二度目の訪問・2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「ごめん、ちょっと」



席を立つと「いやだー!行かないでぇー!」全力で叫ばれた



「お前うるせーっ」

「どうぞ、こいつは黙らせとくんで」

「うん、ありがと」




携帯の画面を確認しながら店の外へ出る



ニノからのメッセージが一件



-もうすぐ着きます-



着くって…どこに?駅?空港?




「迎え、に、行く、から…」



文字を打っている途中



「大野さん」



背中から、愛しい声が聞こえた



絶対に聞き間違えない声

でも、まさか…



ドキドキしながら振り向くと「来ちゃった」と笑ってるニノが居た






「おぉ~!ほんぶちょーがぶちょーだった時の部下さんですかぁ~」

「こちらには出張で?」

「はい、H支社からの戻りです

早く済ませることが出来たのでご挨拶だけでもと思って寄らせていただきました」

「部長時代はどんな方でしたか?」

「驚愕するほど仕事が出来る人でした」

「おぉー!」

「大きな案件は全てを大野さんを通っていたと思います」

「かっけー!さすが我らが本部長代理!」

「こちらではどんな?」

「全然変わらないですっ」

「でも、すっごく優しいんですよね」

「そう!そのギャップがもう詐欺の領域で!」

「詐欺!分かる~!」

「あはははっ」



あっという間に打ち解けて、みんなと盛り上がっているニノ


隣にニノが居ることが夢のようで、ぼんやりしてる俺


「ニノ」

「はい?」

「言ってくれれば俺が迎え…」

「あれ?二宮さんはニノさんって呼ばれてるんですか?」

「そうですね、もはやニノとしか呼ばれてないかも」

「ってことは本社って意外とフランクなかんじ?」

「外から見るよりオープンで実力主義だと思います」

「そっかぁ~だから本部長代理も」

「一足飛びに駆け上がって」

「ちょっぴり疎まれたり?」

「しちゃったでしょうねぇ」

「あはははっ」



駄目だ、このままだとニノと話す隙が全く無い




「みんなごめん、ここで帰るね

ニノ、弾丸出張でしょ?身体休めないと」

「え?大丈夫ですよ?」



ニノが大丈夫でも、俺が大丈夫じゃないの!



「すぐに無理するのは俺が本社に居たときから変わってないでしょ


ほら、立って」



二人分のジャケットと鞄を持つ



「あれ~?ほんぶちょーも帰っちゃうんですかぁ?」

「不慣れな土地に放り出すわけにはね」

「優しい!」

「やっさし~!」

「やっさすぃ~!」



意味不明な優しいコールを背中に受けながら店員さんを呼ぶ



後の支払いを俺のツケにしてもらうよう手配して、店を出た

















つづく




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