不妊治療を始めて1ヶ月。2024年9月、私たちはついに初めての採卵と顕微授精を経験しました。
未知の世界への第一歩。
「痛いのかな」「ちゃんと卵が取れるのかな」「受精してくれるのかな」
そんな不安を抱えながら、毎日少しずつ前に進んだ1ヶ月でした。
今日はその体験を、私なりに正直に振り返ってみたいと思います。
⭐️採卵までの毎日注射生活
採卵に向けて、まず始まったのが自己注射による卵巣刺激。
「注射を毎日自分で打つ」なんて人生で初めての経験で、最初は本当に怖くて震えました。
でも、2日、3日と繰り返していくうちに、少しずつ慣れてきて、自分でも驚くほどスムーズにこなせるようになりました。
とはいえ、お腹の張りは日に日に強くなり、日常生活が地味につらい。
歩くだけで下腹部が重くて、「あ、体が頑張ってるんだな」と感じる毎日でした。
⭐️採卵当日|想像よりずっとあっさり終わった
そして迎えた採卵当日。
不妊治療専門クリニックの中でも、院長先生の採卵は「痛くない」と有名だったので、そこにほんの少し安心感を持って臨みました。
局所麻酔で行いました。
「えっ、もう終わったの?」と拍子抜けするくらい、思っていたよりもスムーズで、あっさりしていました。
卵は無事に複数個取れたとのことで、その日の午後にはほっと胸をなで下ろしました。
⭐️顕微授精って何?なぜ選んだのか
今回、私たちが選んだのは顕微授精(ICSI)でした。
一般的な体外受精(IVF)ではなく、顕微授精を選んだのには理由があります。
• 40歳という高齢
• AMHが低く、卵の数に限りがあること
• 夫の凍結精子を使用する必要があること
これらを踏まえ、院長先生からは「顕微授精一択ですね」と即答されました。
ひとつひとつの卵がとても貴重だからこそ、確実に精子を1つ注入する顕微授精で、少しでも妊娠率を上げる必要があったのです。
⭐️胚盤胞が3つ|希望と不安が交差した瞬間
数日後、受精卵の成長結果を聞きに行く日。
「3つの胚盤胞ができました」という報告を受けたとき、思わず涙がにじみました。
グレードは3AA・3BB・3BB。
細胞が分裂し、生命の形になっていくその過程を想像するだけで、胸がいっぱいになりました。
「命って、こんなふうに始まるんだ」
小さな小さな細胞の中に、私たちの未来が宿っているような気がしました。
でも同時に、「この命たちをどうか守りたい」「ちゃんと育ってほしい」と、これまでとは違う種類の新しい不安も芽生えました。
⭐️最後に|採卵を終えて感じたこと
初めての採卵と顕微授精。
体は確かにしんどかったけれど、心はそれ以上に揺れ動いた1ヶ月でした。
治療は医療行為だけれど、そこには感情や希望や命の重さが、確実に存在していました。
「授かれるかどうか」は誰にもわかりません。
でも、「やれることはやった」と胸を張れるように、これからもひとつひとつの過程を大切にしていきたいと思います。
次回は、「子宮鏡検査とポリープ除去」について書きます。
未知の世界への第一歩。
「痛いのかな」「ちゃんと卵が取れるのかな」「受精してくれるのかな」
そんな不安を抱えながら、毎日少しずつ前に進んだ1ヶ月でした。
今日はその体験を、私なりに正直に振り返ってみたいと思います。
⭐️採卵までの毎日注射生活
採卵に向けて、まず始まったのが自己注射による卵巣刺激。
「注射を毎日自分で打つ」なんて人生で初めての経験で、最初は本当に怖くて震えました。
でも、2日、3日と繰り返していくうちに、少しずつ慣れてきて、自分でも驚くほどスムーズにこなせるようになりました。
とはいえ、お腹の張りは日に日に強くなり、日常生活が地味につらい。
歩くだけで下腹部が重くて、「あ、体が頑張ってるんだな」と感じる毎日でした。
⭐️採卵当日|想像よりずっとあっさり終わった
そして迎えた採卵当日。
不妊治療専門クリニックの中でも、院長先生の採卵は「痛くない」と有名だったので、そこにほんの少し安心感を持って臨みました。
局所麻酔で行いました。
「えっ、もう終わったの?」と拍子抜けするくらい、思っていたよりもスムーズで、あっさりしていました。
卵は無事に複数個取れたとのことで、その日の午後にはほっと胸をなで下ろしました。
⭐️顕微授精って何?なぜ選んだのか
今回、私たちが選んだのは顕微授精(ICSI)でした。
一般的な体外受精(IVF)ではなく、顕微授精を選んだのには理由があります。
• 40歳という高齢
• AMHが低く、卵の数に限りがあること
• 夫の凍結精子を使用する必要があること
これらを踏まえ、院長先生からは「顕微授精一択ですね」と即答されました。
ひとつひとつの卵がとても貴重だからこそ、確実に精子を1つ注入する顕微授精で、少しでも妊娠率を上げる必要があったのです。
⭐️胚盤胞が3つ|希望と不安が交差した瞬間
数日後、受精卵の成長結果を聞きに行く日。
「3つの胚盤胞ができました」という報告を受けたとき、思わず涙がにじみました。
グレードは3AA・3BB・3BB。
細胞が分裂し、生命の形になっていくその過程を想像するだけで、胸がいっぱいになりました。
「命って、こんなふうに始まるんだ」
小さな小さな細胞の中に、私たちの未来が宿っているような気がしました。
でも同時に、「この命たちをどうか守りたい」「ちゃんと育ってほしい」と、これまでとは違う種類の新しい不安も芽生えました。
⭐️最後に|採卵を終えて感じたこと
初めての採卵と顕微授精。
体は確かにしんどかったけれど、心はそれ以上に揺れ動いた1ヶ月でした。
治療は医療行為だけれど、そこには感情や希望や命の重さが、確実に存在していました。
「授かれるかどうか」は誰にもわかりません。
でも、「やれることはやった」と胸を張れるように、これからもひとつひとつの過程を大切にしていきたいと思います。
次回は、「子宮鏡検査とポリープ除去」について書きます。
