言い換えれば休んでいる間に学習する。

○睡眠は大事というが、ほんとうの意味での大事さを考えたほうが良いなと思う。ともすれば削られてしまって、少し無理をして、、、なんて考えてしまうが、効率を考えるともったいないよね。寝ている間でも脳は動いているというから、もう一人の夜寝散る自分にしっかりバトンタッチして、主導権を渡してあげると日中の自分にも良いことが起こるのかな。ご褒美のようだよね。

 

●読書とは必要なキーワードを理解すること。キーワードを探りながら、検索したり、詳しい人に聞いたり、今自分が知っていることをシンプルにわかりやすく伝えるにはどうしたら良いだろうか?と考える。絶えず理解・収集・点検といったプロセスを繰り返す中で、市地吸収した情報を体系化することができる。その他絵に本を読む。

○他の本にも同様のことが書いてあった。特にhow to とか what is の本は、キーワード中心に A is B という部分と、その具体的な事象を集めて言ってそれを抽象化して自分の中に落としてくプロセスが大事なように思う。トレーニングが必要だね。

 

●勉強するときに最も大事なことは、学習エネルギーを持つこと。AIに新しいことを学習させようとしたときには、かなりのエネルギーが必要ということがわかった。

○説得力すごい。アナロジーもあるから、そうなんだろう。

 

●ポモドーロテクニックは、期末試験に向けて勉強していたイタリア人の大学生が苦肉の策で編み出したもの。25分タイマーを設定して集中する。5分休憩を取った後にまた25分作業、これを4回繰り返した後に15~30minの休憩を行う。

○今まさに実践しようとしている。非常に疲れるが、生産性は漠上がりする。何より眠くなるということがありえない。寝そうなときにはカフェインを取るのもいいけれど、時間で自分を縛って緊張感を持つことも善いと実感している。

●25分で一旦仕事の手を止めるのは、他の視点を忘れてしまって考えても仕方のないことに没頭してしまう可能性があるから。この方法でずっと続けていくべきなのか、それとももっと良い方法はないのかを考えるようにしている。

○みんな大好きPDCAサイクルだが、ほんとうの意味でこれを使えている人は少ないと思う。25分で一旦手を止めて俯瞰することで、DOの時間をしっかり集中した後に、チェックをしっかりする。その後planしたほうが良いのか、actionして何かを変えるのか、DOを続けるのかを判断するだけで、トータルの生産性が上がるというヒントになる。

 

●変化はそれだけで楽しいものです。

○これだよね。変化は楽しい。それだけで動く価値がある。変化を恐れるのではなく、小さな変化、一歩前に踏み出すことで、毎日を彩っていく。同じ道を歩いていても、見る花を変える、踏みしめる地面を感じるなど、思考を飛ばすだけでも絶対楽しい。

 

●スマホ中毒にならないようにタッチペンを組み合わせてスクリーンに触れるようになった。

○家のタブレットはペンで良いかもと思ったが、ペン自体が邪魔でイライラしそうなので、これは試さないことにする。

 

●コミュニケーションを取るときに、相手を思いやって、のイメージは「私達は互いの転生である」こんな感じである。そんな比喩を持つことで、今回たまたま自分の側で体験しているけど、次は貴方の側と考えることができる。これはインターネット空間でのコミュニケーションでは、実際に体験することができる。

○新鮮な考え方だなと思う。相手の立場に立って、では、弱くてわからないことがある。憑依とかもあるけど、転生もいいな。

 

●人生の挑戦に直面するとき、逃げないで 困難を人生の一部と認め 対応する方法を考えて行動した後は  結果がどうあれ気にしない  仏教の貴重な教えである。

○いい言葉だな。本当に。

 

■タイトル

何もない空間が価値を生む

 

■著者

オードリー・タン / 語り

アイリス・チュウ / 著

 

■出版年

2022/7/15

 

■読書日

2023/7/12

■■評価■■

★★★☆☆

 

