【そのように遺伝子に組み込まれている】

この言葉が退化を誘う。進化を止める。

遺伝子には先天的な物理的肉体情報のみが刻まれており、性格や行動パターンは先天的には刻まれていない。すべては後天的に刻まれる。

糖尿病、癌などが遺伝すると思われるのは、一緒に居る人達と思考パターンや食生活が近くなるからであって、まして運命などが遺伝子に刻まれてはいない。

全ては不摂生やマイナス思考を続けてきた結果なのであり、遺伝子のせいではない。

遺伝子情報に刻まれる精神的情報はあくまで結果であり、それらを選択するのは自分の意志だ。

【元々遺伝子に組み込まれているからしょうがない】

この言い回しが、自己責任という概念を劣化させる。ある意味、すべては神の決めたこととする宗教と同じだ。

今ある自分の状況は、自分がそうなるように生きているのが原因であり、必然的にそうなっている。
子供ではない限り、それらのすべては自己責任だ。


 「ヒトは遺伝子に・・・するように組み込まれている」


この言葉を鵜呑みにしてはいけない。自ら思考せねばいけない。でなければ自身の成長はそこで止まってしまうこととなる。

何かのせいにしてはいけない。すべてはなりたい自分になるための良い経験なのだから。
決まった未来などなにもない。決めるのは自分だ。

性格だって変えられるし、体型、スタイルだって自在に変えられる。
必要なのは知識と、心の底から変わりたいという想いだ。

変わる方法がある以上、自分以外のせいにはできない。
それを受け入れることが、大人への第一歩。悟りへの第一歩。

何でもかんでも遺伝子やら神のせい、運命のせいにしてたら、
自分の力で解決できるものも解決できなくなっちゃうよ
本質を見失っちゃうよ


ということを言いたかった。