【胸を張る2】鎖骨の回旋可動域拡張
どんな動きでも、とことんやりつくしてみないと解らない感覚的な部分がある。
ある部分のわずか数ミリのズレ、数度の角度変化が全身に大きく影響を与えることは多々ある。
鎖骨の捻じれ(たまま固まる)もその一つ。
ストレートネックや前肩(巻き肩)などになっている人は、鎖骨が前方回旋したまま固まってしまっている。後方回旋側の可動域を拡張し、ニュートラル位置を後方回旋した状態にすることが大事。
頸椎周りの筋肉の緊張が取れたり、視神経の引っ張りの解消、胸鎖関節のロックなどの効果がある。
後方回旋は胸鎖関節のロックになっているが、逆に言えば胸骨を動かしたり、調整するときには前方回旋を意図的にするということも大事なポイント。
後方回旋でロックしたまま調整しても思ったほど胸肋関節の可動域拡張効果を得られないと感じたときなどは、一度思いっきり前方回旋をさせ、ロックを解除してから胸肋関節の調整をしてみると良い。
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仮)ストレートネックと肋骨の開きの関係
という記事を前に書いたけど、この辺は胸を張るということと大きく関係するので、興味のある方には見てもらいたい。
肋骨が開き、肋骨の下部が出っ張ってしまう方、アンダーが太く見え胸が小さく見えたり形が悪い方。
これらも肋椎関節、胸肋関節の可動域拡張や拘束背芯を解くこと、筋肉の使い方などの組み合わせで正常位置へ戻すことができます。