【チョコレートは身体に良い。(生チョコ)】

なぜならチョコレートも脂肪酸の塊だから☆

カカオ脂の構成成分は

オレイン酸
パルミチン酸
ステアリン酸

であり、常温では

オレイン酸  液体
パルミチン酸 固体
ステアリン酸 固体 

となる。

オレイン酸はオリーブオイルやアーモンドなどにも含まれ

血中コレステロールを減らす。
胃酸の分泌を調整。
腸の運動を高め、便秘を予防、改善


などの効果がある。

また常温で固体の脂肪酸に比べ融点が低く、16.3 °Cで溶け出す。
当然体温36度~37度ではすぐに溶けるため、チョコに含まれるオレイン酸の割合によって口どけの良さが決まる。

室温が16.3℃以下であれば出しっぱなしでも溶けないが、それ以上である場合要冷蔵となる。

反対に板チョコなどはパルチミン酸やステアリン酸が多いため、融点が高くなる。(パルチミン酸の融点は62.9℃)

オレイン酸は身体にはよいが、チョコに含まれる砂糖は当然身体に悪い砂糖の量、質には気を付けたいところ。そういう意味ではアーモンドチョコは抗糖化作用があるので多少はダメージ軽減できるのかもしれない。

【また、リノール酸の多いチョコの食べすぎは注意が必要!】

リノール酸(サラダ油、ヒマワリ油、大豆油などの植物油)の過剰摂取は、

摂りすぎると、善玉コレステロールまで減らしてしまう。
酸化しやすく、がんの原因となる過酸化脂質を生む。
肺がん、乳がん、大腸がん、前立腺がん、すい臓がんなどは、リノール酸によって促進される。
リノール酸から作られるアラキドン酸はアレルギー症状を進め、アトピー性皮膚炎、花粉症をふやす。


などの影響も出る上、血管にも多大なダメージを与えることとなり、

チョコの食べすぎは鼻血が出る!などというのはこのリノール酸と砂糖による血管の糖化(血管が脆くなる)の合わせ技によるダメージと言える。

ピーナッツも多分にリノール酸を含んでいるため、同様に鼻血の話が付いてくる。

【オレイン酸は美味しく感じる】

健康に良いモノだから美味しく感じる。かどうかは別にして、
融点が低いので分解の負担(ストレス)も少ないのかもしれない。

イベリコ豚、オレイン牛(国産和牛)なども他の豚や牛と餌が違うため、オレイン酸が豊富な肉となるために美味しく感じる。(ドングリ、オレイン酸豊富な草などが餌:コストがかかる)

ヒトもそれに漏れず、食べた脂肪酸を身体に蓄積するので、柔らかい身体を作りたいのであれば、オレイン酸を摂取すべきである。

ちなみに母乳の主成分もオレイン酸だったりする。

ただ豚の飼育などから見ると、リノール酸が多すぎる場合はとても柔らかい肉になるが、崩れやすい肉とも捉えらえる。(軟らかい)

オレイン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、その他脂肪酸などの割合に応じて、肉質は変わってくる。

胸が垂れてきた!((((;゚Д゚))))と感じる女性は、リノール酸過多、固形脂肪酸不足などが考えられ、脂肪酸の摂取割合を考えると改善する可能性が高い。(セロトニンの分泌量によっても肌のハリなどに影響も出るだろうけど:これは小腸の環境の話なので割愛)

たまにはラードなどの固めの脂肪酸も摂取すべし☆

脂肪酸をいっぱい摂取したら元気になります!作りたい身体に応じて成分を調整しよう☆
健康のためにも!