貸し農園で野菜づくりを始めて3年目。

自然栽培の畑講座に1年通っていた時に、茄子を育て種取りまでを教わった。

今年、初めて茄子の種取りができた。

 

茄子を育てる

自分で茄子を育ててみようと試みたのは去年の春。

真黒茄子の種を自己採取した畑友達から種を分けてもらった。

 

真黒茄子は「しんくろなす」と読む。

畑講座でこの名前を初めて聞いた時、漢字が浮かばず、しんくろって何?と思った記憶がある。

固定種の茄子で、本には皮が薄くておいしいと紹介がある。

 

もらった種をベランダで蒔いてみたが、なかなか芽が出ず、蒔き直してしても芽が出ず終わった。


今年も同じく真黒茄子の種をもらって4月にチャレンジしてみたところ、まだ気温が低いのか芽が出ず、GW中にもう一度蒔き直してみたところ発芽した。

発芽すると一斉に芽が出てくるのが面白いと思った。



苗に育てて畑に持って行った時には、他の畑では花を咲かせてる茄子があるのを横目に、遅ればせながら苗を植えることができた。

 

 

連作障害の可能性

あまり計画性がなく野菜を育てている私。

植えたいものが多いのにスペースが狭く、収穫した後、空いたところに何となくで植えているものもある。

それでも、同じ科目の野菜を続けて植えたり、隣同士で同じ科目の野菜を植えると連作障害が起きやすいと聞くので、そこは気をつけている。

 

今回は、ジャガイモを収穫した後の畝に茄子を植えていた。だがまさか、ジャガイモがナス科だと思っておらず、あとから野菜作りの本を見て気づいた…あんぐり

 

茄子の育て方で、一番花は摘花すると教わった気がして野菜づくりの本で確認した。

やはり、成長する方に栄養がいくよう一番花は摘花する事が書かれていたのだが、ついでにジャガイモのページを開いて、なんとナス科という文字が目に入った!

 

別だと決めつけていたので想定外。

茄子とジャガイモ、実のなり方が地上と地下で別なのに、どうして同じナス科なのか…。

文句をいいたくなった(笑)

野菜づくり素人、ここは植える前に確認は必要でした…。

しかし、身をもってここで覚えました。

 

気づいたとはいえ、他に植え直すスペースがないので、そのまま場所を変えずに2株の茄子の成長を見ていた。

片方は花が咲き実もつけてくれ、普通の大きさの茄子に育ってくれたが、背丈が高くならず、収穫量は少なかった。

もう1株は背丈が低い上、花数も少なかった。

2株の茄子から、全部で8個ほど茄子を収穫することができた。

 

連作障害の症状として、生育が悪くなることがひとつにあげられるのではないかと思う。

これも貴重な経験と思えば無駄にはならない。

ひとまず収穫までできたし、味もおいしかったので今年はこれで充分だと思う。

 

 

種取り

 

連作障害ではあるけれど、次につなげていきたいので、採れた実のなかで、大きく育った茄子を1つ、種取り用に残していた。

収穫せず、茶色っぽくなるまでそのままにしておく。

1か月くらい時間がかかると思っていたが、ある時畑に行くと、種取り用の茄子が地面に落ちているのを発見。

部分的に茶色い部分があり、落ちてしまったという事は、もう種取していい時期になっているのかもしれないと、これで種取りしようと思った。

 

 
 

 

家に帰って数日後、種取り作業をした。

まず、茄子が柔らかくなるまで全体を揉んでいく。

柔らかくなってきたら、ヘタを切り、上部に浅めに包丁で十文字の切り目を入れ、縦に茄子を割く。

 

 

 

 

 

内側の実についた種を取り、水の中に出す。水をかき混ぜて、すぐに沈まない種は取り除いていき、それを20回くらい洗いながら繰り返して、すぐに沈む種を残す。

 

 

 
 
 
残った種は、1日外で乾かす。
トマトなどは容器に入れて発酵させるが、茄子の場合はその作業がないので楽。
 
 
 
 
 
 
念のため、部屋でも数日干して、袋に入れた。
これを冷蔵庫に入れて保存しておく。
 
連作障害のなかで育てた茄子の種だが、うまく来年も育ってくれることを期待したいニコニコ
種を繋いで自給自足への道へ。
少しずつできることからやってみています。

 

去年9月にお月見をした友達と今年もお月見をしようと予定を立てていた。

満月の日が9/18だったのでその日に約束していたら、友達から日にちが間違っていないか?と連絡が来て知ったのは、中秋の名月と満月が別日だという事。

 

 

 

中秋の名月と満月の違い

調べてみると、中秋の名月は、太陰太陽暦(旧歴) の8月15日の夜に見える月のことを指す。

太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になり、今年は9月3日が太陰太陽暦の8月1日、9月17日が太陰太陽暦での8月15日、十五夜にあたる。一方、天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て太陽と反対方向になった瞬間の月のことを指す。