■■概要・感想■■

○本書は2008年に出版されたものなので、チャットコミュニケーションやSNSが発達していなかった時代ということを加味する必要がある。

○基本的な対人関係の進め方については、その通りというものがあるので、参考にしておきたい。

○tipsもそうだが、なぜやるのか、ゴールを完全に明確にして、その後タスクを細切れに分割して見積もって、実施するときには集中して一気に片付ける、それがプロのビジネスマンとしてのあり方なのかなと思った。

 

 

■■ためになるなと思ったこと■■

●自分は巻き込んだ関係者をコントロールする側に経ち、同時進行で仕事が進むように進捗の管理をすれば良いのです。

●例えば忘年会の準備。周囲を巻き込むことが重要で、自分が抱え込むことが良いことではない。人を動かす方がいい仕事ができる。

○普通の仕事も同じだよね。適材適所で人を動かすことがいい仕事につながるなと。

 

●小さな仕事はどんどんさばく。即処理できる仕事はその場でとっとと対処して抱え込まない。自分お手持ち仕事を減らして本来集中すべき仕事に集中する。

○ケースバイケース。細かい仕事をサクサクこなす時間を取ることは大事だが、中断してまでやらなくても良い仕事もある。メールチェックとか。細々したことは一気に片付けるべきで、タスクをどう処理するか段取りを考えるなど重要な仕事は、朝一に集中して行うと良いと思う。

 

●上司に使われず、上司は使うもの。上司をうまく使って、筋を通してもらったり、お膳立てして意思決定をしてもらったり。上司にしかできないことがあるので、そこを対処してもらう。上司のタイプに寄って、どんなタイミングでどう働きかけるのが良いかは見極める。

○ついこないだ上司から、うまく使ってねと言われた。使うためには主体的に仕事をすすめていかなければならない。使うと主体性はセット。

 

●ホウ・レン・ソウは順番が違う。正しくは、ソウ・ホウ・レンである。普段からコミュニケーションで相談する。

○確かに。

 

●前日に翌日の仕事をリスト化しておく。

○今できていない。朝着て段取りを考えることが多いが、たたき台として前日の変える前に仕事リストを作って置くことで、急な対応にも柔軟に対処できるし、何より朝の貴重な頭の冴えた時間を短縮することにもなるので、明日から、実践していきたい。

 

●なんとなく やるなら やらない! なんのためにその仕事をしているのか、周囲に説明できるかがポイント。説明できないような仕事は仕事ではないので、やらない。

○エッセンシャル思考とまで行かなくても、仕事の優先順位をつけて取り組むことは大事である。説明でイないことは、やっても意味のないことで、成果に結びつかない無駄な仕事になってしまう。だいたい、私の場合は、他の人にまず聞いてみて、ということを先にやると、一から検討する勝ちがあるのか、そうではなく他の人の検討結果から始められるのか、とくにものを作る際には、吟味しないといけない。

 

●PDCAサイクルを回すのではない。まずG goalを設定して、それに対してPDCAを行っていくのである。

○DとCAは細切れのほうが良いのかなと思う。一日でも長過ぎるから、ポモドーロテクニック的には30minで繰り返して、一日終わったら大きな振り返りをするぐらいでちょうどいいのかも。

 

●振り返りとナレッジ化。振り返る習慣を作って、成功事例や失敗事例を自分なりに整理していき、ナレッジベース化していく。

○個人としては、作業の都度メモを取って言って、それを後で眺めてみるのもいいだろう。組織として行うなら、ある程度のフォーマットを準備しなければならないと思う。プロトタイプとして少し回して、粗を取っていて組織として共有して行くことが良いのではないかなと思う。

○会社の不満になってしまうが、決まりを作る人が決めたルールの運用を自分でやっていないから、どれだけの工数がかかるとか、どんな不都合があるかを理解していないことが多いように感じる。工数をはじき出して、どれだけの時間が掛かるから、その対価としてやっているということを見える化しない従業員も悪い。文書量を明確化することや、今あるルールでもっと改善できることを提案していくという前向きで建設的な姿勢を取っていくことが大事かと思う。

