重曹で身体を洗った後、皮膚の油脂が全くないという状態にものすごく違和感があったので調べてみた。

確かに老廃物は綺麗さっぱり流れたし、毛穴も綺麗になったとは思う。
しかし皮膚守ってくれている常在菌達はどこにいった???
というのがとても気になった。

髪を重曹で洗うと、キューティクルが開いたままとなるので、クエン酸で締める(サバのように酸で〆る)。リンスとは石鹸で頭を洗っていた時代に存在していたもので、石鹸でアルカリ性に傾き、開いてしまったキューティクルを〆るために使用する酸化剤のことだ。
※現在ではリンスというのはほとんどない?
なので石鹸で頭を洗っている人は、リンス(もしくはクエン酸などの酸性物質)で〆た方が良い。

これは身体、皮膚全体に言えることでもある。

引用 【常在菌てなんだろう?】http://www.rohto.co.jp/comp/news/pdf/w_lab_vol01.pd
「皮膚常在菌と弱酸性」 (日本医科大f学 皮膚科 客員准教授 尾見徳弥先生)

「肌は弱酸性がいい」と言われますが、pH5~6の弱酸性の肌コンディションは、表皮ブドウ球菌にとっても棲みやすい環境です。弱酸性の環境が棲みやすい表皮ブドウ球菌は、自分の住処である肌を弱酸性に保つ働きもしているのです。肌の菌を気にするあまり皮膚を洗いすぎると、表皮ブドウ球菌が減少し、肌がアルカリ側に傾き、アルカリ性を好む黄色ブドウ球菌が増殖し、結果、肌トラブルを起こすことにつながります。

清潔好きで知られる日本女性は、極端な洗い過ぎや、時には殺菌までしてしまいますが、せっかくの努力が肌状態を悪化させる原因になることもあります。「菌=ばい菌、だからなくした方がいい」という思いこみをやめ、菌のおかげでpHが保たれていることを認識することが必要です。肌の状態を良くするために、洗浄と保護はもちろん大切、しかし、やりすぎには要注意です。肌に良い菌を育てる、そんな発想のスキンケアが必要だと思います。

引用終了

日本の温泉のほとんどは、アルカリ泉と呼ばれるアルカリ性のお湯です。
【美人の湯】などと呼ばれ、肌がすべすべになったり、ヌルヌルに感じたりするあれです。

弱アルカリ、アルカリ性により酸性物質である老廃物は溶けて綺麗になります。
溶け具合は時間と濃度に比例しますので、長く浸かると老廃物のみならず、皮膚まで溶け出す(とはいえ温泉の濃度ではドロドロになるまではいきませんが)可能性があります。
単純に、通常ph5.5ほどの弱酸性である皮膚が、アルカリ性に傾いてしまう。という変化が起こります。

アルカリ泉は10分くらい浸かるのが良いとも言われます。
逆に酸性泉はいらくでも入ってもいいとも言われます。
※どちらも濃度によりますが。
イメージとしては酸性の方が危険というイメージが先行しがちですが、タンパク質を溶かすという意味合いでは、もし誤飲した場合、内臓を溶かしてしまうことを考えると圧倒的にアルカリ性の方が危険でもあります。
酸性の場合は酸化が進み火傷になるだけで済みます。ま、どちらも程度によりますが。


アルカリ泉に使った後は、しっかりお湯を流すこと。出来るならクエン酸などで〆ること。
と考えると、リンスで身体を洗い〆る(弱酸性に戻す)というのもありかもしれない。

なんにせよ、皮膚は弱酸性に保つ必要がある。
常在菌の生息に関わり、黄色ブドウ球菌の増殖を防ぎ、綺麗な肌を、健康を保つためだ。


重曹で身体を洗えば(重曹であっても)少なからずph5.5より重曹の濃度約ph8.0の方向へ傾きますので、常在菌バランスが若干崩れます。

クエン酸などで弱酸性にいち早く戻した方が、より綺麗で健康的な肌をキープできるのではないでしょうか。と考えてみました。


腸内の常在菌叢については今のところ詳しく書く予定はありませんが、今後人類が進化をしていくうえで、最も重要な存在、機能のひとつとなるのは間違いないと思っています。

なぜならば、常在菌叢が生きる上での必要な栄養素を、光と水を媒体に作り出してくれるからであり、その仕組みが解明されれば、不食(何も食べなくても)でも生きていけるという時代が来るからです。

世界には数万人いると言われているブリザリアン達の常在菌叢を細かく調べれば、

良いのになー(/ω\)

と人任せなまとめ。w



追記

と書いた後にこの記事を読んだ (。-`ω´-)ンー

http://www41.tok2.com/home/cecilcut/sub2.html


皮膚は、過保護に扱わずに、自然回復力を促しましょう。
洗顔後、皮膚は弱酸性だからといって、化粧水などで無理やり、直ちに弱酸性に戻すのはなく、柔軟性化粧水(アルカリ性)で活性させましょう。

(。-`ω´-)ンー
(。-`ω´-)ンー

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