ここ数年、中秋の名月と満月が同じ日にちであったけれど、数え方が違うので、中秋の名月と満月がズレる年もあるそう。

 

友達とは、浄化パワーのある満月に月光浴をしようという事で、満月の18日に会う事で話がまとまった。

 

当日

友達との待ち合わせは夜7時。場所は見晴らしのいい公園。

当日の午後からパラパラと雨が降り、夕方になると雨は止んだものの雲が残っていた。7時頃はまた雨が降り出していた。

中止にしようと思ったが、お茶だけしようという事で1時間ほど会うことに。

 

新月と満月になるべく小豆入り玄米ご飯を作っている私は、この日、友達と一緒に食べようと朝に下準備をし、仕事から帰って炊いて作っていたので、せっかくなのでおむすびにして持って行った。

 

野草料理教室に行って知った事として、昔は新月と満月に小豆ご飯を食べる風習があったそう。

腎臓の形に似た小豆は腎臓を癒し、婦人科系によい働きをしてくれ、特に女性の体は月のリズムと共鳴するので、満月と新月に小豆ご飯を食べていると生理周期が整いやすくなるという。更年期になる年齢になっているので、なるべく作れる時は作っている。

 

 

雨が止んだ後の夜空

 

8過ぎにお店を出ると、雨が止みところどころ、雲も取れかかっていた。

月が見られる可能性があるかもしれないと、公園に寄ってみることにした。

 

ベンチに座り、見晴らしのいい夜空を眺めていると、雲の隙間に満月が見えた!

暫くすると隠れてしまうが、雲が流れていき、雲の隙間から何度も月が見え隠れする。

時間が経つほど雲が段々と薄くなっていき、月が見えた時に放つ月光は、夜空に対比して眩しく明るい。優しく夜空を照らしているようにも感じ、とてもキレイだった。

 

 
 
 
写真ではうまく伝える写真が撮れず…
 

 

9月に見れる満月が一番キレイだという。

友達とこの時間を共有できた事にも幸せを感じた。

 

本当はここで、手作りした蚊取り線香を使ったらなお嬉しかった。

この日は、香取線香がなくても蚊にさされる事はなったけれど…試しに外で使ってみたかったので、雨だからと持ってこなかった事が残念…。

 

香取線香作りのブログはこちら↓

 

 

 

月を見る為に時間をつくって夜空を見上げる。

忙しい日常の中で、少し立ち止まって過ごす時間を作ってみると、とても心が穏やかになる自分がいる照れ

遠くに行かなくても、お金をかけなくても、豊かな気持ちにさせてくれる。

 

旧暦をもとに過ごしていた頃の日本では、空を見上げて季節を感じる事は当たり前であり、暮らしの中で家族や近所の人たちと楽しんでいたのかな。


暮らしの中にある季節を楽しむ時間。

大事にしていきたいです。

 

 

お月見団子を作った

中秋の名月か満月にお月見団子を作り、料理でも季節を楽しもうと材料は買ったものの、今年は外出と仕事で作れなかった。

そこで休日を使って作り、おやつに出した。

 

 

 

 
 
 

 

 

竹串がなかったので楊枝でミニ串団子に。

みたらし団子のたれは、砂糖をほんの少しにし、煮切ったみりんを多めに入れた。

甘さも十分あり、甘党の子供にも好評でした!

 

先日、用事があり息子と出かけた帰りに、敬老の日に渡すプレゼントを探していたら、風呂敷をバッグにした商品を見つけた。

 


風呂敷がバッグになる

期間限定の出店らしく狭いブースながら、千鳥や花、レモン、動物など和柄からポップなものまで、色鮮やかな風呂敷が20種類ほど並べられていた。

 

その風呂敷の布を半分に折って、両端をスリングで留めるとバッグになるという。


風呂敷のサイズは大きめと小さめと2種類。

スリングの紐(ベルト幅くらい)の長さは、ショートとロング、たすき掛け用の3種類。

スリング紐の色は、赤、黒、ベージュの3種類から選べる。


大きいサイズ(95cm×95cm)のサンプルとして置いてあったバッグを手に取ってみると、内ポケットはないものの、深さはちょうど良く、重さは7キロまで大丈夫との事。

汚れても洗えばいい。

 

軽そうだし、なんだか素敵!

もともと風呂敷に興味もあり、自分で使ってみたくなった。

 

来月行く子供の就学旅行の際、お土産を入れたり、お風呂に行く時のバッグとして使うにもちょうどよいと、店員さんと話をした。

 

敬老の日のプレゼント選びから脱線していると思いつつ、大きめの風呂敷をたすき掛けにするタイプのものを買ってみることに。

柄は、親子でも使いやすそうなバクにした。





家に帰ると、さっそく風呂敷をバッグにセット!

