過去記事※【腕の捻じれ】橈骨、上腕骨の捻じれを治す

 
先週の【肘裏を伸ばす】という効果は、上腕骨の捻じれが取れ、三角筋が弛むというところにある。
それが肩甲骨の筋肉群(棘下筋、棘上筋、小円筋、肩甲骨下筋等)を弛めることへと繋がるということ。
 
上腕骨は円柱上なので、どこが正面なのか?という目印があるわけではない(多分)ので、感覚的に捉える。
感覚的に捉える際、三角筋が弛む位置が正常位置(角度)であると考えました。
 
上腕骨の捻じれを正すと、前腕も当然同時に外転しますが、上腕骨の外転に併せて、それを基準に前腕も修正を掛ける。
外旋+回外という調整になるけど、過外転、過外旋になりすぎないように注意する。
この画像は腕、肩の外旋と外転可動域をMAXにした状態で、ここから一気に内旋、回内方向へ収縮させて、200km/h超えのサーブスピードを生み出す。
上腕骨の捻じれを取り(外転を意識)、三角筋が弛むと、頸椎周りがとても楽になる。
もちろん肩甲骨周りも弛み、より収縮させやすくなる。
 
何をするのかを大雑把な言い方をすれば、
 
二の腕をひたすら外側に捻る!その際前腕は弛める!
それが出来たらより感覚を深くし、鎖骨(胸鎖関節から)も外側に捻じる。
首を上方向へ伸ばすイメージ、牽引する感覚も加えて調整。
 
三角筋が弛むこと、肩甲骨周りが収縮されること、頸椎(特に7番周り)が弛むこと、脇(大胸筋、小胸筋、前鋸筋、他)も弛むこと。
顎関節の変化や頭部への血行、背骨全体の弛み、股関節の変化、肋骨の緩み(肋椎関節、胸肋関節)、各連動する変化を考察して調整する。
 
とにかく今日は三角筋(自分の場合は右肩、右腕)の緊張を取ることをメインで調整します。