アーユルヴェーダ、秋の過ごし方
インド伝統医学、アーユルヴェーダ では、私たちの体質は、ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)という3つのドーシャ(元素)で構成されています。ヴァータは乾燥、ピッタは熱、カパは油の性質です。ドーシャのバランスが取れていると健康ですが、これが崩れると病気になります。
寒い季節には気温が体内よりも低くなるため、体内にある消化の”火”は他の季節よりも激しく燃えようとします。激しく燃えるためには、濃厚な食べ物の摂取が必要です。
この時期に食事制限をすると身体が弱まり、冷たく乾燥した外気にさらされると体内のヴァータが増えます。ヴァータが増えすぎるとドーシャのバランスが崩れてしまうので、これを減らす工夫が必要です。
そのためには、暖かく栄養のある食べ物を食べましょう。たとえば、鍋料理、シチュー、パスタ、暖めた乳製品、ナッツなどが良いでしょう。ナツメ、干し葡萄、いちじくなどのドライフルーツにクリームやシナモンを付けても美味しいです。
ヴァータの働きを抑えるスパイスには、シナモン、ウイキョウ、アニスの実、ナツメグ、クミン、カルダモン、カンゾウ、クローブ、生姜、パセリ、バジルがあります。
生の食品、サラダ、乾燥食品、冷たい飲み物を避け、暖かい食べ物や飲み物を取り、できるだけ、コーヒー、紅茶、たばこなどの刺激物は控えましょう。
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