 




いっぱいものが入りそう。



スリングで留めると、両脇に穴になる隙間があるので、そこから物が落ちないのかと気になったが、物を入れると重さで布が下に引っ張られるので、広がらず問題ないという。


バッグで出かけてみる

後日、出かける日にさっそく私が使ってみた。
携帯電話、お財布、ハンカチ、本、水筒、折り畳み傘。
水筒は寝かせる状態になるが、バッグの中身が中央にまとまっているとバランスがいい感じ。
布地は軽く、普通に歩いている時は問題なくバッグ同様な感じだった。

しかし電車が発車しそうで走った時、大きなバッグの中で物が上下に動いてバウンドし、お財布と携帯が飛び出して地面に落ちた。

生地はしっかりして破れる事はなさそうでも、走った振動で物が飛び出す可能性があるようだ。

対策としては、小物類を小さなポーチにまとめて バッグに入れるとか、使い道をお土産や着替えなどの衣類にするなど、補助的な使い方にする方が無難かもしれない。

バッグだけでなく、風呂敷が入った箱には風呂敷の活用法が載っていたので、カバンに風呂敷を入れておき必要な時に使う等、色々試してみたいと思う。




敬老の日のプレゼントは

自分の買い物をしてしまったが、敬老の日のプレゼントは、コーヒーをよく飲むおうちなので、谷中珈琲のドリップパックを買った。


買い物は投票~

なるべく日本製の物を選んで日本を応援!


と言ってもそんな事よりも、直接会いに行ったので、子供の笑顔が一番のプレゼントになった。

人と顔を合わせる。

こちらも大事な事ですねニコニコ



こちらのバッグはハネルカという倉敷にあるお店です↓




テレビや職場では、お米がスーパーにないなどいう話を聞く今日この頃。

自然再生プロジェクトの活動をしている「さと結い」で、稲刈りをする案内があったので久しぶりに参加してきた。



稲刈り当日

暑さもあり、今年は7時スタートという早めのスケジュール。


5時半に家を出たが乗り継ぎが悪く、駅からの送迎車に乗せてもらい9時過ぎに合流。

既に田んぼには子連れや知人、一人で参加の人など、15名数くらいが集まり、稲を刈る人、稲を束ねる人、竹竿におだがけをする人に分かれて作業が進められていた。


3区画ある田んぼのうち、稲を植え付けた時期、稲の生育状況が違うので、この日は1区画だけ稲刈りすしているという事だった。


ここの田んぼは山と山の間にある谷津田で、水を管理する整備された用水路があるわけではない。先日の台風もあってか水が抜け切れておらず、田んぼに入ると足がはまるところがあり足が抜けない…。

稲が刈られた後の株元や水草の雑草の上を踏み台にすると歩きやすかったが、長靴を脱いで裸足で作業している人もいた。


私は稲を束ねる作業を中心に手伝った。水があるので穂先が濡れない様、刈った稲の株や水草の上など少し高さがあるところで作業をした。

乾いた藁を紐にして、刈った稲の下部を捻ってキツく締め、締めた隙間に藁紐の一部を潜らせ稲を固定していく。

締め方が緩いと乾いた時に稲が落ちるので、なるべくきつめに。


今回手伝って初めて知ったのは、おだがけに使う竹の使い方。

両端は3本の竹をクロスさせるが、真ん中を支えるのに使う2本の竹。この竹は地面に対してまっすぐでなく、左右どちらかに角度をつけて地面に刺す。同様に刺した反対側の竹とクロスさせると、風が吹いても倒れにくくなるそう。

それと切ってすぐの竹は重いので、乾いた竹の方が軽く扱いやすいという。

ちょっとした事だが、なるほどと思った。


12時過ぎには全ての稲を刈り、おだがけ作業までを終え、用意されたお昼を皆で食べる事ができた。

皆でやると作業も早い。

日差しが強く暑かったが、早朝スタートが功を奏し体力消耗を幾分抑えてくれた。



終わった後の作業風景。ぬかるんでいたので携帯を持たずに作業していた為、作業中は撮れず。


ランチタイム

いつも「さと結い」ではお昼を用意してくれている。
料理上手なメンバーが、季節の地元野菜や野草、ジビエなどを使っておいしく作ってくれ、里山の景色を見ながら外で食べるランチタイムが、ここに来る楽しみのひとつ!



