あげまんとは、一緒にいる男性に幸運をもたらしたり、出世させたりする女性のこと。
参照 http://konkatsugaku.com/ageman.html
と定義し、その脳科学的仕組みを考えてみる。
仕組みが解れば、あげまんになる方法も作る事が出来る。

【幸運、ツキなどない】

ある人にとってツイテないと感じることは、ある人にとってツイテルと感じること。
ある人にとっての不幸は、ある人にとって良い経験という幸せな経験となる。

そもそもツキや幸運などは存在しない。個人の価値観のさじ加減に左右される。

そこにある幸せに気が付けるかどうか。
・目標があるかどうか。
・情報を知っているかどうか。

それがツキや幸運の正体であり、ツイテる人は常にツイテいるしツイテない人は何があってもツイテないと感じるだけのこと。

例えば、すごくひどい別れ方をした恋人がいたとして、別れたての頃はすごく不幸だと感じたとする。しかし新しい恋人が出来た時に、昔の恋として振り返ってみれば、あの別れがあったから今の出会いがあった。逆に別れていなければ今の出会いがなかったと考えれば、良い経験であり幸せな経験、幸運だったと考える事が出来る。

株や投資などで失敗し100万ほど負けたとする。それも100万で済んだと捉える(ツイテる)か、100万も負けたと捉える(ツイテない)かの差でしかない。

占いなどはこのような思考をプラスマイナスに操作する金儲けの仕組みでしかない。
踊らされないように。

しかし、そこにある幸せに気が付けるかどうか。というのは、冷静かつ高い視点で物事を観なければ見えてこない。

そして高い視点から物事を観るためには、リラックスが必要であり、ドーパミンという脳内ホルモンの分泌が不可欠である。楽しい、嬉しい、気持ちいいといった時に分泌されるホルモンであり、高度な抽象思考や脳内の情報処理が可能となる。

サッカーのホームとアウェイのイメージがわかりやすい。
ホームではリラックスできるため、高度な思考やパフォーマンスを発揮できるが、
アウェイでは緊張感から思考能力が低下し、身体能力も発揮できなかったりする。

それらに大きく関わる物質がドーパミンである。

このドーパミンを大量に分泌させる事が出来れば、高い抽象思考が可能となり、今まで見えなかったツキや運というものが見えるようになる。
気が付けるようになるということであり、ツキが生まれた、運が上がったということではないということ。

すなわち、あげまんとは相手にドーパミンを大量に分泌させることのできる能力者ということであり、相手の能力を引き出し、運やツキに気が付かせることのできる人ということでもある。


【相手にドーパミンを分泌させる仕組み】

一緒に居て心地が良い、楽しい、嬉しいなど、そう感じる人が居たとする。
そう思える人と、思えない人の違いはなんだろうか?

それは同調出来ているかどうかという違いだ。

心で繋がっているかどうかということであり、難しく言えば、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が同調しているかどうか?ということになる。

ミラーリング効果というのはご存じの方も多いかもしれない。

例えば、喫茶店で仲良くなりたい人と仕事やデートなどで対面に座ったとする。

・相手が水を飲むタイミングで自分も水を飲む。
・上着を脱いだら自分も脱ぐ。
・タバコを吸ったら自分も吸う。

などと同じ動きをすることにより、無意識レベルで『この人は仲間』という認識が生まれることにより、防衛本能が解けていく。心の壁がなくなって同庁が進んでいくということ。

そしてもっと細かい動きをコピーしていくと、もっと同調は深まる。

・瞬きのタイミングを合わせる。
・呼吸を合わせる

そこまでいくをかなり深い同調となり、今度は自分の動きと同じ動きを無意識的に相手がするようになる。

このレベルで気持ちで繋がると、相手の気持ちが自分の気持ち、自分の気持ちが相手の気持ち、という状態になり、気持ちの共有が生まれる。

楽しい人と居ると楽しい気持ちになり、同調した相手が悲しければ、自分も悲しくなる。

これが催眠術の仕組みであり、同調した際に自分が催眠状態になると、相手も催眠状態になるということ。

好きって言ってくれる人が好き。という言い回しはまさにこのことであり、相手に同調するだけで好きな気持ちになれる。心地よい脳内感覚を味わえるから好き。ということであり、この場合は、相手が自分を好きじゃなくなったときに、自分も好きではなくなってしまうために、長続きしないケースが多い。

