日光からこんにちわ。本日曇り空。今年も天の川は見られなさそうです。

今日は七夕。二十四節気では、小暑(しょうしょ)になります。

梅雨も終割りを迎え、暑くなってくる頃、暑中お見舞いを出し始めるころでもあります。

今日は、今回は織姫彦星の話以外の七夕の大話です。短冊は5色なのか・・・とか。




七夕は「たなばと」と呼ぶのが一般的ですが「しちせき」と読むこともあり、

五節句の一つでもあります。

五節句

人日(1月7日)、上巳(3月3日)、端午(5月5日)、七夕(7月7日)、重陽(9月9日)


●七夕の由来・・・

棚機(たなばた)説

日本の神事※で使用する着物を織る織り機の名前が「棚機(たなばた)」で、

「棚機(たなばた)」を使う事が出来るのは選ばれた乙女のみ。

そのときに選ばれた女性の事を「棚機女(たなばたつめ)」と呼び、

古くから「禊ぎ(みそぎ)」の時には、その乙女が

機屋(はたや)にこもり神様にお供えする着物をおっていたらしい。


※織物を神様の祭ってある棚に供え秋の収穫の豊作を願ったり

人々のけがれを払う為に行われていた神事です。

その後、仏教の伝来に伴い、この神事はお盆の準備として

七月七日に行われるようになっていったので、棚機(たなばたから

七夕(たなばた)と当て字になったらしい。


乞巧奠(きこうでん)という織物への願い説

中国の行事に乞巧奠(きこうでん)というものがあり、

琴座のベガと呼ばれる星が裁縫の仕事の星ということもあり、

古く中国では織女星にあやかって織物の上達などをお祈りする風習が生まれた。

今では7月7日は織物だけではなく芸事や書道などの上達をお祈りする日にも

なっているらしい。


●織姫と彦星の距離は・・・約140兆キロ

地球から見たらおりひめとひこぼしとされている星は、

天の川と呼ばれる星々をはさんでいるように見えますが、

距離にして約140兆キロ(@_@)!!らしい。

東京―ニューヨーク間が約11,000kmなので、この約129億倍(^^;)




●短冊は五色(赤・青・黄・白・黒)らしい。

短冊の色が、赤・青・黄・白・黒の五色なのは、

それぞれの色は「木・火・土・金・水」が割り当てられていて

中国から伝わってきた当初の「五行説」に由来しているらしい。


墨と同じ色の黒を紫色に代えて使っているのは、

宇宙の物の形の移り変わる様子をあらわしているらしい。


古くから伝わる「七夕」の話ですが、悠久の時を感じました(^^)。

そして、今、右往左往している自分を、歴史の一部、宇宙の一部においてみたら、

本当にちっぽけな存在と、あっという間の瞬くような時間でしかないのだなぁと

心がゆったりしてきました。


今日はこんなのんびりした自分で 過ごしていきたいと思います(^^)。


みなさんは、どんな七夕の夜を過ごしますか・

素敵な一夜を・・・。