なすとジャガイモの炒め物、オクラとトマトのサラダにカレー2種類。食後には梨を出してくれた。

この日のカレーは猪カレー。しかも地元で罠にかかった猪をさと結いメンバーの1人が仕留めて解体した、新鮮なお肉を使っているという。

猪関連のグループラインがあるそうで、稲刈りの作業中も猪がかかったと連絡があり、現場に向かう人がいた。
なんともたくましい。

私もここに来てジビエを食べるようになったがあまり臭みがなく、スパイスを多く使っているので食べやすい。子供たちも普通に食べていて、おかわりする人も何人もいるほどの人気ぶり。



スーパーで売っているお肉は、抗生物質を投与されたものが多くなっているし、培養肉などもどこまで安全なのかわからないので、私は進んで食べたいとは思わない。
選んで買いようにしている今、野生の肉の方がむしろ化学物質が投与されておらず安心とも思えてくる。
無駄なく食べる事が命を尊重する行為につながる気もする。
実際に猪やキョンなどを食べる機会があり、以前より身近な食べ物になってくると段々と意識も変わってきている。

体を動かした後はお腹が空くので、この日のランチ全てがとてもおいしかった。
ご馳走さまでした!

不思議な虫に遭遇

休憩中、見たことのない虫を見かけた。
見つけた人が「お尻がツタンカーメンみたい」というのでよく見ると、本当にそう見えてくる。

お尻が、冠を被った顔に見えてきませんか?




誰もこの虫の事を知っている人はいなかったけれどなんていう虫だろう?
色の組み合わせといいい、本当に個性的。
アート作品のように感じる。

田んぼにもメダカがいたが、土に触れる機会を持つと、色んな生き物に出会う。
こんな多種多様性の生き物が棲める環境を大事にしたい。

そしてここに来ると、自然の大地から感じるエネルギーによって癒される自分がいる。

稲刈りの後、自分が育てている蓮田の電柵下の草刈りにも寄ったが、暑さが厳しかったものの、何か心地よさを感じる一日だったニコニコ


8月の終わり。夏も終わろうとしている。

先週、浴衣を久しぶりに着て花火大会に行ってきた。

きっかけは、今年の夏は何を楽しもうかと思った時に、浴衣を着たいなと思ったから。

 

最後に着たのは20代。

独身時代に1年程度、公民館で着付け教室に行った事はあったが、なんとなく記憶に残っている程度。

自分で着られないのもあり遠退いてしまっていた。

 

そこで着物好きな友達に連絡を取り相談してみたところ、着方を教えるので一緒に来て出かけようと、快い返事をくれた!

 

 

浴衣を探す

浴衣はたぶん実家にあると思っていたら、2年前の家の建替え時に、浴衣も下駄なども全て捨てられていた。

建替え前は、物が多くて断捨離と皆で手伝っていたが、その当時の私は、浴衣はいらないと言ったらしい。

人の心は変わるものだと身をもって感じつつ、もう少し早く浴衣を着たいと思う自分がいたら…と思った。

 

今回は友達が数着持っているという事で、浴衣は借りる事にした。

 

下駄は、ワークショップの帰りに浅草に寄り、履きやすいという理由で草履っぽいものを選んでみた。





浴衣で行くお出かけスポット

さすが着物を普段から着ている友達とあって、浴衣を着て楽しめそうな場所にも詳しく、幾つかプランを送ってくれた。

 

・街ぶら小江戸(埼玉県川越、千葉県佐原)

・街ぶら(浅草・日本橋)

・夏祭り

・花火大会

・東京湾クルーズ

 

友達は今年も浴衣で甘味屋さんにかき氷を食べに出かけたそう。

 

千葉県の佐原市を調べてみると、日本の城下町っぽい風情ある街並みが残っている写真が紹介されていて、こんなところを浴衣で歩いてみたいなと心が動いた。

しかしこの暑い時期。夕方から動く方が楽だという事もあり、花火大会に行く事にした。

 


浴衣を選ぶ

浴衣選びは、6着の浴衣の写真が送られてきた。

その中から1つ選ぶと、その浴衣に合わせた5種類の帯のパターンの写真をまた送ってくれた。

浴衣と帯を組み合せによって雰囲気が違う。

柄が入った浴衣を選んだので、帯はシンプルなものに。シンプルな帯には帯締めと帯留めもいいよと、帯に合わせて写真を送ってくれた。

 












ガラス玉、かき氷、波。

 

浴衣を着る上で、こんなに組み合わせを楽しめるとは!