 

●インプットしたらアウトプットする。アウトプットする方法としては、他の人に離してみたり、ブログを書く、資料にまとめるなどがある。

○私は本で見たことは、このブログのようにまとめるようにしている。会社で調べ物をしているときは、途中で気がついたことなど、作業メモのwordに残すようにしている。これが後で振り返るときに結構良さそう。Sharepointの検索機能と相性がいいので、なんかあったなと思ったときに、記憶を頼りにするのではなく、キーワード検索ベースで振り返ることができる。体裁を拘る必要もなければ、なにか資料を作成する前の骨子作成のも使えるので、良い習慣になるかなと考えている。

 

 

■タイトル

残業ゼロ!仕事が3倍速くなる

ダンドリ仕事術

 

■著者

吉山勇樹

 

■出版年

2008/12/4

 

■読書日

2023/7/10

■■概要・感想■■

○カメラが発明される以前の正確に模倣を目指したアートから、20世紀のアートのあり方を解説した本。

○転換点となるような美術作品を取り上げながら、どう鑑賞するべきか、どう自分と対話すべきを解説した本。

○中学生の頃、絶対評価のご段階で、美術の筆記テストで100点で4,90点で3だった、私は、美術に苦手息紙を持っていた。

○自分と対話するためのアートという見方で、思考トレーニングのための題材として考えることで、美術が好きになれる気がする。

○そんな自分の価値観を変えてくれうる本である。

 

●どこからそう思う? 主観的に感じた絵券の根拠となる事実を問う。

●底からどう思う? 作品内の事実から主観的に感じた意見を問う。

○上記2つを繰り返して自分にぶつけてみて、アウトプットしてみることで、さまざまなアウトプットが生まれる。まるでルールのあるマジカルバナナのよう。無限に続けていけるし、どんどん新しい発見がある。

 

■■印象に残ったこと■■

●他人からみて良い作品を作る人は、花職人である。種や根のないアート思考をもたないひとである。アーティストは花を生み出しているのは同じだが、興味の種から探求の根を伸ばしているところが違う。

○面白い言葉だと思う。花職人。美術という科目は、花職人になることを目指しているのだと思ったけれど、そうではないという価値観は新鮮。

 

●ビジネスだろうと学問だろうと、こうして「自分のものの見方」を持てる人こそが、結果を出したり、幸せを手にしているのではないでしょうか?じっと動かない1枚の絵画を前にしてすら、「自分なりの答え」を作れない人が、激動する複雑な現実世界の中で、果たして何かを生み出したりできるでしょうか?

●アート思考は自分のものの見方、自分なりの答えを手に入れるための考え方です。アート思考はすべての人の役に立ちえるのです。

○この考え方が本書の中で最も重要な部分かと思う。ビジネスマンとして、レベルアップしていくために、成長していくために実は必要な能力を伸ばしていくために必要なものが、美術鑑賞、それも説明文を呼んでわかった気になるのではなく、自分なりの解釈をしてく思考トレーニングである。

 

●ルネサンスから500年、素晴らし絵とは、目に映るとおりに描かれた絵であり、それこそがアートの正解だと考えられていた。

○正直現代でも、如何に正確か、カメラみたいに正確だねは褒め言葉で使われると思っていた。実は、褒めことばとは限らないのかもしれない。

 

●数学の答えは変わらないことに価値がありますが、アートの答えはむしろ変わることにこそ意味があるのです。

○答えが変わるということがずっと嫌いだった。一度覚えたり決着をつけたことが変わってしまうのが怖かったから。ただ、経験と歳を重ねて行く中で、変化することの大事さを感じている。

○価値感や感性を変えていくことは、人生の喜びに直結する。そんな変わっていくことをアートの第一義的な価値とするならば、アートはこれから好きになれそうな気がする。

 

