ミステイク・2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「えっと…今、ですか?」

「今したい、今すぐ和也とちゅーしたい

和也は俺にちゅーされるの嫌?」

「も、もちろん、いいですけど…」



急にどうしちゃったのかと訳を考える間もなく



「…和也…」



もう一度甘く呼ばれてから、あっま~いキスをされた






「ん…はぁ…」



唇が離れる



ゆっくりと瞼を上げると、鼻が触れる距離に大野さんの顔があって


さっきまでキラキラ輝いてた目は、いつもののんびりとした色に戻っていた



「……あれ?」



そして、二人のこの距離感に、不思議そうな顔をしてた




俺は余韻を飲み込んで、一度大きく息をしてから



「…大野さん?大丈夫?」



出来るだけ冷静に聞いてみた




「いや…なんか急に、ごめん」

「いえいえ、全然」

「なんだろ…今なんか…ニノが劇的に可愛く見えた」

「…へ…へぇ?」

「そんでこの口がさ、堪らなく美味しそうでさ…なんでだろ?」



親指で下唇をなぞられて、背中がそわそわっとした



「えっと…俺は嬉しかったので、気にしないで大丈夫です」

「そっか…うん、でも次からは気ぃ付けるわ」

「まぁ、はい、それも微妙ですけど」




自分の行動に困惑気味な大野さんと、いつになく積極的な大野さんに困惑気味な俺



…さっきのはなんだったんだろ?



流れてるテレビ番組を見るでもなく、この不思議な空気に二人で頭を捻らせた





「そうだ、なんだっけ、ニノになんか聞かれてたんだよね」

「あぁ、そうそう」



食器を片付け終わって、年末年始のスケジュールの話をしてたんだった



「地方とか行かないのに、移動が大変だったりするなぁって」

「道が混むんだよな」

「そうそう」



生の歌番組とかドームのライブ、それぞれのリハ含めて近場の移動なのに、なかなか辿り着けなかったりする



「年末に遊びたいですか?」

「結局どこも混んでそうだから年始のほうが遊びたいかも」

「あ~分かる、年始のほうがさ、都心に人居ないですよね」



とか言っても、年始までライブあるからやっぱり遊べないか



「…和也」



今回のお正月は分裂型かもね…って、え?



「和也、こっち向いて?」

「わ…ちょっ…」



ものすっごい間近で声が聞こえたと思ったら


両手が髪に差し込まれて、のしっと体重が乗せられた



数秒前までのんびりまったりな不思議だったのに



「和也は…なんでこんなに可愛いの?」



また目がキラキラしてるっ?!



「ちゅーしたい、和也のこの唇を味わいたい」

「大野さんっ またアレになってますよっ?!」

「和也は俺にちゅーされるの嫌なの?

俺はこんなに好きなのに、和也は俺のこと好きじゃないの?」



密着する体温と、キラキラうるうるな瞳

そんなので迫られたら誰だって落ちるんじゃないかな…



「和…和也…」



甘い声で呼びながら、ジーっと見つめてるのは

俺の答えを待ってるの?



「俺も…す…好きです」



普段はあんまり口にしないから、自分でも顔が赤くなってるのが分かる



「大野さんとキス…したいです」

「和也…和也…嬉しい…」



ほんとにパーッと輝くような笑顔になって

それがゆっくり近付いてきて

たくさんのキスをした

















つづく