緑の帯紐とガラス玉の帯留めを選んでみたけれど、帯の結び方も色々あるというし奥の深さを感じた。

 

好きな世界がある人に相談するってお勧めです。

快く色々教えてくれ、自分でも知らなかった情報が入り、選ぶ楽しさを味合わせてもらえた。借りてよかったかも。

自分ではこんなに集められない(笑)


 

 

当日

花火大会当日は、友達が浴衣を持って家にきてくれた。

姿見の鏡がなかったので、説明を聞きながら友達に着せてもらい、記念に写真を撮った。

 




 浴衣のお礼に、私はお弁当を作った。




浴衣を着たところで、向かうのは江戸川の花火大会。

小さい頃よく行ったけれど、土手でレジャーシートを敷いてゆっくり見られるところがいい。


夕方を過ぎると吹き抜ける風が心地よかった。

天候は不安定ながら、花火を見ている最後の方に雨がパラパラ降ってくるまでは、キレイな花火を見る事ができた。

 



 

パンとあがる音が体に響き、打ちあがる花火が変わるごとに歓声が聞こえた。

花火の色、形、動く工程。どう火薬をつめるとこんな素晴らしい花火になるのだろうと、花火職人の技術のすごさに感心した。

 

足を運ぶと、こんな素晴らしい花火を無料で見られるなんてありがたい。

 

 

浴衣姿の人たち

会場に向かう途中、浴衣姿の人は若い女性がやはり多く、私と同世代の人は見かけなかったように感じたが意外にも、浴衣姿の若い男性を何人も見かけた。男性の浴衣姿も涼しげで格好よく素敵だなと思った。


 

観光客のサービスではなく、日本にしかないものを日本に住んでいる私たちが、身近に楽しまなきゃもったいない気がする。

普段着でも花火大会は楽しめるけれど、着る時間もかかるけれど、普段と違う服装で出かけると気分もあがり、心豊かな時間を過ごせると思う。

たまには浴衣を楽しんでみては?


着ていく機会が増えれば着方も覚えるし、浴衣推進派の友達と、また出かけてみたいと思った。

 

先日友達に誘われ、蚊取り線香づくりのワークショップに行ってきた。

安心な成分で蚊取り線香をどうやって作るのだろう。






蚊取り線香の殺虫効果

会場の店内には10名ほどの参加者がいて、小学生くらいの親子づれもいた。


まずは、蚊取り線香を作るのに必要な材料の説明があった。

 

蚊取り線香によく使われるのが除虫菊。この除虫菊のなかのピレトリンという成分に殺虫効果があり、昆虫、爬虫類、魚類に効く神経毒で、哺乳類には影響がない為、安全性が高いそう。

 

そして粉を混ぜるだけでは固まらず、蚊取り線香の形にならない。

ここで、つなぎの役目をする椨(だぶ)粉という木の粉を使う。

椨粉を入れる量は、材料全体に対して50%。

除虫菊と椨粉1対1で作るのが一番殺虫効果が高まる配合。

効果より香りを楽しみたい人は、除虫菊の割合を減らし、自分の好きな香りをプラスして、オリジナルの蚊取り線香を作れるよう、香りの原料が用意されていた。

 

 




蚊取り線香に入れるお香

香原料は、除虫菊とは別に6種類選べた。

香りの詳細は以下の内容。

 

合わせやすい香り

白檀(びゃくだん)

丁子(ちょうじ)

甘松(かんしょう)

安息香(あんそくこう)

 

スパイシーな香り

桂皮(けいひ)

零陵香(れいりょうこう)

 

初めて嗅ぐ香りが多かったが、桂皮はシナモンぽく、安息香はシッカロールの匂いに似ていた。

全体的に漢方薬局で嗅いだことのあるような香り。


食べ物のように香りにも、甘みや酸味、苦味等の味の分類や、重い、軽い等の分類がある事を知った。

香りは嗅いだ時、軽い香りを先に感じ、重い香り(甘い)はあとから感じ、心を落ち着かせるのだそう。

 

お寺などに行くと感じるお香の香りに何か心が落ち着いてくるのは、そういった効果があるのだろうなと思った。


 

香取線香づくり

一つひとつ香りを嗅いで、それぞれが好きな割合を考えていった。


私は殺虫効果を重視しつつ、せっかく香りが選べるならと、

除虫菊7:白檀2:丁子0.5:甘松0.5に、安息香少々  の割合にすることに。

 



すでに椨粉の入った乳鉢に、自分の選んだお香をスプーンに取って入れて混ぜ、少しずつ水を足して混ぜていく。

目安はピーナッツバター固さくらい。

少し水を入れてもパサパサして混ざりづらいので、多めに水を足したところ、多く入れ過ぎたようで、ゆるくなってしまった…。

 

講師の方に相談し、白檀、丁子を足し、さらに丁子、桂皮も足して調整した事により何とかなったが、元の香りと変わり、少しスパイシーな香りづけになった。

 




香りが元と変わってしまったのは、ちょっと残念…。

やはり水を入れるのは少しずつ…です(教訓)

白玉を作る時の水の配合での失敗を思い出した。



粉がまとまったら、注射器に入れて押し出して、グルグルの渦巻き形を作っていった。

三角錐の形の蚊取り線香でもよいという事で、両方作ってみた。

 





