〜ああ草津、思案なしブルース〜 | 美食忍者

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美食忍者のくらしの中から、食の情報や心にのこった出来事をシンプルにお伝えします。

ポイントバケーション リロの宿泊体験を終えて、お土産を買うために草津の中心地へ向かいます。


草津は、江戸時代、東海道と中山道の分岐点でしたが、その頃に流行った言葉に、「瀬田へ廻ろうか矢橋に下ろか 此処が思案のうばがもち」というのがあります。


広重、北斎の描いた浮世絵にも登場するなど、この「うばがもち」は当時の旅人や草津の人々にとって、欠くことのできない人気のスイーツだったようです。






店舗の外観は、如何にも餅や団子を売っていそうな和風の建物です。昔の雰囲気を残した設計になっているのでしょうね。



店内に入ると、銅板で覆われたおくどさんがあります。これで、餡子を煮たり、和菓子の生地を蒸したりしていたんでしょうね。


そして、陳列棚には、たくさんの和菓子が並んでいます。



その中でも、やはり目立っているのは、うばがもちですね。



お餅を餡子で包んだものですが、真ん中に白いお餅がちょろっと覗いています。


うばがもちを家庭用(6個入り300円×2)と、職場の土産用(18個入り1800円)に購入。




あとは、季節限定の朝包みマスカット大福(260円)と、月に2回の限定販売のみたらし団子(390円)も追加購入しました。


それぞれ、家に帰ってからいただきましたが、みたらし団子は、その日の朝に作ったもの、マスカット大福は、その日の朝に包んだものです。






生地も、餡も、マスカットも、それぞれ新鮮なので、食感はもとより、作り手の思いがダイレクトに伝わってきます。


メインのうばがもちは忍者始めて食べたのですが、これは昔の人の流行り言葉の中に織り込まれたり、有名な浮世絵に描かれたりする理由がよく分かります。



当時のものと現在のものにどれほどの違いがあるのかはよく分かりませんが、伝統を受け継いでいるであろう、その味は、これからもずっと守り続けて欲しいと強く感じるものでした。


職場のみんなからも、とても美味しかったというお言葉をいただきました。


是非、滋賀県草津を訪れた際には、「本家うばがもちや」さんにお立ち寄りください。


ご馳走様でした。(o^^o)/ にんにん