どれだけ真実が怖い? | サバンナとバレエと

サバンナとバレエと

ブラジルからの便り

近頃凝っているアメリカテレビシリーズ。。。
グレイズ・アナトミー。

医学的知識は少しあるので
このような医学シリーズは大体好まないのだが
これは気に入っている。

いつもあるシーンで
一体どれだけ医者は真実を患者に伝えるべきか。。。
シリーズではまったく理想的なケースを伝えているので
過酷なほど真実を伝える。。。
医学哲学的なコンセプトではこれはあくまでも正しい姿勢だろう。
患者にはまったく正直であること。。。


家のダンナサンはこのシリーズが大嫌い。
医師が現実を伝えるシーンにはまったく反抗的になる。
一体何故あのように無慈悲になるのかと。。。

私には
事実は無慈悲ではない。
もし私が患者なら
事実を伝えてもらうのは私の権利だと思う。

。。。。。。。


昨日ダンナサンの歯の詰め物た落ちた。
土曜日なので直せるのは2日間。
この週末一体何を食べるのかおろおろする彼をみて
堪忍袋の尾が切れた。


普通にはない程アグレッシブで言う。
「あのねー
たとえば手術を受けるときね、手術室へ向かっている時。。
もし色々考えて怯えていたらどうなるか知っている?
自分の考えに怯えてどうしようもなくなるんだよ。
自分自身に鞭打って余計な事を考えなく手術に挑むんだよ。。。
歯位でくよくよしていたらどうなるの?」

私は彼が弱虫な人間だとは思わない。
たとえば事故現場。。
事故犠牲者を助けるようなケース。。
私はおろおろするけれどダンナサンは実に逞しいと思う。
でも
自分の身体にはもの凄くデリケート。。。
時々堪忍袋の尾が切れる。


。。。。。。。。。


私には
グレイズ・アナトミーのようなシチュエーションだったら
とにかく真実を伝えて欲しいと思う。
真実を知る事によって
それに対して戦うか、
それによって新しい現実を造り出すか。。。

私は
現実がどのように悪いシチュエーションでも
戦うことが出来ると思う。

。。。。。。。。。


死ぬ事が怖いのは未だに変わっていなけれど
生きる事に本気で戦うこと。。。
これはもの凄く大切な事だ。
ただ何気なく生きる事ではなく
真剣に生きる事。。。