完成した蚊取り線香

数日乾かすと完成という事で、家に持ち帰った後、家で乾かした。

重ねてゆっくり乾かした方が反らずにいけるそう。


水が多いと割れやすいとの話だったが、一応折れずに作ることができた。

 




桂皮のスパイシーな香りが少ししているニコニコ

まだ火をつけていないが、今年も友達とお月見をする予定なので、その時に外で使ってみたいと思う。

野草料理教室に行くようになってから、ヨモギ茶、マコモ茶、三年番茶などを知って飲むようになり、ヨモギやマコモの季節の時には自分で作る事もある。

 

先日参加した野草料理教室では、自分の体調について、貧血気味な症状を感じると話したところ、オオバコ茶もいいよと、作り方を教えてもらった。


そこで帰り際に、会場になっている古民家の庭に生えている、オオバコをもらっていいかオーナーの方に許可をもらい、オオバコ茶を作ってみることにした。

 


オオバコを探す

 

古民家の庭はたくさんの草に覆われていた。


地面に這っている葉で何となくこれだろうと思ったものがあったが、オーナーさんに聞いてみると、そこまで葉っぱは大きくないよと、本物を教えてもらった。

オオバコは見た事はあったが、自然に自生した様々な種類の草があると、自分で判別して摘み取るのは難しい…。


オオバコを認識し、人があまり通らなそうなところの葉を探して取りたかったが、そういうところにオオバコは生えておらず、人の出入りがありそうな通路際にあちこち生えている印象をもった。


根っこから採ると聞いたので、スコップを借りて取ろうとしたが地面が固く、なかなか土に入らないので根が少し切れてしまったが、手で引っこ抜いて採取し、家に持ち帰った。



オオバコとは

家にある薬草植物辞典でオオバコについて調べてみた。



オオバコ科 多年草

生薬名 車前草(しゃぜんそう)車前子(しゃぜんし)

生育地 日当たりのよい道端、野原など。 

薬効 全草は去痰、利尿、緩下、種子は高血圧症、利尿、消炎、止血、胃腸薬

 

葉の形と大きさ 10枚ほどの根出葉(茎の基部から出る葉)は柄が長く、広卵形から楕円形で長さが4~15cm、やや薄質で鈍頭、表面と緑は少々波打ち、葉脈はほぼ平行に走る。

 

江戸時代には、飢饉時の食材にされていて、和え物、炒め物、天ぷらやサラダにも使えるとの説明があった。


 

お茶の作り方

 

オオバコを洗い、水分をふき取った後、ザルに広げて1日天日干しする。

そのあと、キッチンバサミでザクザク切る。

1日天日干したオオバコを見ると、根の部分が茶色く、土が残ってしまったようにも見えるものがあり、皮がむける感じなので、茎の一部のようにも見え、どちらかわからず少し気になる根は取り除いた。

採取した当日の寝る前に洗ったので、よく洗ったつもりではあるが、もう少し丁寧に根の部分の様子なども確認しておけばよかったと後から感じた。



大まかに切ったら葉っぱをザルに広げて、カラカラになるまで干す。



カットして1日干して状態



干す日数は天気や気温にもよるので、カラカラになったらよいそうだ。

夏で日差しも強かったので2日でカラカラになったが、部屋でも数日置いた。

 




カラカラになったものを鍋に入れ、茶色くなるまで弱火で煎って完成させた。


飲んでみた感想

やかんに水を入れ、オオバコを適量入れ、沸騰後、20分弱火で煮だした。




ネットで調べると、飲みづらいなどの感想もあったが、漢方薬も飲んだ事もあるのかあまり抵抗もなく、渋い紅茶のような、少し鉄っぽさもするような味に感じられた。


煮出す時間を変えれば、飲みやすさも変わるのではないかと思う。

 

今回作った量は4回分ほどなので、体の変化を体感するほどの量はないけれど、少しでも体に合うといいなと思い飲んでみている。

自分でお茶が作れたという事も嬉しいニコニコ

 


薬草植物辞典によると、飢饉の時は食材として使われていた時もあるオオバコ。

ただの雑草ではなく価値ある葉っぱとして、野草の種類を覚え、生活に活用していきたいと思う。

 

月に1回、野草料理つき陰陽講座に参加している。

 

夏は野草の時期ではない事もあり、かぼちゃ、きゅうり、茄子などを夏野菜使った料理を教わった。


レシピ外に、講師のちはるさんの家でミョウガがたくさん採れたと、持ってきて教えてくれたミョウガ料理がとてもおいしく簡単だったので、ここに紹介したい。

 

ミョウガの醤油漬け

ミョウガは多いほどたくさんの量を作れるが、少なくても6個くらいは用意。


下処理の仕方は、ミョウガの頭と根元を少しカットし、縦半分に切る。

陰陽を取り入れた野草料理教室では、花が咲くミョウガの頭部分は陰性が強いと考えられている。


ボールにミョウガを入れ、醤油を入れて20分ほど置き、アク抜きをする。

 


 

時間が経ったら絞る。

次にミョウガを縦に2~3等分に切り、さらに粗みじん切りにしていく。

 

そこに醤油を適度に入れ暫く置いたら完成!

