二人に名前があるとしたら・11 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「いってきまーすっ」



20分経ってから起こしたら、すっきりした顔してた


それはよかったんだけど、まだ朝と言うには早すぎる時間に仕事へ行くニノ



俺がしてやれること、もっとないかなぁ



「ニノっ」


「はいっ?」


「今日は?遅い?」

「今日?は…多分、遅くならないと思う」

「帰るとき連絡して」

「連絡…って?」

「待ってるから、お前を抱きしめる為に」

「え?うん、連絡…うん?えっ?う…え゙っ?!」

「連絡、しろよな」

「はっ…はいっ!

…ふへっ…ふへへへっ」

「笑ってないで早よ行け」

「はーいっ」



パタン



玄関が閉まって、ふー!っと息を吐いた



…なんつー顔して笑うんだよ


今送り出したばっかなのに、もう抱きしめてやりたくなるじゃねーか



「ふあ~ぁ…今日もいっぱい昼寝しとこ」



でっかいあくびをして、部屋に戻った







ブッブーブッブー



「おっ、きたきた」



その日の夜

携帯に「今から帰ります」コールが届いた



今どこに居るのか、交通手段はなんなのか


この「今から帰ります」からは全く分からないし、それを知っても逆算なんか出来ないけど


ニノのことだから、遅すぎず早すぎずな時間を狙って知らせてくれてると思うんだよな



「ってことは…30分後か?」



簡単な飯を作って、お出迎えハグをするために玄関で待機した






「おかえり」

「ぅわあ!」



ドアが開いた瞬間に声を掛けたら、膝から崩れ落ちる勢いで驚かれた



今から帰るコールしといて、この出迎えが予想外


ってことは、あんまり期待されてなかったのか



ふ~ん


だったらガツンとかましてやろう



次からは俺が出迎えないと寂しくなるくらいに




「ほら」

「え、あの…」

「ほら、来い」

「えっと…」

「来いって、ぎゅーだよ、ぎゅー」

「うぅ…」

「なんだよ、照れてんのか?」

「……ぅ…うん」



あんだけ好き好き言って、勝手にベッドにまで入り込んで来てたくせに

今さら照れるとかなんだお前は



両腕広げて待ってるこっちのほうが照れるわ!



「さっさと来い!」

「わあっ」



もじもじしてる身体を引き寄せて、胸へ抱き留めた

















つづく