二度目の訪問・12 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















ホームまで見送るねと言ってくれた大野さんと並んで、新幹線を待つ



「…帰りたくないなぁ」

「…帰したくないなぁ」



同時に呟いた言葉に、二人で顔を見合わせた



「俺達、遠距離恋愛って向いてないですね」

「うん、向いてない」

「愛が育ち過ぎて困りますもんね」

「うん、ほんと困る」

「…ふふっ」

「ふふふっ」



またしばらく会えないけど、この瞬間を一緒に笑い合えてすっごく嬉しい



あ、そうだ

あのこと、もう一回ちゃんと聞いておかないと!



「俺、本当に迷惑かけませんでした?」

「さっきも言ったけど、ただただニノが可愛かっただけで迷惑なんて一つも無かったよ」



でも、目が覚めた時の大野さんはどこか追い詰められた顔をしてた

その後も、意識が飛びそうになると、切ない顔で俺を呼んでた


勝手に来て、勝手に寝ちゃったから、一晩中一人で待たせちゃったんだよね…?



「…ごめんなさい」

「次はしてもいい?」

「…え?」

「そんなに気に病むなら、次は寝てても 犯 すよ

寝てるニノは脱力してるから、 ヤ リ やすいように 手 足 を 縛 って、 前 も 後 ろ も 弄 く り 回 して、 枯 れるまで出させて、それでも 突 き 続 け る、それでいい?」


「それは…」


「ニノ、いい?」



冗談や勢いじゃなくて、真剣に言われた



大野さんにならどんなことをされても嬉しい

だけど…



「出来れば…一緒がいいです

大野さんをちゃんと見て、俺のことも…ちゃんと見てもらって、そうやって抱き合いたいです」

「俺も待ちたいから待ったんだ

だから、寝てるのが迷惑とかそんなこと無いし、謝ったりとか、そういうのもうやめてね?」

「…はい」



こういうところが駄目なところかなぁ


大野さんが嫌な気分で側に居てくれたなんて思ってないけど、迷惑とか無理させちゃったとかすぐに一人でうじうじ考えちゃう


俺はもっと自信を持って甘えたらいいのかもしれない



「智布団のお蔭で本当にぐっすり眠れました


ありがとうございました」


「お礼も要らないよ?


ニノを抱きしめてるだけでもすごく…嬉しくて、起きるまでたくさん想ってすごく…楽しい時間だったから」

「…その微妙な間はなんですか?」

「え?」



嬉しくてと楽しかったの前に、言葉を飲む間があった



「それ、嘘…ですね?」

「なんで?楽しかったよ?!」

「嘘だ! 悶 々 してたんだ!」

「 悶 々 したけど!それが楽しかったの!」

「もー…やっぱり無理させたんじゃん…」

「だからぁ、我慢したくてしたんだからいいのっ」

「でもやっぱり…」

「ニノが寝てる時だって愛し合ってたから

ずっと俺を探してたし、ずっと俺を 求 めてたし、俺との楽しい夢見てたんでしょ?」



確かにずーっと幸せな気分だったけど…



「意識が覚醒してなくたって俺の 胸 を 吸 うように口をむにむにさせて、 足 も 腰 も すりすり 擦 り 付 けて、無防備で可愛くてそれからもぞもぞ動い…」

「わかっ…分かりました、もう分かりましたから!」



無意識の時の 痴 態 を改めて聞くのが恥ずかしくて、慌てて止めた



「 悶 々 も楽しかったのが伝わった?」

「痛いほどに…伝わりました…」

「んふふっ よかった」



大野さんはどんな時でも俺を待っててくれる


それが泣きたいくらいに嬉しい



俺も、いつか必ず、大野さんを待てる男になろう

















つづく