 

 

このミョウガのしょうゆ漬けは、3分づき玄米ご飯の上に乗せて食べた。


写真左のご飯の上に乗っています!



ミョウガの醤油漬けは参加者の方達からも好評だった。

2~3日は持つので、ぜひ作ってみてください。


家でも作ってみた。

ご飯が進み2日で食べきってしまった。

 


この日の夏野菜料理では他に、韓国風あえものそうめん、きゅうりの梅酢漬け、なすの粉練り炒め、かぼちゃとひえのコーンスープを作った。

いつも色々な料理を教えてくれるのでお勧めです。


ちはるさんの陰陽講座はこちら



 


人間関係の陰陽

座学の陰陽講座では、人間関係の陰陽について学んだ。

マクロビオティックでは、無双原理の12の定理という考えがあるそう。



無双原理12の定理 ~現代後バージョン~

 

1 宇宙は陰と陽の秩序に従って展開している。

2 陰陽の現象はあらゆるところに存在し、それぞれ関係しあい、生まれたり消えたり、増えたり減ったりしている。

3 求心、圧縮、下降の性格のものを陽といい、遠心、拡散、上昇の生活のものを陰という。

4 陽は陰を、陰は陽を互いに索引する。

5 太極(無極、空、虚空、無限、絶対、永遠、神)からすれば、宇宙もほんの小さなゴミのような集合体。

6 すべてのものは常に変化を繰り返していて、変化しないものなどいない。常に太極から陰陽を生じ、また太極へ戻るといいう繰り返しだから

7 絶対的な陰や陽はなく、すべて相対的で、陰陽が集合したものからできている

8 中性なものは一つもない。必ず陰陽どちらかが、多いか少ないという状態。

9 陰と陽の差が大きければ大きいほど、引き付けあう。

10 陰と陰、陽と陽は、それぞれ反発しあう。大きな陽と、大きな陽との間の反発力は強いが、大きな陽と小さな陽との愛さの反発力は弱い

11 陰性が極限まで強くなると陽性へと転換する。陽性が極限まで強くなると、陰性へと転換する。

12 すべてのものは、中心に陽があり、そのまわりを陰がと取り込んでいる。

 


一つひとつ事例を出しながら説明を聞いた。


変化するのが当たり前。

自然栽培や自然再生などに興味を持つ人達と話をしていると、循環という言葉をよく耳にするので、これらの話は受け入れやすかった。


自分の中でも行動的な時と、疲れてやる気がない時があったり、人間関係での合う合わないを陰と陽に置き換え、夫婦や職場、身内などと重ねて考えてみると、うなづける事が色々あった。

 

相手によって自分の接し方を少し変えるだけで、コミュニケーションが取りやすくなるという。

自分は自分でいたいとも思うが、知識としてもっておくと役に立つ事もあるかもしれない。

先日、体験で書道教室に行ってきた。


場所は、子供が学童でお世話になったそろばん教室の先生が開いている書道教室。

数年ぶりに連絡を取り、大人でも通える書道教室があれば教えてほしいと相談したところ、先生のところでも受け入れているようで、近所だったので体験で行ってみようと思った。



習い事で通っていた書道

書道は、幼稚園から小学生4年生くらいまで習っていたが、好きでというよりただ習っているという感覚で、塾に行くようになったのを機に辞め、ずっと筆から離れていた。


数年前、子供の学校の書き初めの宿題で半紙をもらってきた時に、久しぶりに筆に触れたいと数枚もらって書き、墨の匂いが懐かしく、落ち着いて文字を書くことが何となく楽しいと思えた。


この時に書いたものは、捨てずに壁に飾っている。

樹木希林さんが出演していた映画で、お茶の世界を描いた「日日是好日」を借りて見て、はまっていた時期で、私の座右の銘にもしている言葉。



雨の日も晴れの日も、その日、その瞬間に感じる季節や香り、感覚を大事に、良いことも悪いことも受け入れて生きる事。

映画と本からそんな意味を受け取り、この言葉が気に入っている。



書道が気になった理由

誕生月の7月、何か新しい事を取り入れたいと思った時に、ちょっと気になりそのままにしている習字を習い直す事が頭に浮かんだ。


日本文化に興味を持ち、知れば知るほど理にかなった自然を大事にする暮らし方が日本にはあったと感じているが、今の生活は、どんどん自然とのつながりが薄れていく方向に向かっている感じがしている。


