AU・2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「お疲れ様です」

「疲れてねーよ」

「仕事終わりの方へ向けた定型の社交辞令です」

「めんどくせぇこと言うな」



荒れてますね

上等です




ドカッとソファに座って、手足をだら~んと自由にさせてる



「明日は撮影の前にリハですね」



テーブルに酒を用意して、梅とキュウリを隣に置く



「調子はいかがですか?」

「絶好調だよっ」



言い方が投げやり

言葉を短くしたがるということは…



「声が少し…掠れてません?」



酒を落とす為に上下した喉に触れる



「台詞たくさんありますもんね…

主役は大変ですね?」



指を喉の骨から肩に続く骨へ移動させる



「変顔たくさんするから顔の筋肉もたくさん使うし


笑ったり泣いたりもたくさんするから、心もたくさん使うし…

恋するって大変だ」



右手を足して、ボタンを外す



「明日は踊ります、歌も…歌います


アイドルのあなたも大変です」

「…ん」



胸の骨に指を滑らせると、顎がピクッと動いた



「ワタシに…癒されてくれますか?」

「…出来るもんならな」



睨むような目付きに背中がゾクリとする



こんなことがなければ、俺のところへ来たりしない

俺の前で荒れたりしない

こんな目で、俺を見たりしない



だからこれは今だけの特権





「マッサージ、します」



上着から腕を抜く

仕事の出来る社長に相応しく、綺麗に引き締まった身体



「まずは、うつ伏せでお願いします」



テーブルを押して出来たスペースへ、ごろんと寝てくれた



細腰に跨がって、手のひらに緩く息を掛ける

冷えた手はストレス

体温よりも高めにしたほうが効きやすい




じんわりと手が温まったのを確認して、手のひらを背中に置く



肘を伸ばして、両腕に体重を乗せる



ゆっくりと後背筋に圧を掛けて

一度浮かせて、もう一度



押したらペチャンコになりそうな背中



「声が出にくい時は、身体が固くなってることが多いんです」



肩甲骨に添って、手首の付け根で押していく



背中に圧を掛けるってことは、肺に圧を掛けるってこと

押すと吐いて、浮かせると吸う



呼吸を深くすることで、より効くようになる

















つづく