ぱーりぴーぽ・はじまり5と6 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。
























「なぜ私が…このような場所に居るのか…」

「優秀だからじゃない?」

「そんなわけないです…」



華奢でどことなく儚げで、見た目は完璧



「秘書課は厳しいところだよ、そこの課長が君を認めたんだから自信持ってよ」

「会社の損害にならぬよう努めますので、ご指導のほどよろしくお願いいたしますっ」



謙虚で、頭の回転も早い



「早速、今日のスケジュールからよろしく」

「はいっ」




出だしは完璧だよ、二宮君








「お疲れ様でした、次は…えっと、次は…」

「社に帰ってぇ、株主総会のぉ、今期からのぉ」

「あっ!そうです、すみませんっ

ジャニズ証券様との会合が15時から、その後は…」

「大株主のぉ」

「あっ…会食もあります、お店は、えっと…」

「銀座のぉ」

「そうでした!予約…してある、確認の電話…


あ!運転手さん、社へ戻ります、お願いしますっ」



こう見えてもね、忙しいからさ

慣れるまでは大変だよね



「大丈夫?」

「すみませんっ」

「課長がすぐにフォローしてくれるから、無理そうだったら頼ってね」

「はいっ すみませんっ それでは失礼して、電話を一本入れさせていただきますっ

…もしもし二宮です、お疲れ様です


ただ今社に戻るところで…はい、その確認を…」



















頑張り屋さんだなぁ~



目がほんのり赤いから、あんまり寝れてないっぽいのに

そんな素振り一切見せないし



真面目で一生懸命で清々しい




「…はい


はい、ありがとうございましたっ」

「大丈夫そう?」

「…俺が確認すべきことが全て終わってました」

「おぉ~さすがフォロー完璧だぁ」

「不甲斐なくて申し訳ないです…」

「初めのうちは仕方ないよ」



自分を過剰に評価することなく、出来ないことを認めて受け入れる素直さ



我ながらナイス人選だ~!






「本日もお疲れ様でしたっ」

「夜ご飯、いつもどうしてるの?」

「最近はコンビニですね」

「これから友達と飲むんだけど、一緒に行く?」

「え?!そんな!俺なんかがお邪魔出来ません!」



少しも調子に乗らないし


ズカズカと土足で上がり込んで来ないのもかなりイイ




「ふ~んふふ~ん♪ふ~んふふ~ん♪」



あれ?あははっ 鼻歌だ


最近、会社に来るのが楽しみなんだよね



…なんでだろ?








それからしばらくして…



「あっ…」



固まった彼を初めて見た



「ご参考になればと思いまして、前期の数値をご用意いたしました

今期の目標値は、私から説明させていただきます」



最新の数字が出たのは、一昨日だったかな?



出力して準備してたのを見かけたから


持ってくるのをうっかり間違えちゃったのかもね
















つづく