宗像大社(福岡)

福岡の名所と言っても 灯台下暗しで生まれた県のことは知らないことのほうが多い
台北の知り合いの台湾人に 台湾のどこどこに行ってきたと言っても 台湾の中で観光したことがないというひとが結構いて 大体 人というものは郷土愛はあっても好奇心は地元にわかない物のようだ。
二十歳前に福岡を出てかれこれ30年 山口弁であった両親も博多の言葉になるほど時は過ぎ ようやく自分にとってのこの生まれた県は観光地となったようで このゴールデンウィークは福岡から出ずに実家から比較的行きやすい場所をチョイス。鶴瓶の家族に乾杯で宗像大社が出たのを思い出す。
JRからも外れ 西鉄の廃線になった宮地岳線もここまでは伸びていなかった 宗像大社は行きにくいところだったのか訪れた記憶もない。玄界灘に浮かぶ海の正倉院沖ノ島まで神域にするこの神格のすこぶる高く 宗像・沖ノ島と関連遺産群ということで世界遺産にも登録されそうなこの地を 登録前に訪ねておこうということで親父の車をかりてカーナビに従い40分 宗像大社に参拝に行く。
日本の神様は神格が高ければ高いほどそこそこ質素 そこに威厳が感じれれ 大社裏の山には高宮祭場という『宗像三女神の降臨地と伝えられる沖ノ島と並び我が国の祈りの原形を今に伝える全国でも数少ない古代祭場があり』今流行のパワースポットということで大きく手を広げ深呼吸でご利益期待。

帰り道 新原・奴山古墳群というものが道なりに出てきたので撮影『5世紀前半から6世紀後半にかけて、前方後円墳5基、円墳35基、方墳1基の計41基の古墳が海を望む台地に築造されている』 考えて見れば日本は 大陸の玄関であった九州でさえ今の南鮮ほどの面積で 既に5世紀には九州の人口は南鮮を上回る超大国であったことがうかがい知れる。

以上
2013/5/6(月) 投稿