中国人A君からの 中国ネタ「親切禁止判決」 | ひょっこりひょう「たいわん」島/(台湾ブログ)

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中国人A君からの 中国ネタ「親切禁止判決」
中国では親切を下手にすると大変なことになるというのを皆様ご存知でしょうか?
その中でよく言われるのは 他人が目の前で落としたお金は拾ってはいけないというのがある

お金の支払いで 目の前で小銭をバラけた人がいて 親切に小銭を拾ってあげようと手を伸ばした瞬間 その手をお金を落とした人に踏みつけられ

「何をするんだ ひとの落とした金を 盗むな!」

と 罵られる国である。


また 最近 中国と香港の窓口である 深センの羅湖という街でよくある話で

目の前を通過した人間のポケットから 現金の束がぽろっ

親切に拾って「落としましたよ」と呼び止め渡すと 「お金が足りない お前が盗んだ」と大騒ぎして弁償させられる この手のミニ犯罪が多発 うちの現法の社長はこの話を聞いていたので 落とした瞬間その場から走って逃げたとのこと

北京五輪に向けて 観光客の方は注意してほしいものです。

で 公共の階段の下でA君と立ち話していると 車椅子の老人が階段なので 車椅子は介護人が運び両脇を抱えられて階段を降りてこられ もしも介護人が2人でなく1人だったら当然助けてあげる場面だったわけだが 

A君「にっぽにあさん 中国では最近こういう人を 親切で助けたらダメなんですよ」

と 話し出す。

なんでも 最近あった事件で バスからおばさんが転げ落ちて 後ろにいた青年が駆け寄って助けると

「この 男が私を突き飛ばした」と大騒ぎ

警察が来て 裁判になったとのこと

目撃者はいなかったが 裁判所の判決は 治療費が6万元のうち この青年に4万元の支払いを命じる判決

この時の 判決理由が 中国のネットで話題になっているとのこと

判決理由は「そもそも 人がこけたのを 親切に手を差し伸べるというのは 不自然、自分が突き飛ばしたという罪の意識がなければ 介助するはずがない」というもの


私「おいおい 中国人は 目の前で人が倒れても助けないのが普通だと裁判所が認定かよ」


A君「さすがに 嫌になりましたよ この判決、我々中国人は 国から親切なんてするなっていわれたようなものです」

私「中国って 地獄だよな」

ここで 彼がA君の父親との会話を思い出し

A君「このあいだ 田舎に帰ったときに父親に『地獄から天国までどれくらいの時間でいけるか?』って質問したのです」

私「ほおーえらく哲学的な質問だな」

A君「おとうさんは 当然わからなかったわけです」

私「おれもわからないね」

A君「答え 5時間」

私「ますますわからんね」

A君「うちの田舎から出て深セン空港から成田まで5時間なんです。おとうさんにめちゃくちゃ怒られました」

私「俺が君のお父さんだったら 泣きたくなるね。そんな話を一番したらいけない相手だろ ばか者が」

2008/1/23(水) 投稿


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