本来好きになるというのは、自己責任の上に成り立つものであり、傷つく覚悟も傷つける覚悟も必要なもの。しかしながらこの原理で好きになった場合は相手の思考に依存した好きという気持ちであり、自分の気持ちではない。

好きなところはどこ?と聞かれても、・・・全部。などと曖昧な答えしか返せなくなる。
自分の意志で好きになったわけではなく、楽だから。という理由しかほとんどの場合存在しないからだ。

催眠術に限らず、ヒトは初めて会う人、何度も会っている人に限らず、会って数秒間の内に同調しようとする、同調して相手を判断する能力がある。そういった能力を無意識に使い、相手を判断しながら、同調するかどうかなどを決める。
流されやすい人は何にでも同調してしまうし、同調をかたくなに拒否する人もいる。

ちょっと話が逸れるので元に戻すと、

この仕組みからわかることは、深く同調し、自分の気持ちをコントロールし、楽しい気持ち、嬉しい気持ち、恋している気持ちになれれば、相手の気持ちも同じになるということ。

意図的にコントロールしてなくても本人も気が付かないうちに、無意識にそれを行っている人達はいっぱいいる。

惚れっぽい人、惚れられやすい人というのも同調しやすいかどうかが原因である。

しかしこれには相手を理解する気持ちというのが重要になる。
相手がどういった考え方をするのか、どういう性格なのかということ。

他者の気持ちを理解できない、しようとしない人は同調は出来ないし、自分の中にない考え方、理解不能な考えなどは同調しようがないため、過去の経験や、映画、ドラマ、漫画、アニメなどで得た感覚というのが重要になってくる。

世の中にはいろんな考えがあり、絶対的に正しい考えなどもなく、自分と同じ考えの人という割合の方が圧倒的に少ない。

近年の若者に多いように感じるが、自分の考えが正しい、自分の価値観しかこの世に存在しないかのように考える人が少なくないように思う。

そういった人は同調する能力(エンパシー・シンパシー)などといったヒト本来の硬度な能力が退化しているのであり、科学の発展による退化だと考えるがとても悲しいことだ。

すなわち、あげまんとは、

他者と同調する能力の高さ

というのが絶対条件だということ。

同調後に、大量のドーパミンを放出させれば、相手にも大量にドーパミンを放出させることとなり、思考レベルが上がり、そこにある幸せに気が付けるようにさせられる。

というのを無意識でやっている人が殆どだと思うけど、このように仕組みが解れば後天的にあげまんになる方法も造る事が出来る。

大量にドーパミンを放出する、出来る状態、出しやすい状態、場面というのがセックスであり、当然肌が触れ合うことにより同調も促進される。

【セックス時に大量にドーパミンを出す方法】

自分が大量にドーパミンを出せるようになり、他者と同調出来るようになれれば、あげまん。という定義に当てはまるようになる。

自分が幸せな脳内状態になれば、相手も幸せになるということでもあり、
本来『お前を幸せにする』という言葉は、このシステムを利用しなければ到底できない。

しかし現代の歌の歌詞などで見られるような、

金を基準とした、楽をさせてあげる
海外へ連れて行く
甘やかす
何も変わらなくていいよ 今のままで良い 

などという表現(あくまでも個人的な感覚だが)にとても違和感を覚える。

自分が幸せになれば、相手も幸せになる。

というのが本来あるべき 相手を幸せにする ということなのだ。

それが愛であり、愛とは気持ちの繋がりのことであり、同調の他ならない。


あ、ドーパミンを出す方法だった。

が、時間切れ(なんせ仕事中に書いてるので(/ω\)のため、
またそれは別の機会に。

超簡単にだけ書くと、というかここまで読めばお気づきだと思うが、

自分が気持ち良くなれば相手も気持ち良い

という原理であり、

相手を気持ちよくするれば自分も気持ち良いということ。

リラックスを心掛け、緊張を無くす。

脱力をして触覚をはじめとする五感を全開で感じることにより、感度を上げるということ。

自分だけが気持ちよくなりたいという物理的な摩擦を求めず、
相手を気持ちよくさせることにより自分が気持ちよくなるという同調の仕組みを利用する。

それが愛し合うということ。

そしてそれが、人類補完計画の要だということ(/ω\)

自分が気持ちよくなったらなった分だけ、相手も同じレベルになる。