ハロウィンだからねっ・上 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「大野さん」


「ん?」


「お菓子くれないとイタズラしちゃうぞ」



これは、あれだよね?


最近流行ってるハロウィンとかってやつだよね…?



「お菓子持ってる?」



耳付けて猫になってみたり、角付けて悪魔になってみたり


オイラの印象だとみんな可愛い仮装してるイメージなんだけど…



「持ってないの?」



服、普通


テンション、極めて普通


オイラはどんなリアクションしたら正解なんだろう…




「お菓子くれないからイタズラします」


「え…う、うん」



ニノの悪戯チョー怖いっ



「えいっ」


「……はい?」



かなりビクビクしながら見てたんだけど、ニノは掛け声をかけたきりなにもしてこない



「…えっと」



一歩近付いたその瞬間




すぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽーーーーーん




足元に散らばった何かたくさんのモノ



「…え?え?!なになになにーー?!」



ニノが…ニノが…1、2、3、4、5、6、7、8…あーダメだっ


数えきれないくらいたくさん居る!!



「おーのさんっ」

「おーのさーんっ」

「イタズラしちゃうぞっ」

「俺もイタズラしちゃうぞーっ」



しかもみんなちっちゃいし!!



「お菓子くれないからだぞっ」

「そーだぞっ」

「おーのさん遊んで~」

「俺も遊ぶ~」



足にわらわら~っとニノ達が集まって来て、一斉に登り始めた



「ちょっ!ちょっと待って!あっ!わっ!ちょっ…っ!!」



バランスを崩してドシンと尻もちをつく



「いたた…」


「うえーん」

「いたぁーいっ」

「おーのさんに乱暴されたぁー」

「うぇ~んうぇ~ん」



一緒に肘も床に打ち付けて鈍痛に眉を寄せると、たくさんの泣き声が聴こえてきた


はっ!として腕を上げてみると、肘をついたところに居たであろうニノ達がぺしゃんこになって泣いてた



「ぎゃーー!!ごめんね!ごめんね!大丈夫っ?!」


「大丈夫じゃないもん!」

「痛いもんっ」

「うえ~ん」

「おーのさんのバカっ」



平べったくなってしまったニノ達に泣きながら抗議された



「本当にごめんね!どうしたら痛くなくなるかなっ?!」



どっかから空気でも入れたら元のまるっとしたニノに戻るのかな?!



「キスしてくれたら痛くなくなる~」

「俺もキスする~」

「俺も~」

「おーのさんとキスする~」



…キス?


それで大丈夫になるならどんどんするけど…



「わーい!俺もキスする~」

「俺はこっちにキスする~」

「俺はこっち~」

「俺はおーのさんのここにキスするんだ~」



まずは泣いてる子からと思ってたら、足から登ってきたニノ達がところ構わずキスし始めてた



「ちょ!わー!服ん中入っちゃダメだよっ」


「一番にキスしま~す♪」

「俺も一番だーいっ」

「おーのさんずるいぞー!俺にもキスしてよぉ」

「俺もする~」


「んっ…んんっ…ニノが…いっぱい…」



唇に何回もふにふにした感触が来て、ちょっとだけぽ~っとしてたら


身体のいたるところからちゅっちゅと音が聴こえてきた

















つづく