文字も書かなくなってきた今、書くという事、筆を使う事も、大事にしていきたいひとつなのではという思いも感じている。


最近、知人に連れて行ってもらった墨絵の個展で聞いた

「筆は力を抜かないと書けない日本独自のもので、力を抜くことは今の人に大事」

という墨絵アーティストの言葉も何か私の心に響き、そういった色んな思いが、書道を学び直してみたい気持ちにつながった。



体験に行ってみて

教室に行くと、高校生くらいの子や社会人らしき人が数人いたが、私より若い方々で、アラフィフの同年代の方はいなかった(笑)

私は楷書で止まっているが、生徒さん達は行書も書くほどの腕前。


時の流れ、レベルの違いを目の当たりにし、少し気後れしてしまったが、私は一般の初級「四通八通」というお手本を見て筆を取った。





払いや留めなどの筆の使い方を思い出しながら書いた。


1枚書く度に見てもらい、アドバイスをもらいながら5枚書いたが、画数の少ない四のバランスと、しんにょうの筆の運びが難しく感じた。





文字と向き合い自分の世界に集中し、あっという間に1時間が経っていた。


書道道具は、亡き祖父が使っていたものを実家からもらい使ったが、先生からは

「良いものを使っているので、形見にして大事に使うといいよ」と言われた。

そういう言葉をもらうと、道具も日の目を見る事になりよかったかなと、嬉しい気持ちになった。




書道への思いはあるものの、野草料理やレンコンづくりなど色々興味の幅が広がり、やっていけるのかという不安も感じつつ…その時はその時。

力を抜いてやってみようと思うニコニコ

先日、1日だけ参加した縄文トイレづくり。

小屋を木組みにした事で少し時間がかかり、平日も早朝と夕方に集まれる人達で作業し、蓮田でのイベントに間に合わせて完成させたそうだ。

完成して数日後、打ち上げの案内をもらったので、どんなトイレになったか見たい気持ちもあり参加してきた。


 

 

↑縄文トイレづくりのブログはこちら

 

 

完成した縄文トイレ

蓮田に到着すると、小屋つきのにトイレが建っていた。

屋根と窓もつき、木組みでの小屋づくり講座を学んだ人たちがメンバーにいたとはいえ、業者でない人達の力で、こんなに素敵なトイレができあがるなんて、マンパワーのすごさを実感。

 トイレのすぐ横には、穴を掘った土と落ち葉を重ねた層を枝葉で囲んだ、花壇も作られていた。

 

 

 

 

トイレの取っ手は、木の根っこを使ったそうだが、味があって素敵!

 

 

 

中を覗くと和式っぽい雰囲気だが、上部にフックもついていて使いやすい仕様になっていた。

 
 

 

 

 

打ち上げ

打ち上げは、夜6時過ぎからスタート。

一品持ち寄りで18名ほどが参加した。

手作りや買ったものやフルーツ等、料理の品数も色々あってブッフェのよう。

 

 
 
 

私はオクラのお惣菜ときゅうりの漬物を持っていった。

捕獲した鹿で作ったスープもあり、スパイシーに味付けされ、鹿が新鮮なので臭みも感じられずに食べられた。

命を無駄なく頂く精神を持った、ここに集まるメンバーの在り方がいいなと思う。


 どのくらい作業に関わったかにも限らず、トイレづくりを一緒にやった仲間として、作業の話や関係ない事を和気あいあいと皆で会話し、一緒に食事をする時間がとても心地よく楽しかった。

ライトと蚊取り線香もつけ、蚊に刺されつつであったが(笑)

 

最後に、一人ひとり縄文トイレづくりの感想を共有しお開きとなった。


トイレを作りたいとの思いから始まり、それを実現しようと別の人が声がけをし、自発的に集まった人達で作業し、2日間で終わらず、早朝と夕方の時間を使って来れる人達で進め、完成に至った結集力がすごい。


木組みの小屋づくりを学んだ方々は、トイレづくりが実践の機会となり、ここで自信をもったようだった。

 

私は、小屋木組み作業の一部と微生物による自然の循環を活かしたトイレの穴掘りの工程を見ることができ、一緒にその喜びを分かち合う場に参加し、とても良い経験だった。

 

行きたいと思ったら行く!

心に従って行動していくと、色んな人とつながり、知らないことを知ることができ、今回も楽しかったニコニコ

 

 

蓮田の様子

打ち上げ前に、育てている蓮田を見に行くと、また少し葉が成長し、1つだけ蕾があった。

蓮は朝しか咲かないので、咲いた様子は見られなかったが成長を感じ嬉しい。

 

 
 

蓮田の草刈りは、数日前に蓮田を貸してくれたRさんが一緒にやってくれた。
感謝ですお願い
次回、草刈りで蓮田に来る時はトイレもある環境なのでありがたい。