●遠近法に慣れてしまった私達の脳は、目の錯覚で大きさを誤解する。私達の視覚には、このように歪みが相当含まれている。先入観を持って観察したものは、それに囚われた見方になってしまう。

○遠近法で書かれたものが素晴らしくほかが間違っていると、潜在的に思ってしまっていたが、あまり良くなさそう。

 

●幼かった私がこの作品に見ていたのは、虹・コロッケといった、絵の向う側にあるイメージではなく、自分の身体の動きによって紙の上に刻まれていく行動の軌跡だったのではないでしょうか。

○私も自分の子供の絵を見るときに、そんなふうに見てしまったこともあったと思う。まだぎりぎり間に合うと思うから、何を書いたではなく、どうやって書いたかを子供に聞いて話をしてみたい。もう4歳。間に合わないかもしれない。

 

●興味の種は、自分の中に眠る興味・好奇心・疑問

●探求の根は、自分の興味に従った探求の過程

●表現の花は、そこから生まれた自分なりの答え

●正解を導くだけの人、問いそのものを産む人|真のアーティストとは、自分の好奇心や内発的な関心からスタートして、価値創造をしている人です。一方花職人は他人から与えられたゴールに向かって課題解決している人です。

○仕事では課題解決を求められることは多いが、実は価値創造は課題解決ではないのではないか。問いを創造することこそ、価値の創造なのではないか。眼の前のことを考えるのも大事だが、もっと自由な話をしても良いのかもしれない。特に少人数で語らう場を。

 

●VUCAと言われる時代で、変化の多い時代だが、自分の愛することを軸にしていれば、眼の前の荒波に飲まれず、何回でも立ち直り、表現の花を咲かせることができる。

○アート思考は哲学的なものにも通じている。

 

●結果が予測できない、いわゆる複雑系の社会においては、みんなが予め合意しているような不変の価値観を期待できない。客観的な正解、著者がいうところの太陽は、もはや消滅しつつあるのだ。あるいは、世の中には正解があるというのは、そもそも幻想だったのだろう。インターネットの誕生によって、世界の多様性を受け入れざるを得なくなった結果、「正解など存在しないことが自明になってしまった」という方が正解かもしれない。

○非常に重要な部分。これまでの学校での学びが通用しなくなるということを端的に表したのもかと思う。正直、AIがなんだろうがchatGPTがなんだろうが、万能ではない。細かく分解して正しく構築する規定する試みは、仕事に非常に役に立つし必須の能力だが、有機的に絡まったものをすべて捉えようとすると、現実的には失敗する。

○工場で笑ったのが、工場建屋の屋上の掃除で、ある若手がベテランから、草を取るなと言われたという。なぜかというと、昔草を抜いたら雨漏りしたからとのこと。工業製品を出荷していても歴史ある工場だと、有機的なバランスの上で成り立っている生き物みたいで、割り切って物事を進めるよりも、根を伸ばしていくような感覚のほうが重要になるのかもしれない。手強さも感じた。

 

 

 

●アート思考のレベル別ススメ方

初級 |アウトプット鑑賞 | 作品を見て、気がついたことや感じたことをアウトプットする。「どこからそう思った?/そこからどう思う?」を活用するのも◎

中級1|作品とのやり取り | 作品だけを見て、自分で何かを感じ取ったり考えたりする。なぜか引かれた作品を見ることも善い。

中級2|常識を打ち破る鑑賞 | 意図的に、これまでとは少し違った角度から作品を眺めてみる。  Ex)作品を物質としてみたらどうか。行動の軌跡として見たらどうか。資格以外を使って鑑賞してみたらどうか 等

上級 |背景とのやり取り | 作品背景を知った上で、それらを“自分なりに考えて”みる。

 

■タイトル

13歳からのアート思考

 

■著者

末永幸歩

 

■出版年

2020/2/19

 

■読書日

2023/7/9