18年目の秘密・ニノ's heart5 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「だからメンバーとして好きだって言っ…」

「嘘だ!!」



怒ったように言ったと思ったら、全力で詰め寄られた

今度はぼんやりすることなくそれを躱す



頭突きもキスもされてたまるか



…って思ってたのに、本気を出したらしい大野さんは凄かった

少し前まで忍者をやってた名残なのか、音もなく二回飛んだのが見えて



ガシッ



呆気なく捕まった



そして羽交い締めからの顎クイッ…からの、キス



忍者怖ぇ…




「ずっと変わらずニノが好きだよ

待たせてごめんね

待っててくれてありがとう」



むちゅっ



だめ押しでもう一回、キスされた





これ以上はもうダメだと思った



カタカタン



ここに大野さんが現れてから、重い蓋が何度も何度も音を立てて揺れてる

捨てても捨てても心の底から湧き出るように気持ちが溢れてくる

見ない振りが出来なくなる



鮮やかな想い出に囲まれて、大野さんに触れられて、キス…なんかもされてしまって

それでもなんとしても諦めたくないのに、さっきからあの気持ちが外に出たい出たい出たいって…



「うるせーな!あんたに秘密なんか似合わねーんだよ!!」



大野さんの為にならないって分かってるのに、なんで抑えられないんだろう






「もう少しだけ話があるんだけど」



この気持ちと一緒に大野さん本人もここから追い出してしまおうと思ったけど

冷静に端的に指示されて、逆らうことが出来ない



こっちだって強い気持ちで押してるのに、それ以上の気持ちで押し返してくる



大野さんが怖い



嫌な予感が希望に変わりそうで怖い



そんな自分が

一番怖い





ラグの上、ソファを背もたれにして座らされた

抱えていた 膝 が 割 ら れ て 、なぜかその上に大野さんが座った



「ニノの好きとオイラの好きは同じだよ」

「キスしよっか」



このシチュエーションとこの台詞



わざとなのか偶然なのか…



二人の場所を入れ換えたら、まるで秘密が始まった日のようで

それを鮮明に覚えている心と身体が同じように 反 応 する



逃げないと…

逃がさないと…



早く離れないと後戻り出来なくなるって頭の中では危険だから回避しろって命令が絶え間無く出てるのに

勢いだけじゃない キス がどうしようもなく 気 持 ち よ く て

これを待ち望んでいたんだって

心と 身 体 が騒いでる



隠さないといけないのに…



捨てないといけないのにっ!

















つづく