※ＢＬ妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
大野さんがゆっくりと 腰 を 揺 ら し 始めた
「くっ…」
隔てるものは数枚の布だけ
声や感情は隠せても、そのカタチは隠せない
服 の 上 か ら 手 が 添 え ら れ て
服 の 中 に 手 が 入 っ て き て 直 接 触 ら れ て
ダメだ、やめろって訴えても無駄だった
腹 の 下 か ら 水 気 を 含 ん だ 音 が 響 い て く る
身 体 に 力 が 入 ら な い のに、 腰 だけは 揺 れ て し ま う
…なんで
来ないで、来ちゃダメだってば
「違うよ、ニノがこっちに来るんだよ、無 理 矢 理 連 れ 去 ら れ る の 」
「やっ…あっ…」
イ イ ところを 擦 ら れ て 、視界がぼやけた
「あﾞっ…んっ」
先 か ら 掻 き 出 さ れ て 、 腰 が 反 る
「ニノ、こっちにおいで」
優しい手と、優しい言葉
無理矢理とか言ってるけど、全然無理矢理なんかじゃない
優しいあなたはそんなこと出来ない
…教えてやるよ
「無理矢理っていうのはなぁ！こーゆーことを言うんだよっ！」
「あっ…だめっ…あっ…やっ…ああぅんんっ」
だから嫌だったんだ
イ イ と こ ろ も 、 イ イ 声 も 、 全部覚えてる
触 っ て 思い知る
知りたくなかったのに
思い出したくなかったのに
こっちになんか来て欲しくなかったのに
また間違いを繰り返してしまう…
「ふざけてんのはニノだろ！」
泣きそうになりながら訴えられた言葉は大野さんらしからぬ正論で
自分の考えを全否定されているのになぜか心地よくて
馬鹿だったのは俺だったのか…と、素直に思った
この人の前ではなにも隠せない
そんな心がストンと落ちてくる
…困ったね
「これは…泣いてんじゃねーからなっ」
一生懸命に涙を堪えてるのも、きっと俺の為で
その涙を鼻水に変えたのも、おそらく俺の為で…
「…ぷっ
…ぷふっ」
…それにしたって
「にﾞぼ？」
「ひーっはっはっはっはっ」
ブッサイクだなーっ！
鼻の穴が鼻水で完全に埋まって苦しそうなのに全然気付いてないし！
「にぽっ」
嬉しそうな顔して身体起こしてきたけど、その勢いで鼻水吹き出てさらに酷いことになっちゃった！
あーダメだっ
笑いが止まんねーっ
かなり緊迫してたはずなのに、全てが吹き飛ばされてしまった
鼻水パワー
「…くははっ」
恐るべしっ
つづく