死にそこなちゃった | サバンナとバレエと

サバンナとバレエと

ブラジルからの便り

昨夜起きた奇妙な出来事。

あぶなかったー


ダンナさんは出張。

よせばいいのに一人でホラー映画観ました。

そしてやれやれ寝ようと思ったら突然落電。

闇の中でひたすら待ちつづけ、どうやら真っ暗な中一人で寝付くのは無理だと思い

蝋燭を点けました。

サイドテーブルに

プラスチックのドンブリに立てました。

プラスチック大丈夫かなってチラッと思ったけど

大分ごっついドンブリだったので問題ないと解釈。


ちらちら揺れる蝋燭の明かりを見ながら寝付きました。

奇妙な夢。

私は一人で海岸沿いを運転してます

何かを探して

車から降り、山道を下っていったら

小さな海岸にたどり着きました

そこには小さなボートがあって

怖かったけどそれに乗って漕ぎ出したら

なのともいえない美しい場所にたどり着きました。

今でも目を閉じるとはっきり見えます。


次の瞬間違うところにいて

ダンナさんに一生懸命言ってました。

「すごい所みつけたんだよ。ねぇ一緒に行こうよ」

何故かダンナさん行きたがりません。

何かいろいろあって中々行けません。

「ねぇ行こうよ。行こうよ」

必死になって言ってたとき

突然寝返りを打ったのでしょう。

急に眩しい光が閉じた瞼に炸裂し

目が覚めました。


部屋は煙で一杯。

そして

目の前には30センチほどの炎が。。


とっさに飛び起き燃えているどんぶりを床に払いのけようとしたら

熱い!すごい温度です。

トイレに水をと走って

水をかける前にサイドテーブルの上にあった漏らしたら不味い書類を払いのけようとしたら

指がテーブルに触って凄い火傷をしました。

木で出来たサイドテーブル火の付く瞬間だったと思います。

相当な量の水を掛けましたが

もうもう煙が出ました。


火傷凄く痛くて氷につけて寝ました。


あの時私を寝返りさせたのは保護天使だったのかなー

とにかく感謝感激です。


。。。。。。。。。。。。。。。。。


実は私には繰り返す悪夢があります。

煙に巻かれて死ぬ夢。

非常にリアルで

夢から目覚めてもしばらく煙の匂いが鼻を離れません。


そして

正直言ってこれは二回目です。

若い頃

まあるいキャンドルを点けて寝たとき

何故かキャンドルが歪に溶け

火の付いた蝋がたたみに落ち

同じく煙で一杯になったとき奇跡的に目覚めました。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


3度目の正直と言うから気をつけないと。。。

そしてまた偶然か

今日観た映画

アルモドバルの新作。A pele onde eu vivo.

また火傷の話でした。



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ブラジルの諺

誰も前日には死なない。

死ぬのは七面鳥のみ


誰でも死ぬ日は運命で決まっていて

前日ではしなない

前日で死ぬのはクリスマスイブに殺される七面鳥だけ。


だったら

昨夜はまだ私の運命ではなかったのだろう。

それでも

人生の儚さを体験できる出来事は貴重なことだと思う。


右手に親指にできた大きな水袋。。。

不便だけどこのままにしとこうと思いました。


今日一日中大きな水袋を撫でながら

いろいろ考えました。


人生の価値について。。。