【お腹が冷えると貧血になる】

貧血は血液が薄くなった状態のことで、ヘモグロビン(赤血球の中のタンパク質)濃度の低下状態を表す。

また、ここでいうお腹とは、小腸のこと。

食べた食物は胃腸で消化され、最終的に小腸から吸収され、 吸収された栄養分はおヘソ付近のリンパ節の密集した個所で赤血球に変換され、一部が白血球になり、 さらにその一部が細胞に変わる。

すなわち小腸および小腸付近のリンパ節の血行状態が悪ければ赤血球を造る機能が低下し貧血になるということ。

お腹が冷えてると感じている人は、小腸の血行が悪いと言えます。

その原因は姿勢や食事にあります。

【お腹押したら痛くないですか?】

ヘソの下から骨盤に覆われた内臓全域(鼠径リンパまで)。押したら痛くないでしょうか?

『ビビッときたら書くブログ』 by nippy


血行不良が押した際の痛みの原因です。慢性的な血行不良により毛細血管が縮小し、押すと圧力により血流が毛細血管へ流れるため、血管が広がる際に痛みが生じます。(これは小腸に限らず全身に言えることです)

押しても痛く無くすためには、腹部を脱力させてひたすら揉みましょう。

鼠径リンパも痛くなるまで同様に脱力して(痛くとも力を抜いて)ひたすら揉みましょう。

【腸の血行不良の原因を減らす】

まずは姿勢から。

・骨盤、仙骨を立てることを意識する。

骨盤、仙骨が寝た状態では、腹部の筋肉が常に緊張状態となり血行不良となります。
坐骨でしっかり座り、骨盤、仙骨を立てて立つ。
下っ腹を前に突き出すような感じの姿勢を心掛ければ必然的に骨盤、仙骨は立ちます。

・糖質の過剰摂取を控える

糖質は身体を冷やします。毛細血管を収縮させるため、脂肪燃焼率の低下を招きますので必然的に体温が下がります。
血行さえ良ければ脂肪は燃え続けている(体温があるということは脂肪が燃えて熱を発生させている)ということですが、砂糖や炭水化物摂取により燃えていた脂肪燃焼が血管収縮により阻害され、代謝効率が下がります。

アイスを食べると身体が冷えるのは冷たいからではなく、砂糖摂取により血行不良となるためです。

・呼吸をしっかりする

血行を良くするには酸素が不可欠です。呼吸が浅いなど酸素不足が貧血の原因ともなります。

・鼻からしっかり吸う。
・下っ腹まで空気を入れる。
・しっかりと吐く。

しっかりと吐くというのは、二酸化炭素を吐き出さないと、いくら吸っても酸素を得る量が少ないためです。呼吸とは吸うよりも吐く方が大事。まずは吐いてから吸いましょう。

【腸の血行改善による貧血改善以外の効果】

・便秘解消
・セロトニン分泌による精神的リラックス
・快眠
・ダイエット効果
・美肌
・目の下のクマが消える
・生理痛の軽減
・脚痩せ(太もも)
・腰痛の改善
・元気が出る

などなど。他にも良いこといっぱいです☆

姿勢、呼吸、食事を意識して、押しても痛くなくなるまでやり続けましょう。
3日もあれば十分柔らかくなります☆