日光からこんにちわ。

我が家では、1月7日の朝は、七草粥を食べます。

松が明ける頃、

お正月でごちそうを食べたり、お持ちをたくさん食べて疲れた胃を休めるために、

七草粥を食べると聞いて育ちました。

 
  ※7日は松の内(一般的には1月1日~1月7日)の最後の日。
 
   お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、
 
   青菜の不足しがちな冬場の栄養補給し、

   無病息災を願って食べるのが七草粥とのこと

    
       


我が家の七草がゆは、ご飯を炊く時に、一緒に七草を入れていたので

炊けたごはんに、色が変わってしまっている七草が入っていたのですが、

おかゆが食べたい、きれいな緑色の七草のおかゆが食べたいと、

私が作るようになってからは、お粥に、湯通しし七草を刻んで入れています。

これと、梅干しと、たまり漬け(日光の漬物)などがあれば

お正月の松明けのごちそうです。

無病息災、家内安全を願って、朝から七草粥を食べる事ができるのは、

本当にありがたいことだと、毎年感謝を思い出させてくれる

また、亡くなった母や祖母を思い出す、思い出の行事食でもあります。

だから、日本の歳時記に合わせて、行事食を食べるっていうのは

大切な日本の文化であり、家族の中でも大切な、家族の思い出食です。


そういう、何か、原点に戻るというか、何か心があたたまるようなものを、

息子にも、物より思い出として残せたらいいなと思っています。
 

1月15日の小正月には、小豆粥を食べる風習があるところもあるようです。

小豆は、邪気を払うとされ、日本の風習の中でも

歳時記の行事ではよく登場する食べ物です。


春の七草とは・・・

●芹(せり)
……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進。

●薺(なずな)
……別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材だった。

●御形(ごぎょう)
……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果がある。

●?縷(はこべら)
……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなった。

●仏の座(ほとけのざ)
……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富。

●菘(すずな)
……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富。

●蘿蔔(すずしろ)
……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなる。月7日




ここからは、七草粥うんちく話

興味あれば、読んでみてください(^^)

 

1月7日は 人日の節句=五節句ひとつ=


人日とは "人の日"という意味で、

中国の前漢の時代に、

元日は鶏、  2日は狗(犬)、  3日は猪、

4日は羊、   5日は牛、  6日は馬、7日は人の日 として占い、

8日に穀を占って新年の運勢をみていたとのこと。


唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」

(7種類の若菜を入れた汁物)を食べて、

無病息災を願っていた。


 ※羹はあつもの、汁という意味で、

  官吏昇進を1月7日に決めたことから、

  1月7日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願った。



若菜を食べて、自然から新しい生命力をいただく風習が

日本へ伝来し、年のはじめに若菜を摘んで

食すことで、自然界から新しい生命力をいただく「若草摘み」という

日本古来の風習と結びついて「七草粥」となり、

平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになったと言われている。


その後、江戸時代に「人日の節句」(七草の節句)として

五節句のひとつとなったとのこと。