胸椎12番と腰椎1番の関節可動域拡張および安定に伴うメモ
・中殿筋前部の収縮により腰椎を弛める
・股関節の伸展可動域、筋力強化および左右バランス
・三角筋前部の左右収縮バランスとそれにより頚椎を弛める
・股関節の内外旋筋力の強化、可動域拡張
・呼吸による腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)の収縮意識強化
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胸椎12番、腰椎1番の関節の回転のみを意識して歩行したりすると、
中殿筋の前部、後部を使って股関節を内外旋する意識が薄れ、股関節周りの動きが硬化してしまう。
また座位の時間が長いほど同様に股関節の硬化が促進するため、腰椎の硬さにつながることで姿勢維持が長時間持たなくなる。
股関節の硬化や左右バランスの崩れに連動し、肩甲骨も同様にバランスの崩れや硬化が生じ、首回りに違和感が出る。
結果的に当該関節の左右の回転バランスが崩れ、片方に寄ってしまう。
上記のことから、調整は足首、膝、股関節と下から順に調整し(特に左右バランス)、骨盤、腰椎、胸椎、頚椎と調整してくことが大事。
股関節の伸展可動域を拡張することで、肘や肩甲骨の伸展可動域も連動的に変化する。
腰痛や首周りの左右差による痛みや違和感は、股関節の左右バランス、特に伸展可動域の低下により引き起こされることが多いように思える。
ハムストリングスの硬化が全身の筋肉を引っ張り、腰や肩回り、背中などの歪みや痛みに繋がっている。
まずやるべきは股関節の伸展可動域のチェック、そして可動域拡張、バランス調整から。
諸悪の根源。股関節の伸展可動域の低下。