下垂他の調整、つまりは下垂体ホルモンの分泌バランスをコントロールできるかどうかの取り組みです。

どの症状で判断するか?は人によって違うと思いますが、自分の場合は

顔の肌の乾燥

を基準に判断していきたいと思います。

 

女性であれば生理不順なども下垂体ホルモンの分泌バランスの崩れから来ている可能性は高いと思います。

 

また、改造しすぎて過剰分泌状態になってしまう可能性も否定できませんが、まーとりあえずやってみます。

 

以下、欠乏したホルモンの種類により、症状は異なります。

欠乏する下垂体ホルモン 欠乏する末梢ホルモン 出現しやすい症状
ACTH 副腎皮質ホルモン(コルチゾール) 副腎不全症状 (疲れやすい、血圧が低い、食欲がなく痩せる、血糖値や血中ナトリウム値が低く、頭がぼーっとしたり意識が無くなったりする、など)
TSH 甲状腺ホルモン 甲状腺機能低下症状 (寒がり、低体温、脱毛、皮膚が乾燥して荒れる、脈が遅い、声が低く喋り方がゆっくりになる、記憶力・集中力が低下する、など)
GH IGF-I 小児: 成長障害(低身長)など
成人: 体脂肪増加、筋肉減少、骨粗鬆症、スタミナ低下など
LH, FSH 性ホルモン(アンドロゲン、エストロゲン) 小児: 思春期以後も二次性徴が出現しない
成人男性: 性欲低下、ED、男性不妊など
成人女性: 無月経、不妊など
プロラクチン なし 女性: 授乳中の乳汁分泌低下
男性: 明かな症状なし

 

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【下垂体の血行調整下準備】

脳下垂体に圧迫や腫れなどが生じると症状が出る。

圧迫や腫れは、関連する骨のズレ、姿勢の乱れなどから起こると考えます。

関連する骨は色々ありますが、ここでは大きく3つ。

側頭骨、篩骨、そしてメインの蝶形骨。

    

基本的ににはこの本の手技を参照しつつ治します。

頭蓋骨をユルめる! クラニオ・セルフトリートメント 自分でできる「頭蓋仙骨療法」

 

が、その前の下準備。

 

頭蓋骨の歪みは全身の歪み、左右バランスの崩れなどから来ることが多いので、そこの調整から。

ストレートネックの改善、脳幹の通りの改善、骨盤の高さや股関節の動きなども調整が必要です。

 

個人的な感覚からですが、首の歪みを治す場合、菱形筋を収縮させ(鍛え)、肋椎関節上部の可動域を広げることで、頸椎と頭蓋骨の角度を調整することが可能となります。

この図はどれも同じ頭蓋骨の角度を変えたものですが、頸椎との角度が変わるだけで、顔の大きさや後頭部の絶壁、首の太さなどが変わるという図になります。※参照過去記事【改造メモ41】小顔の仕組み~頚椎1,2番。傾きの改造~

 

一番左が一番小顔で血行が良い状態です。

 

菱形筋を収縮させ肋椎関節が動くようになると、首の傾き、股関節の可動域なども調整されていきます。

肩、背中の緊張の左右差の調整といってもいいかもしれません。

腕や肩の筋肉に頼らずに、菱形筋のみを収縮させて改善するのがポイントと思います。

 

こと下垂体に関しては、蝶形骨のズレを調整するということが最大ポイントとなります。

その前に蝶形骨が何故歪むのか?という点から治していくことが必要というわけです。

 

下垂体から分泌されるホルモンは、甲状腺や副腎などにも影響があります。

 

甲状腺刺激ホルモン欠乏症 甲状腺の機能低下のほかに錯乱、冷え性、体重増加、便秘、皮膚の乾燥などが起こります。
 
副腎皮質刺激ホルモン欠乏症 副腎の機能が低下し、疲労、低血圧、低血糖、ストレスに対する抵抗力の低下が起こります。最悪の場合は死に至る可能性もあります

https://ghw.pfizer.co.jp/adult/pituitary/influence.html
 

 

まずは菱形筋、肋椎関節の可動域を調整し、全身調整を行ってから、蝶形骨、下垂体の調整を始めていきます。

また、これらの下垂体調整の下準備は、甲状腺周りの血行、舌骨周りの血行改善にも繋がり、それに付随するホルモンバランスの調整へと繋がります。

つまるところ、臓器の血行を変えれば症状は改善する、臓器の血行不良が症状を招いているわけで、その中枢となるのが下垂体ホルモンである。という感じなのかと思います。

 

続く。