はだしのゲンが広島市小学生向けの平和教育の教材から消える
広島市教委が小学生向けの平和教育の教材から漫画「はだしのゲン」を削除する方針を決定 (2023年2月22日)について、2023年2月のブログで書きまた。https://ameblo.jp/nippikai2015kishu/entry-12790480498.html
1975年―1976年ごろ 社会学実習で原爆意識調査のアンケートを行いました。その設問の一つに、原爆についてどんな本を読んだかを聞いてみました。休みを利用して再検討してみました。結果を添付します。
小学生では、広島県の生徒がほぼ80%、大阪府内の生徒が30%弱。中学生では、広島県の生徒がほぼ60−70%、大阪府 京都府内の生徒が40−55%。広島県内の生徒さんの読書率が高い傾向でした。予想通りです。
原爆の子は広島県内の生徒の多く読まれていました。予想通りです。
意外だったのは、峠三吉の原爆詩集が大阪府 京都府内で多く読まれていた点です。
時代、時代背景、平和教育のあり方、調査の地域的偏り、数が少ない、個々のクラスの取り組みが違いなどの因子があるので、一概には言えませんが、first はだしのゲン、second 峠三吉の原爆詩集とういう傾向がありました。広島市からは、「夏休みなど長期休業中の家庭学習で参考にできるよう、はだしのゲンをはじめとする、広島の被爆の実相を知ることができる、いくつかの作品を紹介するなどの工夫について考えていくこととしております。」との返事をいただいております。是非、明日の平和に向かっての見直しをしていただきたいものです。