明日からお彼岸 彼岸花の球根、毒にするか薬にするか。。。 | Nipotowe (Sense of Journey)

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日光からこんばんわ。

今日は久しぶりの晴れ間でした。朝から洗濯機を3回、家族分の布団もまくらも干し、

気持ちのいい一日でした。午後は少し曇ってきちゃいましたが、それでも、

青空が見えて気持ちの良い。

シルバーウィークに入り、日光も電車が通常運行に戻って、今日は観光客の多い一日でした。

大雨から一週間、まだまだ被害の多い地域や、

元の生活に戻れていない場所もたくさんあります。

早く復旧し、安心して過ごせるようになりますように。


明日からお彼岸です。彼岸花の季節でもあります。

うちの周りでは見かけませんが、

近くの里山、田んぼのあるところでは、あぜ道にきれいに彼岸花が咲いています。

身近にあった花ではないため、私は大人になってから実際の花を見たのだと思います。

子供が小さい時に見たTVアニメの「ごんぎつね」に出てくるのですが、

その後初めて彼岸花を里山で見て、私の中の彼岸花は、なんだか切ない悲しい花です。



彼岸花には、根っこに毒があるので 動物は食べないから

花がちゃんと毎年咲くらしいという話を聞いたことがあり、私の中では

きれいな花だけど、毒をもっているあたりも怪しげな、妖しげなイメージの花です。


彼岸花の球根には有毒成分が入っていて、

球根一つに、ネズミだと1500匹の致死量に相当する毒を含んでいるらしく、

動物や虫から球根を守るため有毒成分を持つようになったとか。

そのため、ネズミやモグラから田んぼや農作物を守るため

あぜ道に多く植えられているとのこと。


また、お墓の近くに多いのは、

彼岸花の異臭や有毒性を利用して遺体を動物から守るためだったとか。



一方で、球根にはでんぷんも含まれていて、よく水にさらし、毒を抜くと食用にもなるので、

飢饉に備えて、田んぼのあぜ道に植えたという話もあります。

食用以外に薬にもなったようで、

陰と陽ではないけれど、

毒と薬、表裏一体で、使い方次第なところが、人の心次第とも言えそうで、

やっぱり、妖艶な花だと思ってしまう。。。



彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来するとのことですが、

他にも、

これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、という説もあるらしい(^^;)。

異名も多く、

死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、

剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、

はっかけばばあ等と呼ばれ、日本では不吉であると忌み嫌われることも多いようですが、

反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもあるようです。


花言葉は

「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」。

「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。


※別名の曼珠沙華

 =>法華経などの仏典に由来(仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」)


今日は、彼岸花のお話でした。