指標って活用してなんぼだよね、という話

by ccgd
体温計の偉大さ というエントリーでも書きましたが、指標というのは基本的に
「環境というのはいろいろ複雑な要素があるんだけど、とりあえずこれが調子良ければ
事業の調子は良いよね」というのを見るために活用するのが基本だと思います。
で、いろいろな人が言ってますが、指標はトレンドで判断するのも基本。
特定期間繰り返しウォッチして、指標が変化してれば要因分析をして
施策を実行するということになります。
例えば。
私の事業では営業活動のKPIを決めました。
で、毎日施策を打っていくわけですが、基本的には全ての評価はそのKPIを元に行いました。
「この施策はKPI にインパクトしたから続けた方がいいよね」
「これはやってみたけど結局KPI にインパクトしてないからやめた方がいいよね。」
という具合に。
「KPI にインパクトしない施策はダメな施策」というわけです。
もちろん、「いやいやKPI にインパクトしてないけどこういう良いこともあるじゃないですか」
という意見も分かります。
分かりますが、それに考慮すると結局判断に要する変数が増えすぎてしまいます。
あちらを立てればこちらが立たずの入り口です。
それが起こると業務の効率化が進まず結局のところ「やることは増えているのに売上は
全然変わらない」部署を作る遠因になると思います。
明らかに「KPI にインパクトしてないけど良いこと」が大幅に増えている場合、
それはKPI が間違っているので設定し直すべきです。
ま、言いたいこととしては、
- KPI はその文字通り(Key Performance Indicater)簡潔に活動の健康状態を把握するのに使う
- トレンドで判断するのが基本なので、特定期間繰り返しウォッチする
- 施策の評価はKPI のみを元にする
- しっくりこなくなってきたらKPI そのものの設定をもう一度する
という感じですか。
KPI とだけ叫んでも意味がありませんので、指標の活用をちゃんとしましょうね、
という話でした。
[追記]
指標の設定、活用という文脈では『1ページ・マネジャー』が非常に参考になります。
「すぐれた成果は明確な目標設定からはじめる」という名言から始まる良い本です。

by ccgd
体温計の偉大さ というエントリーでも書きましたが、指標というのは基本的に
「環境というのはいろいろ複雑な要素があるんだけど、とりあえずこれが調子良ければ
事業の調子は良いよね」というのを見るために活用するのが基本だと思います。
で、いろいろな人が言ってますが、指標はトレンドで判断するのも基本。
特定期間繰り返しウォッチして、指標が変化してれば要因分析をして
施策を実行するということになります。
例えば。
私の事業では営業活動のKPIを決めました。
で、毎日施策を打っていくわけですが、基本的には全ての評価はそのKPIを元に行いました。
「この施策はKPI にインパクトしたから続けた方がいいよね」
「これはやってみたけど結局KPI にインパクトしてないからやめた方がいいよね。」
という具合に。
「KPI にインパクトしない施策はダメな施策」というわけです。
もちろん、「いやいやKPI にインパクトしてないけどこういう良いこともあるじゃないですか」
という意見も分かります。
分かりますが、それに考慮すると結局判断に要する変数が増えすぎてしまいます。
あちらを立てればこちらが立たずの入り口です。
それが起こると業務の効率化が進まず結局のところ「やることは増えているのに売上は
全然変わらない」部署を作る遠因になると思います。
明らかに「KPI にインパクトしてないけど良いこと」が大幅に増えている場合、
それはKPI が間違っているので設定し直すべきです。
ま、言いたいこととしては、
- KPI はその文字通り(Key Performance Indicater)簡潔に活動の健康状態を把握するのに使う
- トレンドで判断するのが基本なので、特定期間繰り返しウォッチする
- 施策の評価はKPI のみを元にする
- しっくりこなくなってきたらKPI そのものの設定をもう一度する
という感じですか。
KPI とだけ叫んでも意味がありませんので、指標の活用をちゃんとしましょうね、
という話でした。
[追記]
指標の設定、活用という文脈では『1ページ・マネジャー』が非常に参考になります。
「すぐれた成果は明確な目標設定からはじめる」という名言から始まる良い本です。
1ページ・マネジャー
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