【踝支点。その2】

元々かなりO脚気味でふくらはぎが太かった自分の足。
高岡英夫氏の著書【究極の身体】より『ウナ重心』の概念に出会い、そこから実践、考察し続けた結果、かなり改善されました。

『脛骨を地面に対して垂直に立てる』ことで、腓腹筋やヒラメ筋を緊張させずに済むために筋肉肥大、血行不良が起こらなくなり、必然的にふくらはぎは細くなっていく。
脛骨が斜めになり、つま先重心や腓骨に加重が掛からなくなるのでさらに脱力出来るようになる。

のですが、

確かに腓骨に体重を乗せなくなったし、内反小趾(後程記載)も治ったりふくらはぎは細くやら画変わったのですが、それ以前癖だったこの足の形


つまりは『内反』という形を徹底的にしないようにしてしまいました。

それが身体全体の歪みや身体能力の低下、軸のブレを招いていることに気が付きました。

【外反母趾と内反小趾】

常時内反小趾気味だった過去から、ウナ重心、そして内反をしない様に意識し、外反を意識し続けた結果、外反母趾気味の足へと変わってしまっていました (。-`ω´-)



外反母趾は親指側が膨らみ、内反小趾は小指側が膨らんできます。

先天性にしろ後天性にしろ、内反であれば外反を、外反であれば内反を意識すれば正常な形へと変えられるということです。

つまりは内外反した状態で固まってしまうことが悪いのであって、
可動域としては内反可動域、外反可動域共に最高値まで動かせる足首が理想と言えます。



空手の蹴りの一つ【足刀(そくとう)】においても、内反可動域を目一杯にします。
またサッカーにおいて、特に中村俊輔氏が有名ですが

身体を捻りボールに回転をより多く与えるために軸足を全開で内反させます。

余程足首が柔らかくないと確実に捻挫しますね (。-`ω´-)

ですが、目指すはこの可動領域、身体機能なので、徹底的に足首の内反(および外反)を今一度調整しています。

【内反可動域と股関節可動域】

これが連動します。



座禅を組んだ時、膝が地面に付けられず浮いてしまう人は、足の内反可動域を増せば容易に付くようになると思います。

腓骨の上下の可動域も変わってきますし、股関節の可動域、大腿骨の捻じれ可動域も大きくなります。

言うまでもなく注意点としては、内反のまま固まってしまわないように注意すること。

重心、可動支点はあくまでも内側の踝に置き、脛骨は地面に対して垂直に(歩いたり走ったりなど動きを伴う場合は斜めになることもありますが立位で静止している時は)。

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日本人の多くは外反母趾より内反小趾という記事もありました。

内股の人は足首が内反のまま固まってしまっていて、がに股の人は外反のまま固まっている。

足首全体を柔らかくすることが真っ直ぐな脚、綺麗な脚の基本と言えます。

足首のみならず、足の骨全体をバラバラに柔らかく可動させられるまでやり込みましょう。


指は中足骨の根元から曲げられるように。

とりあえず踝支点についてはこれで終わりますが、色んなアスリートの足首の使い方、踝支点、脛骨の角度、骨盤の角度などをチェックしてみましょう♪



垂直平行 (。-`ω´-)